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起業したいなら技術は7割でいい。むしろ、専門家を見極められる目を持った方が良い。

起業するために一生懸命に専門知識を身に着けている若い人を見かけます。「起業するために資格を見に付ける」「コンテストに入賞してから起業する」それも良いと思います。起業するのに本当にそんなものが必要なんでしょうか??

こんにちは。
船橋市場の中で小さなカフェを経営しながらタウン誌やネットニュースの編集をしている会社を経営しているやまけんです。

詳細は、こちらのほうから。(読んで、身近なおじさんなんだなと感じたら「スキ」してみてください。励みになります!)

上記のように身近な、どこにでもいる僕みたいな当たり前の人間が20歳の時の親友の死で人生を見つめ直すようになったのですが…その辺の細かい話はまた別の機会に(興味あったらコメントください。YouTubeとか記事でnoteとかブログに書いていきます)。

基本的に誰でも独立開業する事はできます。今だったら資本金0円でも会社作れるし、そもそも会社作らなくってもネットビジネスとかだったら起業できますからね。

今回書きたいのは、仕事の専門性を磨くという事は「人に使われる人」としてプロフェッショナルな成功を目指す道。経営者になりたいとか起業家を目指すのはゼネラリストに近いものだと認識してほしいのです。とはいっても、「広く浅く」いろんなことに興味があればいいって程度に思っていていいと思います。

大学・専門学校は何のためにいく?

皆さん、大学卒業されました?僕はプロフィールの方でも書いたのですが一応卒業しています。そのために受験勉強もそれなりにしました。でも、あまり活かされていないなぁとは感じています。

両親がかけてくれた経費に対して、大学という選択肢がお金を稼ぐためにどのくらい貢献してくれたのか?「費用対効果」で見たときには怪しいなぁと感じています。

人によるかもしれませんが、僕の場合は学歴とか関係のない仕事をやっているので特にそれを感じます。大学行くくらいだったらもっと早く起業しておけばよかったのかもなとも考えます。

わき道に逸れました…

大学・専門学校って何のために行くのか?
たぶん、「時間つぶし」が一番多いのではないかと思っています。

本当にやりたいことがあって、例えば…「医者」「弁護士」「会計士」「薬剤師」「建築士になりたい!」というように専門家として資格を取得するために法科大学とかロースクールに行く人いますよね。当然だと思います。

「この分野の研究をしたい」という方もいるかもです。そのためにこの分野の第一人者〇〇先生に師事したい」というのも良いかも。「プログラマーになりたい」と、基礎を学ぶために専門学校に入る方もいるかもですね。それもあるかなと思います。

それ以外だと、「まだ就職するのは早いから…」とか「みんなが行くから」とか。僕の場合は「部活をやりたかった」というのもありました。あとあるとしたら「遊びたい」って人とか…「自由な時間がほしい」とか「東京(都会)に行きたい」とかかな。

本来の大学とか専門学校は、「専門性を身に付けてより良い就職先を確保する」というのが目的ですよね。ほとんどの大学生は、就職先とか将来の仕事を「こうなりたい」と決めて大学(専門学校も)選びませんよね。

その「専門性を高めたい」というニーズに対して、就職先がリンクするならどんどん進学した方がいいと思います。何となくで時間を使うには、学費がもったいないなぁと思います。特に専門分野を決めていない、その分野で仕事したいってのがないのであればますます、もったいない。

後で書きますが、専門性を持ってその分野で成功したいというのだったら大学出て、大学院出てとか専門性を磨くのはとってもいいと思います。でも、僕のnoteでは起業家を目指す人向けに記事を書いているので、そういう人には大学進学が必ずしも向いているとは思えないのです。

起業に必要な知識(経営知識)とは

起業に必要な知識ってなにか?実はみんなに聞かれるのですが、世の中のことを広く浅く知っていることだったりします。

何が流行ってるのか?どんな人がいるのか?世の中の仕組みってどうなっているのか?そんなことに興味を持っている人が向いている気がします。僕は上場会社を作ったわけではないので、そういう大きな仕組みを作りたい方は有名な経営者の本とか読んでください。

地方で活躍する中小企業とか個人の起業を考えるんだったら、世の中のことを広く浅く当たり前に知っている。というのが一番です。起業家にとって必要な資質は、「好奇心がある」「あきらめない」「前向き」「健康」「柔軟」「人づきあいが好き」とか色々あります。何にしても今の社会では、「消費を決めるのは人」と、わかっているのですから周りで起きている事、環境の変化に敏感な人の方が新しい商品やサービスを生み出せると思います。

専門家の成功と起業家の成功

専門家としての成功ってどんなものだと思いますか?プロフェッショナルとしての知識を活かして収入を得て、究極はその分野でナンバーワンになる事だと思います。

突き詰めれば突き詰めるほど鋭くとがっていく鉛筆の芯とか、ピラミッドの頂上みたいにどんど上に上に登って行って最後の最後に頂点に立つ。そういう成功を目指していくのがプロフェッショナル。

弁護士でも会計士でも優秀な人には仕事が舞い込んできます。JリーガーでもBリーガーでもそうですよね?優秀な選手には、レギュラーの座が、そこでも目立つと日本代表、オリンピック…

