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地方に「クリエイティブな仕事が無い」のではなく、普通の人には見えにくいだけ。なぜ“創る人たち”は移住するのか?

クリエイティブな仕事の聖地=東京(都会)

東京には色んなものがある。
情報も、人も、お金も、様々なものが日本中、世界中から集まっている。
食べログで星4以上の美味しいお店も、
SNSでいいねがいっぱい付くようなおしゃれなカフェも、
仕事の後に行けるいい感じの飲み屋も、
流行りのブランドの服やショップも、
面白い展示やイベントも、
地方にはまだ届いていないサービスも、
イケてるデザイナーズ賃貸のような住まいも、
憧れのかっこいいオフィスで働けるような仕事も、
東京にはある。全てある。


私たち山梨移住計画の運営メンバーは、WEB制作、ブランディング、など
クリエイティブ制作を生業とする者たちで構成されている。
東京と山梨を行き来して仕事をするメンバーも多いが、
この業界でも、地方と都会で大きな差がある。

需要と動くお金の大きさ、供給するクリエイターの数はさることながら、
様々な時代を先ゆく仕事の多くは、
東京で生まれ、東京で消費されていく。

それに比べると私たちが住む山梨には、都会にある色んなものが無い。
お店もサービスも限られている。Ubereatsも使えない。
制作業界においては、クライアントが希望する予算が都内の相場より1桁少ないなんてことはよくある話。
人も、お金も、需要も、都会に比べたら無いものだらけだ。
電車で一時間半離れたところにあるだけなのに、こんなにも色々なものが無い。

だけど、なんだろう。
山梨には都会にないものがめちゃくちゃある。

山に囲まれた美しい景色や立地、その風土から生まれた産業、
相手の顔の見える暮らしや仕事、そういうのが沢山ある。
また、空家、畑、森林、土地...手付かずの資源もある。

見方によっては何も無い街だけど、
何かを“創る人”にとっては、暮らしや仕事の「創造の種」がゴロゴロと転がってる。
誰かが創ったものを享受するより、自分の手で何かを創りたい。
そんな人は、きっとこの街が面白くてハマるはずだ。

お金が無ければ、どうやっていいものを作るかを考える。
情報が無ければ、自分達で探し考え想像したりする。
人がいなければ、いないなりの工夫をする。
無いなら無いなりに、そこにあるもので価値を生み出していく力が試される。

もしかしたらそういう意味で山梨は、
普通の人には見えないけれど、“創る人”にとって
「クリエイティブな仕事」があふれる宝庫なのかもしれない。

これからの時代、どこでどう生きるか?を考えたい。

昨年2020年、世界はガラリと変わってしまった。
新型コロナウィルスの感染拡大により、世界中の人々の生活は様々な変化を遂げた。

特に、テレワークを導入した企業がとても多く、
自宅で仕事する多くの人たちが気づいてしまったのではないだろうか?

「あれ?この働き方って都会に住んでなくてもできるな...」

これからの時代はそんなことに気づいた人たちが、
自分の人生における本当の豊かさを求めて、どこで、どんな風に暮らし生きるかを
考えていく時代がやってきたのかもしれない。

「移住」はもう、これまでの「移住」じゃない。

「仕事やこれまでのキャリアを全て捨てて、地方に移住」なんてのはもう古い。
これからは、自分が自分のままでやりたいことを続けながら
地方でよりクリエイティブな暮らしや仕事を見つけることができる
そんな時代なのだと思う。


山梨移住計画ができること

山梨は、東京と1時間半で行き来できるところにある。
山々に囲まれ、自然豊かで美しい景色がいたるところに広がっている。
だから、「移住」って言葉が少しでも浮かんでいる人にとっては
最高におすすめの場所だ。

山梨移住計画では、
私たちクリエイターの完全なる独断と偏見で、
山梨での暮らしや働き方の情報を発信していく。
ちょっと変な目線かもしれないけど、
きっと“創る人”たちには面白がってもらえるはずだと信じている。

私たちの目的は、移住者を増やすことじゃない。
まして県や市からお金をもらって宣伝しているわけでもない。

単純に伝えたいから伝えるのだ。
山梨の暮らしを、豊かさを、面白さを。

「知らないから移住できない」
そんな人の人生の一歩の役に立てたらと思う。

「どこで、どう生きるか?」を真剣に考えた時に、
もし少しでも山梨が浮かんだ人がいたら、
私たちの記事を少し読んでみてもらえたら嬉しい。

山梨移住計画 運営メンバー一同

記事公開時のメンバー [50音順]
小俣卓充/鈴木啓太/マービー/みっちぇ/宮川史織/山村翔平

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