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30代教員によるSurface Pro Xのレビュー!① 基本・概要編

先生が仕事で使う最強の端末なのでは?と感じているのが「Microsoft Surface Pro X」です。

この端末を自腹で購入し、約1年半にわたって使ってわかったいい点・悪い点、先生にオススメする理由などを数回に分けてお話したいと思います。

今回はその1回目。Surface Pro X について。

(1)基本スペック・概要

Surface Pro Xの特徴は、Arm版のCPU及びそれに対応したWindowsを搭載しているという点です。これにより、既存の多くのノートパソコンと異なる性格および先進性を獲得しています。

Arm版CPUの導入により優れた省電力性を実現しています。一方で64bit版のアプリはインストールできず、Arm版に対応したアプリまたは32bit版のアプリのみインストール可能という弱点も抱えています。

また、SIMカードスロットを内蔵しており、eSIMにも対応しています。これによりWi-Fi環境に依存せず、スマートフォンのように常時インターネットに接続することが可能になっています。

起動も非常に早く、スリープからの復帰もスムーズです。

以上2点が既存のSurfaceシリーズと比べたても大きな特徴であり、センセイにオススメするポイントにもなっています。

タッチパネル・ペン入力対応、取り外し可能なキーボード、モバイルバッテリーによる給電などのSurfaceシリーズ共通の特徴ももちろん持っています。

キーボードは進化しており、スリムペンを充電しながら収納することが可能です。ペンをなくすことがないので便利です。

全ての点でSurface Pro 7に勝るかというとそうではありません。

SSDは特別な形になっており、簡単にユーザーが交換することはできません。本体にSDカードスロットも設けられていません。Surface Pro 7はSDカードでメモリを増量できるので、ここは残念なポイントです。

Surface Pro 7はUSB-Aを搭載していますが、Surface Pro XはUSB-C×2と端子も先進的です。2つの端子で足りるか不安に思う方もいらっしゃると思いますが、1年半使って端子の不足を感じたことはありません。

(2)使っているソフト

Surface Pro Xでは以下のソフトを使っています。

・Officeソフト(Word,Excel,PowerPoint,Onenote)
・Adobe Lightroom & Photoshop
・Kindle
・CubePDF
・Drawboard PDF

学校現場ではOfficeが使えれば9割の仕事は片付くと思います。また、PDF編集ソフトの

・CubePDF:PDFの順番入れ替えや合体、抜き出しが可能

・Drawboard PDF:PDFファイルに手書きで書き込みが可能

を使うことで、ペーパーレス化によってPDF化された資料も簡単に扱うことができます。

AdobeのLightroomやPhotoshopも遅ればせながらArm版にネイティブ対応したものがリリースされたため、写真の取り込みや編集が必要な際はこちらのソフトを活用することもできます。

一方で、64bit版しかリリースされていないアプリはインストールできません。インストールしたいのにできなかったアプリは、

・Googleドライブ
・Imaging Edge Desktop
・ATEM Software Control

などです。特にGoogleドライブは仕事でも頻繁に使うので非常に痛いです。必要なファイルはブラウザからダウンロードして編集して再アップロードという手間が必要になります。

MacOS版はArm(M1)対応版がリリースされているので、Windowsの方も何とか早く対応してほしいです(需要が少ないので実現しないとは思いますが)。

多少の制約はあるものの、前述のとおり学校の仕事で使う範囲内なら十分なアプリケーションを使うことができます。

(3)まとめ

スペックと特徴を簡単に紹介しました。この端末の立ち位置を簡単に立ち位置をまとめると、

・iPadとノートパソコンの間を埋める存在
・Chromebookの最強版

と表現することができると思います。詳しい理由は次回以降にお伝えしていきたいと思います。

次回以降は他にも、このお気に入り端末をよりよく使うためのアクセサリー、センセイにとって魅力的な端末である理由を記事にしていきたいと思います。

次回をお楽しみに!!



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