細胞の中の分子生物学 第1章 2
講談社・ブルーバックスの「細胞の中の分子生物学」を読みながらノートをとったり、まとめたり感想を書き留めたりしています。
遺伝。
学校ではメンデルのエンドウ豆の実験を習いました。算数の授業みたいで好きでした(数学好き)。
でもいまや遺伝学はとても進んで、ちょっと本を読んだくらいではわからなくなってしまいましたね。
癌などの治療には期待が寄せられますが、一方で遺伝子ベイビー(デザイナーベイビー?)や遺伝子組み換え作物など、倫理面や環境面で許されるのか。。などの課題もあります。
遺伝とは親の形質(生物が持つ性質)が子に伝わっていくこと。これはわかりやすいですね。私も父親似のところと母親似のところがいっぱいあります(外見も性格も)。
無生物も生物も基本的には同じ原子からできています。無生物になくて生物にあるのは「生体高分子」といわれる分子量が大きい化合物なんだそうです。
この「生体高分子が」私たち生物の細胞の中にたくさん含まれています。
この本では単細胞生物の大腸菌の構成が紹介されていますが、人の細胞でもあんまり変わらないんだそうです。
大腸菌と一緒。。。生物ってほんの少しの違いで、姿かたちや活動の仕方に大きく違いが出てくるんですね。
逆に、どんなに見た目は違っても、生物としての基本は同じだとも言えますね。私たち人間も大きなくくりでは他の生物とたいして変わらないんですよね。
細胞の70%は水で4%はイオンや分子量の小さい化合物、そして残りの26%が生体高分子です。
その内訳は
・たんぱく質ー15%:たんぱく質は20種類のアミノ酸の組み合わせでできています。
・糖ー2%:エネルギー源
・脂質ー2%:エネルギー貯蔵(中性脂肪)と生体膜の成分(リン脂質)
・RNAー6%
・DNAー1%
RNAとDNAは「核酸」と呼ばれます。
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