僕は、そういう競争をするのには向かないなぁ…と実感するから起業家という道で自分の好きな分野の自分の好きな範囲で仕事をする道を選びました。

専門家は、専門性が高くて専門分野であれば聞いたことに何でも答えてくれる人で、「ルールをよく知っている人」でなければなりません。この「専門知識の低い専門家」に付き合わされてしまうと経営者は失速します。

 経営者側から見た専門家

つまり、経営者側から見たら、専門性の低い専門家は仕事のパートナーとして選ばないのです。常に自分を律して、専門性を高め、どんな状況になっても自分のビジネスを守ってくれる人に対してお金を払うのは厭わないですが、専門家なのに専門分野の知識を仕入れたり、ブラッシュアップしなくなるってくると付き合いたくなくない人になります。

つまり、余程その分野が好きで勉強し続けなければ使い捨てが効く人でもあるのです。雇われることだけを目的にして専門家の資格を取得しても経営者は幅広くたくさんの人と接するのでそのうちに気が付きます。「あっ、この人偽物だ」って。

つまり、僕たち中小企業であれ、経営者は専門家を本当にその仕事を天職と感じている専門家かどうかを見極めなければなりません。

 専門家側から見た経営者

専門家の人がその分野とか仕事とか業界とか大好きで関わっている、勉強している人であったら「どんどん質問して!知らないってのは恥ずかしいから」と知識を吸収し続けると思います。ですから相談されるのがうれしくてたまりませんよね。

「役に立つことでお金までくれる」という相手が経営者です。そうう出会いになったら、専門家と経営者は最高のパートナーシップを築けます。

でも…

勉強する事、変わる事が嫌いな専門家(偽物)の場合は最悪です。近くに新しい知識とか経験を持ち込んで変化を厭わない専門家(本物)がやって来た時に「あいつはダメだ」って自分の金づる(=経営者)に対して近づけない工夫を凝らします。

僕たちにとって必要なのは、ルール(法律とか医療であればウイルスとか)という専門知識を知っている人で今の社会とかこれからの社会にとって必要な知識や経験、アドバイスをくれる人です。しかし、未熟なままで安穏として研究や勉強を怠るような専門家は百害あって一利なし

 経営者はどうあるべきなのか?

経営者というのは、必ずしも専門家である必要はないと思います。ただ、「この分野で起業してみよう」と考えるものがあるんだったら最初の人件費を削減させるため(小さく生んで大きく育てる原則)自分である程度の事ができる必要があります。

それが、起業家になるんだったら7割くらいの知識で良いという裏付けです。僕自身、編集の仕事もカフェの仕事(コーヒーを淹れる)もキッチンカーの仕事も全部一通りできるけど、僕よりも上手な人が周りにたくさんいます。

逆に、ある程度の事が分かっているから「この分野で専門家になる必要がないな、あの人に相談したらいいもんね」ってなりますからね。

とわかってしまうので、専門家の本物度を測る物差しの方がよっぽど必要なのではないかと考えています。逆に、自分自身が専門家として勝負しようという分野に関しては、鉛筆の芯をとがらせなきゃいけないと思います。

それは、資格をもってやる事ではない場合が多くって、基本的には自分くらいしか興味をもたないニッチな分野だったりもします。

 経営者は好きな分野で専門性を磨く

このニッチな分野というのが想像つかないかも知れないので共有します。

例えば、カフェの経営。

カフェの経営者ってたくさんいます。コーヒーを淹れるカフェオーナーなのか、紅茶を淹れるカフェオーナーなのか、はたまた、チャイで勝負するのか??この中でも、旅行好きだったら、本場のチャイを飲んできて、それを再現する事とインドの知識が周辺の誰よりも豊富な「チャイカフェ」とかだったらオンリーワンになりますよね。

同じような人がいるんだったら、カフェの店内に衣装なのか、インドの方が集まる仕組みを作るのか…何にしても、チャイだけで勝負するのではなく、チャイ(専門性)×趣味(得意分野)で勝負するのがおすすめ。

※専門性×趣味(得意分野)に関しては以下を参照

先の専門家の定義でも書いたように、ほかにいない専門家というのは、人の記憶の中に「このことだったらあの人」とインプットされます。そのリストの一番最初にピックアップされるのが起業家としては接待に必要なのです。

「儲かりそうだから」って理由で大して好きでもない仕事で起業してしまうと大変です。本当に苦しい時に自分のやっている事で自分が満足していないと事業を放り出したくなってしまいます。

サラリーマンで会社を嫌いな人の多くは、〇〇株式会社に就職したのであって、仕事が好きなわけではないという場合が多いと思います。起業家が目指すのであれば、その仕事や作業、業界とかやっていること自体が「好きで好きでたまらない」という状態を目指すのがいいと思います。

それこそ、専門性(勉強する)×得意分野(趣味)だったら最強の掛け算になりますよね!まさにオンリーワン。

専門家とどう付き合うのか?

専門家は、基本的に自分の会社に雇用してはいけないと思います。会社の経営状況がよほど良くって、潤沢に資金があって、会社がどんどん成長していくのだったらいいと思います。そうでないなら専門家と呼ばれる人たちは友人なのか、顧問として契約する方が良いと思います。

詳しい話は、別の記事としてストーリィ踏まえて書きますね。

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