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詰め替え作業と小さな争い、そして美味い魚(2024.03.26)

子供用のボディソープと私用のシャンプーのふたつの詰め替え用のやつをお風呂に持ち込んで、子供たちのいる目の前で詰め替え作業をしようとしたところ、争いが勃発した。

長女(4歳)が子供用のボディソープを、次男(3歳)が私のシャンプーの詰め替えをやりたいと言う。

子供たちはいつもあの詰め替え作業をやりたがるが、あの心境が全然分からない。あの作業のどこがそんなに魅力的に感じるのか、あれはあのくらいの年齢の子供にはありがちなものなのか、それともうちの子特有のものなのか。

それはともかく、この詰め替え作業を希望するのが下の子二人でとどまっていたら丸く収まったのに、8歳の長男までここに参戦してきたものだから話がややこしくなった。

長男は私のシャンプーの詰め替えのやつを奪い取って、遮二無二詰め替えをやろうとする。どこからその欲求というか、衝動が来るのかよくわからないが、目は真剣そのものだ。詰め替え用のやつを奪われた次男はびびってしまってかわいそう。私は仲良く詰め替えをやるように言ったが、長男はどうしても詰め替え作業をやりたいらしく、譲らない。

結局半ば強制的に公平に詰め替え作業をやらせてその場は収まったが、長男はすごく怒っている。なんだか虫の居所が悪いみたいだ。さては学校、もしくは通っている公文で何かあったんだなと思う。

長男は8歳だが、そういうふうに気分の浮き沈みがあるのを時々感じる。私たち親と一緒だ。すごくテンションが上がっている時があれば、むしゃくしゃしている時もある。

私は空気を読むとか波風立てないとかいう事を技術として身に着けているので、さわるもの皆傷つける勢いである長男をそっとしておいて、小さな嵐が過ぎ去るのを待った。

そうしたら単純なもので、夕飯に美味しい魚があって、それを美味しい美味しいと言って食べた長男はすっかり気分を持ち直して、夕飯後は「将棋をしようよ!」と私に持ち掛けてきた。生憎私は子供3人分の弁当を作らなければならなかったので、それは出来なかったが、長男はすぐに私の忙しさを理解して、自分対自分の将棋に打ち込んでいた。

美味しい魚というのは偉大だなと思った。

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