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ソーシャルコーディネーターという仕事を作ります

船橋市でタウン誌を16年に渡って作り続けてきました。
街の変化を取材し、理解し、把握し、記録してきた結果、街で起きているいわゆる「地域課題」と言われるもののほとんどが
「地域のつながりによって解決するのではないか?」
と考えるようになりました。

街の中に困りごとを解決できる事業者や市民がいるにもかかわらず…わざわざ広告を見たりインターネットで都内の事業者に連絡して解決してもらう…ってことありませんか?
僕がまいふな編集部を立ち上げて、地域の事を取材するようになって多くの人から
「やまちゃんだったら○○の人とか知っているでしょ?」
とか、
「××なことがあったときに誰に相談したらいいの?」
とか相談されるようになりました。
 
地域にはさまざまな市民活動があり、企業がいます。
それぞれがつながり、信頼を築き合って一緒に課題解決に臨んでいます。
船橋市が主催する「市民活動フェア」とか経営者の集まる「異業種交流会」とか…そういうものは軒並みつながりお互いの課題を解決する目的で開催されているのだと思います。
しかし、
市民と企業とか、
商店と学校、
商店と個人…というように同じ市内に住んでいて、同じ場所で食事したりしていても違うレイヤー(所属の階層)の人たちがつながることって少ないのですよね。
僕たちは地域の編集部ということで色んな層の人とつながることが多いです。だから、皆がそれぞれにつながりにくい所属の層の人ともつながれるのだと実感しています。
「行政」の人は部署で所管する企業なり団体の人とはつながりやすいですが縦割りです。
「経営者」は経営者とはつながりやすいですよね。
「会社員」は会社員同士のコミュニティでつながり、「学生」は学生同士で、「主婦」は主婦同士でつながります。
僕は、ローカル編集部の運営や立上げを通じてこうした市民間のつながり作りこそが「地域活性化」であり「地方創生」なのだと実感しました。
 


今回、「ソーシャルコーディネーター」という概念を作りました。
各地の行政では「街づくりコーディネーター」とか「地域づくりコーディネーター」という制度ボランティアを育成していますがそれらよりももう少し実践的なものを想定しています。
地域の中にある行政や学校、企業や市民団体、医療福祉など色んな所属・立場の人たちがつながりやすくするためのルール整備と仕組み作りをする仕事をイメージしています。

ただ、つなげるだけでは報酬の発生する「仕事」になりません。
僕が今まで船橋を中心にやってきたことがいい例かと思います。
船橋の人たちはみんな知っている事ですが、「やまちゃんはいい事やっているけど金がないよね」「やまちゃんは何やっているかわからないけどいつも忙しそう」などなど…

今後、「ソーシャルコーディネーター」を学問領域にするために講座を開催してテキストを作っていきます。
「法律」や「ルール」「既存の慣習・慣例」「習慣」「心理学」「行動経済学」などの要素を取り込み、僕が新卒の時に入った会社で習ってきた「フレームワーク」「経理」などの知識、2社目の会社で身に付けた「営業」「マーケティング」などの知識も盛り込み「街づくりの専門家」を育成します。
その人たちが年収500万円~1500万円以上とれる仕事になるまでを目標に学問として専門職の育成をします。

実はわれらがリーダー「松戸徹」市長は、最初に市長になったときから終始一貫して地域の人々がつながることの価値をインタビューで伝えてくれていたんです。

松戸徹・船橋市副市長当時のインタビュー
https://myfuna.net/archives/myfunanews/myfuna20091201131746
松戸徹・船橋市長誕生の際のインタビュー
https://myfuna.net/archives/myfunanews/myfuna20130901225237
松戸徹・船橋市長2期目当選の際のインタビュー
https://myfuna.net/archives/myfunanews/%e8%88%b9%e6%a9%8b%e3%82%92%e8%aa%9e%e3%82%8d%e3%81%86%ef%bc%81%e7%ac%ac104%e5%9b%9e%ef%bc%8f%e8%88%b9%e6%a9%8b%e5%b8%82%e9%95%b7-%e6%9d%be%e6%88%b8-%e5%be%b9-%e6%b0%8f
 
僕は、船橋の街に育ててもらいました。
ただただ、金儲けしたくって起業した29歳の若者を、船橋市の老舗企業のオーナーたちが後見人として見守り、僕の事を叱咤激励し、47歳のいままで育ててくれました。
まだまだ未熟なところはたくさんあるのは知っているけど…
 
でも、
そろそろ僕が地域に恩返しするターンがやってきました。
ぼくは、船橋の街から「ローカル編集部」運営と立ち上げ支援などの地域情報発信を通じて「地域活性化」と「地方創生」を軸にした「日本を再生する」ための事業で今年会社を大きく成長させていきます。
株式会社myふなばしを立ち上げたのは31歳の時。
その当時応援してくれていた方々の中には亡くなってしまった方もたくさんいらっしゃいます。
その方々の恩と、今も応援し続けてくれている方々の恩に報いるためにも「ちゃんと成長して儲かる会社」になり、今まで以上に地域に貢献できる会社と人間になります。

まいふな編集部・代表、市場カフェ・マスター
山﨑健太朗(やまけん)

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