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塾に行く理由とその未来【本質から分析してみた】

こんにちは、Leoです。



最近は、塾って多いですよね。
あっち見ても、こっち見ても「塾」。



「塾産業」って結構ビックだなって感じます。



事実、需要がかなりあるから。
ぼくも、小学校の時と、中学校の3ヶ月間だけ通っていました。


ぶっちゃけ、学校に通ってると「塾」に行っている子供って沢山いますよね。
歩いている子供に「塾行ってる?」って聞くと、90%くらいの確率で「行ってるよ」って返ってきそう。
でも、「塾になんでいってるの?」「塾に何をしにいってるの?」と聞くと、大半は理由もわからず行かされてる状態でしょう。



では、親御さんに聞いてみましょう。



「あなたのお子さんを、塾に通わせていますか?」「どうして塾に通わせているんですか?」と聞くと、大半は「子供の成績が悪いから」「周りの子供も塾に通っているから、ウチの子も……」なんて返ってきそうですね。



モヤモヤ。(笑)



つまり、ぼくの意見ですが、「親」も「子供」も明確な動機理由が定まってないということです。


今回の内容は、下記のとおりです。

塾の本質
人間の欲望
現在の学校の構造
なぜ、行かせるのか
子供の未来

このような感じで話していきます。

では、始めます。

塾で得られるもの

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「塾」で得られるものは、下記のとおりです。


・成績アップ
・他人との競争力アップ
・先生からのアドバイス
・独自のテキストが買える
・正解が分かる
・ストレスが溜まる



こんな感じだと思います。

上記のように、行く目的がハッキリしているとメリットが多い気がします。

成績アップ

これは、いいですよね。


事実、成績が上がれば、いい学校にも進学ができますし、自信にも繋がります。みんなが成績アップを求めているはずです。


他人との競争力アップ

「塾」に入ると、場所によってはクラス分けがあります。



成績上位のみが入れるクラス
中位が入れるクラス
下位が入れるクラス



こんな感じで区分けされます。

事実、成績をアップさせて、上位のみしか入れないクラスに入れるように子供たちor親御さんたちはお金と時間を費やします。

先生からのアドバイス

これは塾のシステムによりけりですが、、、


個別の塾になれば先生が生徒1人に一名ついて指導してくれます。


お金は多くかかりますが、プライベート指導なので、クラス方式の塾よりもより細かい部分までしっかり指導してくれるメリットはあります。

独自のテキストが買える

塾ごとに、独自でテキストをつくり、試行錯誤された内容やレイアウトなのでしっかりしています。
ぼくも以前通っていた時に買った経験がありますが、内容は膨大で、まじめに全てやれば結果は出そうなものでした。

反復して記憶させるためには、非常に使えるものです。

正解が分かる

みんなが好きな「正解」を教えてくれる場所です。
「分かりませーん」っていえば、すぐ教えてくれます。



とりあえず、「正解」を求めて勉強する場所だなって感じました。



事実、「正解」が理解できると人間の8つの欲動も満たされるのでメリットはあります。

ストレスが溜まる



結論、いい感じにストレス溜まります(笑)



正直いうと、ぼくは勉強が好きな方で自主的に勉強するほうなのでそんなにストレスが溜まりませんでしたが。でも、周りの友達はストレス溜まってましたね。



なぜなら、常に「正解」を求め進み、挙げ句の果てに他者と比較して優劣をつけられるから。



ストレスって、ぶっちゃけ溜めないほうがいいと思います。

塾ってどうしていくんだろう?

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つまりは、「不安」と「エゴ」を満たす手段の一つです。



ぶっちゃけ、本質と目的を理解する必要があります。

「不安」は、人を動かす



人間は、8つの欲動に影響されて動かされます。



下記のとおりです。

・生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい。

・食べ物、飲み物を味わいたい。

・恐怖、痛み、危険から免れたい。

・性的に交わりたい。

・快適に暮らしたい。

・他人に勝り、世の中に後れをとりたくない。

・愛する人を気遣い、守りたい。

・社会的に認められたい。


上記のように、人間はこれらの欲動に影響されて動くのです。

では、「塾」の構造は、上記の欲動に当てはまる項目がいくつあるでしょう。


・生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい。

・恐怖、痛み、危険から免れたい。

・他人に勝り、世の中に後れをとりたくない。

・社会的に認められたい。



事実、かなりの欲動を動かしています。
未来の不安を、少しでも解決するためですよね。

「エゴ」は、厄介者



結構、「エゴ」って厄介です。



「エゴ」も実は、人間の欲動を動かしているのです。

まず、「エゴ」とは何か調べてみました。
下記のとおりです。


エゴ(エゴイズム)
英語表記: ego

自我、自尊心、利己主義、利己的主義な人、うぬぼれを表す言葉



では、利己的主義ってなんでしょう。
下記のとおりです。


利己的主義 

自己の利益を重視し、他者の利益を軽視、無視する考え方のこと



つまり、自己の利益を重視(親)し、他者の利益を軽視(子供)って感じです。ぼくは、自分の子供がいい学校やいい大学に進学するのを親が夢見て、「塾」にお金と時間をかけて行かせている気がします。



