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心の引き算

心の引き算って聞いた事ありますか?

オリンピックなどで銀メダルを取った人よりも銅メダルを取った人の方が、幸福度が高いっていう話なのですが…

なぜ銀メダルより下の銅メダルが幸福度高いの?と思われると思いますが、銀メダルを獲得した人は金メダルの選手に負けた・・と思ってしまい、銅メダルを獲得した選手はメダルを獲得できた!という風に思うようです。

ここからは私なりの解釈なのですが、金メダルを狙う=1番を狙うというのはもちろん大事だと思います。しかし目標がそれだけになってしまうのはどうなのかと。金メダルを獲得した後に目標を失ってしまい燃え尽き症候群になってしまうかもしれないですし、頂点を取れなければ結果に対して悔しさしか残らない。更に自分にプレッシャーを掛けてしまう事になる・・・

銅メダルであろうともメダルが取れたのは周りの協力があったからこそと考える事が出来れば幸福度は高くなると。

今現在自分が置かれている環境を改めて振り返り、仕事・家族・恋人・友人・同僚の存在。そこに居るのが当たり前になって慣れてしまっていませんか?もしそれが無くなってしまったとしたら・・・と考えた事ってありますか?

会社で例えれば金メダルを取る=売上を上げる・シェアを上げるなどに当てはまると思いますが、そこだけを意識しすぎて働く人達の事を考えてこなかったのが昭和や平成の時代だったのではないか?と。

私自身も、創業当時は問題のあるスタッフやわがままを言うスタッフなどは構ってられないと切ってしまえばいいと、会社の体制や自分自身の行動を振り返るなんて事をしていなかったように思います。

しかし、今では何故そのスタッフはトラブルを起こしてしまったのか?わがままを言っていたのか?果たしてそれはただのわがままだったのか?自社の中でもっと改善出来る事はないのか?を考えるようになり、今頑張ってくれているスタッフ達に対してより良い環境や待遇で働いてもらうにはどうすればよいか?より良い環境が出来上がっていけばこれから増えてくるであろうスタッフ達も働き甲斐がもてれば必然的に売り上げも増えるはずと。

居るのが当たり前、あるのが当然と考えず常に万が一の事態も想定しておく。今回マスクやトイレットペーパーがなくなったというニュースをみて、ふとこの事が頭によぎったので書いてみました。


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