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ちょっとした異文化の向こうに

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グローバルなエピソード集、文化の違いがもたらす面白い誤解、深刻な行き違い、そして有益な体験など。カジュアルに綴ります。
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2016年10月の記事一覧

ハーバード大学でちょっと考えたこと

ハーバード大学でちょっと考えたこと

私の友人のアンドリューとハーバード大學のi-labにいきました。

写真はそのときのものです。

ここは、インキュベーション、つまり新しいビジネスを考える学生が集まり、情報交換をしたり、リサーチをしたり、教授とブレーンストームをする場所です。語学教育の未来に向けて、新しいツールを作ろうと今考えています。

ところで、今回このミーティングに教授と共に集まった15名の人々のうち、13名がアメリカ人では

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カモメのように黙って座っていないで。お願い!

カモメのように黙って座っていないで。お願い!

ボストンに向かう機内。

昨日撮った写真に写った飛行機のように、今サンフランシスコの上空を飛行中。あいにく通路側でよく外はみることができないものの、昨夕空港の海辺にいたカモメは今日もこの飛行機をみているのかとふと考えました。

カモメ君の日常から私は飛び立って、旅を続けます。

それにしても飛行機は満席、ボストンまでの直行便がとれずにニューアーク経由という長旅です。

アメリカ経済の状況はまあまあ

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アメリカの友人とワイナリーで

アメリカの友人とワイナリーで

ペリーは、私のとても親しい友人です。彼は、アメリカでオンラインの英語検定試験 iTEPの事業を立ち上げ、成功しています。

ワイナリーに一緒にきて、今後のビジネスについて打ち合わせます。どこの国でもそうですが、インターナルナルな環境とドメスティックな環境を共にこなせる人が、本当の国際人です。ただ、海外のことを語るのではなく、自分の国のことを語り、そこにしっかりと根を持ちながら、世界とコミュニケーシ

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カリフォルニアの小さな町で

カリフォルニアの小さな町で

アメリカに来ています。ロサンゼルスとサンフランシスコの間の山の中にあるSolvangという町に仕事で滞在です。このあたりはワインが名産として知られています。デンマーク系の人々が入植した場所で、北欧の雰囲気の家々が並んでいます。こうしたところに来るといつも思うのが、日本の地方再生の方法と、こちらとの違いです。ワインと、ベッド・アンド・ブレックファースト、そして小綺麗な町にショッピングエリア。サイクリ

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強い表現、スラングに注意!ビジネスでの英語の語り

例えば、フィリピンの大統領は、ストレートにオバマ大統領を批判します。しかし、言葉の使い方が外交辞令や公の場での常識とは程遠く、下品なのです。

少なくとも、外交の場でGo to hell!「くたばっちまえ」などということはまずいです。

プーチンは、オバマとは全く違う政治的スタンスをもって、時には激しく相手を避難します。しかし、こうしたスラングは使わず、あくまでも公的な場での常識に則った表現をつか

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ドライな?アメリカ人 v.s. 気を使う。。日本人

次の会話は、シアトルに到着したばかりの日本人A氏と、彼を迎えにいくはずだったアメリカ人のB氏との会話です。会話は英語で行われていますが、ここでは敢えて日本語に翻訳して紹介します。

みなさんはどう思うでしょうか。

「もしもし」

「ああ、デビットさん」

「無事にシアトルに到着したようですね」

「はい」

「ところで、今日オフィスに来ていただく件ですが、残念ながら私が急用で迎えにいけなくなりま

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ちょっとした異文化

今日、バスをおりるときに気づいたのですが、日本では運転手さんが「ご乗車ありがとうございました」って声をかけますよね。多くの人は無言で下車。アメリカでは、運転手さんはお客の目をみてニコ。するとお客さんが「Thank you」と運転手さんに。

運転手さんがThank you という文化と、お客さんがThank you という文化の違い。きっと、欧米では、サービスをする側も受ける側も人間としては平等な

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