マジョリティと加害性

ウーロンハイ3杯目で目が冴えてきちゃったんで、多様性を考えてみる。

まず、私の属性をマイノリティ的に、悲観的に語ってみよう。

田舎育ち(限界集落住まいではないが、地元に中学校が1個しかない規模)
発達障害のASD持ち。
ついでに二次障害として解離性同一性障害と双極性障害。

親とはずーーっとうまくいかなかった。
私が生まれ持った特性もあると思う。本当にうまくいかなかった。

経済的には恵まれてるほうだと思う。

実家に残れるように奨学金を借りさせられたよ
一人暮らしがだいぶギリギリ。
福祉制度は必死に調べて使ってる。

もっとあるかな。

この属性にはマジョリティな部分とそうでない部分、逆に「恵まれている部分」が含まれてる。

恵まれてる部分をあげてみよう

「自分だけが辛い」という状況ではなく、学生時代「つらい」を共有できる友達がいた。

中学2年生の時に祖父が精神科に連れて行ってくれた。
親を除いてきょうだいや祖父母、叔母叔父は病気に理解がある。

大学進学し、もうすぐ卒業できる。
障害オープンにして働いてる。

私のストーリーからしたら、大学進学しか選択肢が与えられなかってしかたなしに進学したけど、そもそも大学進学できない人だっているわけで。
私も奨学金を借りてるけど、借金を背負うことを手放しに肯定するもんでもないじゃない。
だって私自身が死ぬほど悩んだし、死のうと思ってるし。

多感な10代の頃に「自分ばっかり…」とならなかったのは、本当に恵まれてると思う。変な特別感を覚えずに済んだ。
だから、1人酔い続ける人を見ると「いや、そんなこと言ってないで現実戻ってきて」と思ってしまう、暴力性もはらんでる。

多様性を考える時、そんな「自分のマジョリティな部分」、「恵まれている部分」を見つめていきたい。
自分が元々持ってる属性で得しても気づきにくい上に、続けていけば独りよがりな人間になってしまうからさ。

ただで人間は喧嘩が多いんだから、苦しんだ生を送っている人同士ぐらいは穏やかにいきまいよねぇ。

あなたも自分のマジョリティな部分が持つ加害性に気をつけて。ね。

私はそろそろ眠ります。


この記事が参加している募集

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?