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"人事の目的"について

人事の目的とは

もっちです。時々、思ったことを残していこうかなと思い、久しぶりに更新します。

現在、第二子の育休中で4月復帰予定ですが、同じく育休中でその前は別部署にいて人事部に仕事復帰するかもしれないというメンバーから「人事について教えてください」という相談を受けました。

育休でしばし離れていることもありますし、まっさらな状態の方に説明するために、人事という仕事ついて改めて考えていました。

私自身、新卒で入って全社人事で3年、その後営業等の現場を経て、事業部付の人事として9年ほど(途中産休育休含)携わらせていただいておりますが、”人事とはこうあるべき”みたいな言葉は色々なところでよく聞くけど、最近見かけたキュービックCEO世一さんのツイートが自分の中でとてもしっくりきたので備忘録がてら引用させていただきます。

経営目標を実現するための、人に関するプロでありたいなと改めて。

そのために、同じ船に乗る仲間は志を同じくできる、優秀な人を採用する必要がある。
会社が目指す未来に向けて、社員の能力を最大限引き出し、働きがいのある環境を生み出していく必要がある。
そのために人事は"経営と社員のコミュニケーションエンジン"でいないといけない。

私たちは、代表からは「オペレーション人事にはなるな」とよく言われますが、まさにこの社内受託みたいな状態って人事ではよくなりがちなんですよね。役員や現場から言われたことを、ただそのままやる人にとどまっていたら、"人事のプロ"ではなく、アシスタント的な役割になってしまいます。

(もちそんそうやって進めることが大事なときもありますし、最初からできるわけではないのでそこからスタートして訓練を重ねてレベルアップしていくというのはあると思いますが。)

だからこそ、市場や事業理解を役員と同じレベルでしていかないといけないし、対等に対話して、組織の目標達成のためにより良い方向へ舵をきらないといけない。経営に寄りすぎても現場に寄りすぎてもだめで、そのバランスをみつつ、最適解を提案していく。そして攻めだけではなく、同時に守る部分も多々あるので徹底的に守る。(それも組織目標を達成するために必要)


「社員がイキイキ働いていることがとてもやりがいなのです!」
「社員にありがとうと言われる人事になりたいです!」
こういう個々人の仕事におけるモチベーションはとても大事なので、このような考えを否定しているわけではありませんし、会社のことだけを考えよう!と言っているわけではありません。改めて人事という職種のプロとしての目的や原点をどこに置くかがというのが重要だなと感じたお話でした。


おまけ)最近読んだ本

人的資本は開示や経営・人事戦略の中でどのような目標や計画にしていくか?と考えがいきがちな中、組織づくりのキーとなる管理職が人的資本を意識し現代に合ったチーム経営をしていこうというリーダー以上に向けたマネジメント本でした。働く価値観が変化・多様化し、メンバーとのコミュニケーションも今まで通りやっていても通用しない。この変化を認識しながら上下に挟まれて大変な思いをする「資源」をやりくりする管理職ではなく「資本」から利益を生み出すファンクション、チーム経営責任者になろうという内容。


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