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伍魚福の営業は「お客様繁盛係」〜「コトPOP提案」〜

1999年(平成11年)の多分1月ごろ、社長(父・現名誉会長)が宣言したことで、伍魚福の営業を、「お客様繁盛係」と呼ぶことになりました。

単に商品を納品して終わり、というのではなく、それが店頭で販売されて初めてお得意先に貢献できる。
そういう思いを込めて名刺にも「お客様繁盛係」と記載しています。

当時部長だった私は、お客様繁盛係部長、というのも変なので、1999年3月、組織名を「お客様繁盛推進部」として、今に至ります。

どうやったら、店頭でもっと貢献できるか。
棚割提案や、プライスカードの提供(現在は消費税表記が統一されていないため、提供はしていません)などを継続して行ってきていました。

2009年(平成21年)のある日、日本経営合理化協会のセミナーに参加し、マーケティングコンサルタントの松野恵介さん(ガイア)と出会いました。
それから1年半ほど、指導に来ていただき、「コトPOP」について学び、社内に「コトPOP研究所」をプロジェクトとして立ち上げて、今に至ります。

今回はそんな「コトPOP」の話です。

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そもそも「コト」ってなんでしょう。

「食べ物」という「モノ」を通じて、「満腹感」「癒し」「楽しさ」というような「コト」を得ている。

「サプリメント」という「モノ」から、「健康」という「コト」を。

「自動車」なら、「書籍」なら・・・。

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自動車においても、燃費、馬力、最高速度というような「スペック」よりも、「家族で楽しめる」、「運転する楽しさ」、「かっこよさ」などの「意味合い」=「コト」があるから、我々は買うのです。
つまり、我々が商品を通じて提供しているのは「モノではない」のです。

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お客様はなぜモノを買わないのか。
それは、「買う理由」がわからないからなのです。

安くても、いらないものは買わない。
高くても、必要なものは買う。
安くなければ売れない、というのは、売っているほうの思い込みです。

お客様に「値段以外の買う理由」を教えてあげよう。
買う理由をお伝えする道具の代表が「POP」なのです。

「POP」以外のチラシや、web site、会社案内など、すべてこの視点を持つことが必要です。

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モノが「売れない」とき、
どうしても「売れないのは値段が高いからだ」と思い、
「安くしよう」となりがちです。

実はそれは売っている側の思い込み。

「売れないのは価値を伝えてないからだ」ととらえ、
「価値の伝え方を工夫しよう」
と考えるべきなのです。

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ある調査によると、消費者の86.5%は、お店に来てから、店頭で何を買うかを決めるそうです。

お店の滞留時間と、消費する金額は、正比例しているそうです。

「買う理由」をきちんとお伝えしよう。
それがPOPの役割です。

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伍魚福は、神戸から全国のお得意先に商品を供給しています。
全国の良いお店とお取引をさせていただいてますので、全国の良い事例も聞こえてきます。

コトPOPの実例、書き方などを「コトPOP研究所レポート」という広報紙で年に4回発信したり、ご希望のお得意先には、コトPOPの書き方のセミナーを開催したりしております。

少しでもお店が繁盛するお手伝いがしたい。
伍魚福の「お客様繁盛係」の大事な仕事のひとつです。

ご興味のある方は、お気軽にお申し付けください。

最後までお読みいただきありがとうございました! 伍魚福の商品を見つけたら、是非手にとってみて下さい。社長のいうとおりになってないやないかーとか、使いづらいわー、とか率直なコメントをいただけるとうれしいです。 https://twitter.com/yamanaka_kan