正統的周辺参加(LPP)について(学び中)

状況に埋め込まれた学習―正統的周辺参加 https://amzn.asia/d/jbc36Pl

学びとは参加を伴うこと。
実験室のような隔離されたような場所で、学び手がどんな経験をするか、個人で閉じたものになっていた。
本書では状況という、開かれた場において共同体が学習のリソースにアクセスできることが重要。
共同体の中の師弟がどんな価値観を持っているか、共同体の中に学習者が包含されていって、学びだけでなくアイデンティティも開発されていく。

新入りだった人が熟達していく中で学びとアイデンティティの変容が起こる。

正統的周辺参加とは
正統的に参加する→共同体の中に学ぶ人として参加する。権限を付与される。

周辺参加→集団の周りにいて、より中心にむかっていく。中心的に参加できるとは十全的に参加できるようになっていくことである。

ワークショップの学習観はなにがベースになっているのか大事。

◎具体例
子ども劇場サマキャン
よんなな会
アガスケハウス
復興創生インターン

◎メモ
その人の環世界にアクセスできるかどうかで周辺参加が開始されるかどうかが決まる。隔絶があるとうまく行かない。

個人にフォーカスを当てる心理学と全体を想う社会科学の橋渡しになる理論

個人がどのように変化するのか、コミュニティが変化するのか。

学習論、コミュニティ論、アイデンティティ論でもある。

◎学校教育との接続
第4章 実践コミュニティを対象にしている。なにか目的に向かって走っていくコミュニティをターゲットに書かれた本。
学校は教授学的構造になっている。
そこで生じてる学習はやはり正統的周辺参加なのである。パキーン✨

学校化された人々?
どういうことだ?
知識の再生産への正統的周辺参加、学校の構造を学んでいる、学校の中にある文化を再生産をしてるだけ。

憧れの最近接領域

授業はやりやすい方向への変化
コミュニティ(肉加工屋さん)は成長方向への変化
バッティングするなぁ。(笑)

あんなふうにやってみたい!
と思う、憧れることがモチベーションに繋がる。
モチベーションに関しては動機づけの話になりがちだが、ここではコミュニティや、師弟に関係させてダイナミックに述べられてる。

◎デューイの実験学校
ひつじから糸を紡いで布にし服を作るという過程を通して、綿じゃなくてひつじを使ったのかを学ぶ。その中でデューイが求めていたのは、アメリカ人としてのアイデンティティを獲得する、知識を均一的に獲得するのではなく、その土地の生活から土着性のたかいアイデンティティを獲得するために必要なことは何なのか考えた。








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