テレワークと労働生産性
おはようございます。
テレワークが急速に進む中で、リンクインサイトは全社員完全在宅環境を整備してはや4ヶ月が経ちました。ハードウェア/ソフトウェア/通信/ペーパレス/押印レスといったことも、一部イレギュラーを除き、ほぼ解決の方向になっていますが、これをハードの部分とするならば、ソフトの部分、業務運用の部分については、試行錯誤の繰り返しです。今どんな試行錯誤をしているのかをどちらかというと社員に読んでもらいたいつもりで書いています。内輪ネタになるかもしれませんが、自身の備忘目的と、同じような境遇に接している方も少なからずいらっしゃるのではないかと、思ってnoteで発信します。
作業と業務
仕事の中には、作業と業務があると日ごろから社内でいっています。
作業は、
・業務に従って降りてきた
・個人が単独で行える仕事で
・目的が明確でわかりやすく
・どのような手段で行い
・自己や数少ないグループ内で完結できるか、途中で質問がある場合には相談相手がはっきり決まっていて
・期限が決まっていて
・いかに正確に早くやるかが求められる
仕事。
業務は、作業の手前にある仕事で、主に
・複数人で進める仕事で
・その仕事の目的を定義共有し
・作業を決める段取りを考え
・実行に必要な計画5W2Hを決める
仕事。
と定義してみます。
作業のテレワーク
いわゆる世間で「テレワークで生産性が向上した」というのはこの部分ではないかと思います。
当初テレワーク導入前に決まっていた仕事は、自分のペースで集中できて、誰かから声かけられたり、いきなり会議に呼ばれたり、電話に取られたりしなくなることで、生産性が上がりました。
しかしながら、一旦その仕事が終わって次の仕事がリモート時代に入ってから降りてきた場合、特に、生産性が落ちてはいないでしょうか?
その場合には、作業者のスキルに応じた、作業を指示する指示者側の適切な仕事の提供を「言語化」することが重要だと感じます。
なぜ「言語化」が重要かというと、日ごろの業務を通じて以下の3点の理由だと思います。
1.指示する側が、言語化を通じて、目的(なぜそれをやる必要があるのか)を振り返えるきっかけになる
2.リモートの場合、阿吽の呼吸が難しいので、作業の定義化が大事になる3.相手の力量を事前に判断しないと、ずれが生じることになるので、事前に定義の範囲を考えることになる
もし、言語化が難しい場合、指示者が、業務から降りてきた作業の目的を把握していないか、依頼する相手の力量が判断できていないか、のケースだと思います。
今後中間管理職の方は、このようなスキルが求められるのだと思います。
業務のテレワーク
多分、中間管理職の方や、チームリーダー、そのマネジメントをされる方がテレワークでWEBミーティングを通じて苦労しているのがこの部分ではないかと思われます。
1.利他の考え:ミッション・ビジョン・事業計画・行動規範を基準にした、その業務課題の認識をみんなで考えようとする力
2.段取りを考えられる:プロジェクト管理/推進能力(業務課題の解決にあたって、対象のプロセスを俯瞰し、適切な役割に対して適切な人材の配置を想起し、他社を巻き込む力)
3.作業に落とし込める:5W2Hを考えられる:
最後の3.は作業者に近いヒト、あるいは作業者自身がその能力を持つことによって、段取りがシンプルな伝達階層になるので、成果が出やすいです。
(書いてる途中です)
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