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精進料理に目覚める3歩前 #3

いやー、自分でもびっくり。まさか3回目も書くことになるなんて。

紆余曲折、四苦八苦、試行錯誤、一進一退。

おー。。。このままじゃ自分の体に合う食事を見つける前に現状を言い表す四字熟語を見つけるのが得意になりそう。

さて。このnoteはワタクシがアトピーさんと体調不良さんから逃げ回るために食事を精進料理の方向に進めていくものである。あくまでも途中。なので、まだお肉も食べたいし、お腹を壊す原因のニンニクも食べたい、揚げ物も食べたい。。などなど数々の誘惑に立ち向かいながら進んでいるような進んでいないような状況を記している。

さてさて、前回のぽそぽそ大豆粉パンケーキからだいぶ時間が経った。

季節も進んでクーラーも要らない日が増えてきた。久米島では葉野菜の出来る時期にもなってきた。

最近の楽しみは専らおにぎり。知り合いからのおすそ分けで頂くからし菜など使いきれないので塩もみしておにぎり。弁当もこれ。塩もみした葉っぱの相棒をツナにするか、鮭にするか、じゃこにするか。。。おかかでもいいか。なんて。海苔の代わりにそのまま塩もみした葉で包めば経済的だしオシャレか、なんて毎晩考えている。

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沖縄だから葉野菜は冬がメイン。今はちょうど成長途中で間引きする時期なんだと思われる。先日は間引いた人参の葉を貰った。普段食べている人参の根っこの部分よりも栄養あるそうで、

”天ぷらにしたらいいよ。”

って言いながらご近所さんが持ってきてくれる。

人参の葉は独特な匂いがあるので今回は玉ねぎと人参とエリンギも一緒にかき揚げに。。。

でも。小麦粉ストップ中なので今回は大豆粉でチャレンジ!!

って張り切って食材をカットして、衣にする大豆粉にちょっと味付けて水を入れてグルグル。具材を混ぜて。。

揚げ始めたらボロボロぼろ。。。。(笑)

か、か、固まらない。。。。なんでえええええ。。。

よく考えたら前回に引き続き大豆粉。んー何かコツでもあるのか?毎回大豆粉に悩まされてる。。。

ここで救世主片栗粉登場!!祈る思いで少し足したら、あら不思議。綺麗に固まった!!

ここで得意のうっかり。かき揚げの写真を忘れてしまったので最終形態のかきあげ丼の写真を。。。(笑)

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天丼にしちゃったら大豆粉独特の匂いもそんなに気にならなかったので天ぷらとは相性がよさそう。大豆粉を使いこなすのはまだまだですなあ。因みに人参の葉の匂いもかき揚げなら気にならなくて食べ易い!!人参の葉まだレジ袋の半分残ってるけど、萎びる前に使い切らなければ。。。何かあの香りを楽しめる独特な調理法を見つけたいなー。


さて次の料理。肉なし生活の強い味方は。。。鮭!!

あれ?前回は豆腐だって言ってたのに今回は鮭?なんて質問が飛んできそうなので先に説明しておこう。普段なかなか見ることのないテレビをつけたら偶然、鮭の凄さを紹介していたのである。おおお?抗酸化作用がレモンの6000倍?そんな情報をゲットしたらもう。単純なワタクシはこうなる。食べるしかないでしょ。で。鮭三昧。

因みに。。。。料理に使っているのが大豆粉に、豆乳、これに豆腐もプラスしたら人生大豆すぎる、ってことにしてちょっと豆腐を休憩。


最近の食生活の物足りなさの原因として、今までメインを張っていたおかずが食卓に並び辛くなったことであるとするならば、お肉や小麦粉、牛乳を使ってメインとしていたおかずを代用レシピで埋めていくしかない。

大好きだった鶏の酸っぱ煮を鮭で代用。鮭の酸っぱ煮。

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米粉をつけて焼いて?揚げて?玉ねぎとコトコト。んー!!便利。美味しい。簡単だし。これまた作ろう!!


最近は涼しくなったので、なんちゃってシチューも鮭。ネットで見かけた豆乳と米粉でルーを作る。具はあるもので。鮭としめじと玉ねぎ。味付けはちょとルール違反してコンソメをポン。

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んー、何とか出来た。味は。。。。んー、ちょっと何か物足りない気がするけど。。。何が足りないのか分からん。。。再チャレンジの余地あり。



ここで話はまた野菜と言うか野草に飛ぶ。

栄養があるとお勧めされたら食べてみたくなる野草。先日、長命草よりも栄養があるとしておすすめしてもらったのが、アザミ。

あ、アザミ?あんなにトゲトゲしてるのにドコを食べると言うのだ。って考えだしたら余計気になる。

(最近は肉なし、小麦粉なし、アリシンを避ける料理を作ると言うよりは食べられそうな野草を食べたり、余すことなく野菜を食べきること、など違うところに楽しみを見出している気がする。。)

沖縄食材スペシャリスト検定の時にお世話になった沖縄の食材に詳しい食の風でおすすめしてもらったのだから余計に気になる。マグネシウム、カルシウム、ポリフェノール、食物繊維、その全てに於いて長命草に勝るというのだから食べてみるしかない。

気になったら即行動。

以前アザミを見たのはどこかのビーチだったのでビーチを探し回る。けれど、自力では見つけられず。。。地元のおばちゃんたちに聞いて再捜査。そしてビーチの端でついに発見!!

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花の時期じゃないから見つけにくかったのか。茎をフキのように食べると聞いていたのだが叶わず。でもそれ以外も食べられるらしいので収穫。

それにしても棘のイメージしかないアザミなので採るのも大変。イタイ、痛い、イタイ。ビーチの砂に生えているからするっと抜ける。棘に刺されながら収穫完了。

家に持ち帰って取り敢えず仕分け。ネットで調理法など調べてみたら普通に湯がいておひたし。でも、棘が刺さる可能性あり。みたいなリスクを伴う紹介が多い。んー。棘は嫌だな。って事で棘をカットして葉っぱと根っこに分けてみた。

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葉っぱ、可食部分が殆ど無くなる疑惑。因みに真ん中が棘を切る前の葉。

調理していこう。

葉っぱは湯がいてお浸し。根っこはきんぴらに。根はカットしていくそばからどんどん黒くなる。。。採りたては真っ白だったのに。調べたら灰汁はそんなにないって書いてあったけれど、さらした水を何度換えても茶色い水が出来上がる。。。まあ、一応水にさらしたし、先に進んじゃえ。

フライパンで炒めて、味付けして出来上がったのがこちら。

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黒い。。。

お浸しも。

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黒い。

やはり灰汁が強いらしい。次回はあく抜きして再チャレンジですなぁ。食べたら灰汁のわりに苦くはないけれど、ちょっと固い。きんぴらにした根の部分は繊維が凄い。。。間違えて木の枝でも噛んでますか、くらいのものもある。種類なのか時期なのか。

因みに味噌汁にもちょっと入れてみたけどこれが一番無難。

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どちらにせよ再チャレンジ決定だ。


更にもう一品。上江洲家の庭の山椒も運よく貰えたのでちりめん山椒を手作り。山椒を収穫するときから既に赤黒かったけど熟れすぎだったのか、種類なのか今まで食べた中で一番パンチが強い。

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目までチカチカしそうな程。眠気覚ましにちょうどいいレベル。口の中も刺激のお祭り騒ぎだ。はい、いい経験でした。


さてさて、今回はここまで。今回は珍しい食材調理みたいになってしまったなー。山椒は精進料理だと時代によって微妙な食材か。。。

そしてまだまだ。試行錯誤中。

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