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ACのセルフケア

昨夜は旦那のささいな一言から
昔の嫌な出来事を思い出していた。

少し頭の中で考えて
「嫌なことを思い出した〜」
とわたしが言うと
「お父さんのこと?」
と旦那は勘が良かった。

わたしが小学生だった頃
3人の子どもを育てて
育児ノイローゼだった母。
母の負担を減らそうとした父。

ある日突然
「重度の障害を持った子どもを
養子として迎えたい」
と言い出した。

なんでもその子を養子として
迎えると介護者が1人
来てくれるから母の負担が減ると
思ったらしい。

旦那は何度か
「もう一回言って」と言った。

人は理解できないまま
話が進むと混乱する。

「だから〜こんなんやってん。」

「意味がわからんかった」
と言うと、
「そらわからんわな」
と共感してくれた。

父は無茶なことを言い出すし、
母は父の言いなりだった。

母が反対すれば
養子話は進まなかっただろう。

ノイローゼの治療を受けていたのかは不明。
(色んな宗教に連れて行かれたり、
わたしと妹だけある宗教へ入れられたりなどはあった)

うちには冷静な大人が居なかった。

嫌な出来事というのは
父が無茶なことを言い出したという事ではなく
この時にわたしが怖い思いをしたという事だった。

ただでさえ、母の機嫌の波を観察する毎日だったので
養子が来る→環境が変化する→未知、怖い。

「兄弟ができるぞ〜」
なんて呑気に言う父に嫌悪感でいっぱいだった。

結局、審査には落ちて
わたしは心底ほっとした。

トラウマになっている出来事が出てきたら
とにかく話すようにしている。

話すたびに
怖い思いをした自分が癒やされている
気がする。

ひとつ思い出すと
母の感情の波に振り回されて
一緒に溺れそうになったことや
他のあれやこれやも思い出す。

その辺はセルフケアとして
当時の自分の気持ちや考えていたことを
ノートに書く。

そして、そんな自分へ
友達に伝えるようにメッセージを書く。

自分とはいつでも向き合える。
大人になってよかった♡

ACカウンセラーの山下 あいこでした。

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