塾に行かせて、有名な学校に入って、有名な企業に就職させるのは、ただの親のエゴ。



これでは、子供の利益を軽視している結果ではないでしょうか。
非常に先が見えません。


結局は、勉強の本質と子供の理解を無視している状態です。


最終的に、行き着くところ

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「塾」にいけば、「正解」を求め「正解」が理解できると安心する。そして、成績をアップさせ、上に上がることで優越感が楽しめる。



こんな感じですかね。

しかし、優越感は、だれが楽しんでいるのでしょう。だれの利益でしょう。


ぼくは、これらの「本質」と、いい学校に行く目的、そして「正解」を求めた結果を考えないと乏しい結末になりそうな気がします。


そして、ぶっちゃけ上記のポイントを抑えている人は、少ないと思いますね。


しっかりと思考してる人が、少ないという話です。
周りの流れと一緒に流れているだけというか。

ぶっちゃけ、塾に行かなくても成績はあがる

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事実、「勉強」の楽しさと目的を(メインは教育側)理解してないから、「勉強」が嫌いだと思いこみ、ツマラナイと勘違いしてしまっています。




ぼくは、「勉強」をツマラナイと感じたことは過去にありませんし、
今でも自主的にやっています。



ぶっちゃけ、「勉強」って結構楽しいですよ。



ここでの問題は、学校の機能不足だと思います。

学校の現状を再確認する

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問題は、2つあります。
この問題が理解できれば、塾へ流入する理由が分かります。


こちらも一緒にご覧ください。↓↓↓

①テキストを読んで、時間を過ごしているだけ

つまり、「正解」を求めるために時間を過ごし、指導者側もコンテンツを読み上げているだけです。



ここでの問題は、思考力がつかないことです。



コンテンツの読み上げは、頭に入りませんし、残らないので永遠ループの時間の無駄遣いです。結果として、学校で得られるものが少ないので、塾に通ってカバーしなくてはならなくなります。

②指導者に、勉強の楽しさ・目的を説明できる人が少ない


指導者が「勉強する楽しさ・目的」を理解していないと子供たちに説明できません。結果として子供たちも「勉強楽しくない」「勉強ツマラナイ」となるので、成績もアップしません。



挙げ句の果てには、結果として成績が伸びないので、塾に通わせるようになります。

学校で過ごす時間を、もっと効率化させると、塾は要らない

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結論、学校でしっかりと勉強できれば、塾なんて必要ないです。
なぜなら、学校の内容を塾で繰り返しているから。


例を挙げると、こんな感じです。


ダメな例  :  学校で7〜8時間を過ごすが、吸収できた学びは、ほとんど0。 ▷▷▷  学校が終わり、塾で2〜3時間勉強に時間を費やす。

いい例  :  学校で7〜8時間を過ごし、最大限に吸収+理解 ▷▷▷ 塾に行く時間を、発展的な時間に費やす。



これが、もっとも良くないサイクルですよね。
つまり、学校が正しく機能していないことが重要なんです。

学校での効率化をアップさせる為には、指導者側の問題とシステムを変えていく必要があると思います。

未来にあるものは

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最後に、子供たちの未来を考えてみます。

①正解求め人間になる

塾は、「正解」を求める場所だと言いました。



四方八方見渡しても、「正解」を求める人ばかり。つまり、みんなで同じ方向で同じ正解を目指してもそこに「多様性」は生まれません。



実際、正解を求めることが目的ならば、インターネットや電卓を使えば、人間の処理能力よりもはるかに速いスピードで答えが出ます。


つまり、「正解」を勉強するために時間とお金を費やすリスクは、大きいということです。


もし「正解」を求める習慣が身についていた場合は、「正解」が求められなかったときにパニクっちゃいます。


それでは、結果、あまり実用的なスキルではありませんね。

②親の顔色を、すごく気にする人間になる

始めに、親の「エゴ」だと話しました。



つまり、塾に行かせて、有名な学校に入って、有名な企業に就職させるのは、ただの親のエゴなんです。
子供は、察知する能力が高いので、子供の可能性を失わせることに繋がります。


③見捨てられる

これって、正直かなり感じます。



つまり、学校を卒業すると、子供は見放されがちってことです。



子供のうちは、親や周りの欲動で育てていきますが、学校を卒業すると同時に見放されます。

ぶっちゃけ、


周りがつくりたいモノを作って、満足する

▷▷▷ 満足したくらいの時期に子供は卒業し、親元から離れる
▷▷▷ 子供はレールを歩いてきたので、どうしたらいいか分からない 
▷▷▷ でも、自分の力で生きていく



これでは、子供はかわいそうです。

まとめ

「あそこの子が〇〇って言ったから、私も〇〇にする。」「「周りがしてるのに、自分はしてないのは不安。」



このプロセスは、思考能力ゼロであり、やめた方がいいです。



そして、、、


進学して、“何をしたいか”“何をさせたいか”を明確にしないと「とりあえず」に成長はないし、目的意識のない過ごし方は横移動にしかならないので、ムダ。



塾を否定はしませんが、しっかりと目的とプロセスを組んだうえでの判断が必要だと思います。

対処療法はやめて、本質から見直すと、きっと適切な方法が見つかるはずです。



今回は、以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。


それでは。


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