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パーソナルトレーナーとして好きなことを仕事にする際の心構え①

本日はパーソナルトレーナーを職にするための心構えについてお話ししていきます。


【好きなことを仕事にするのはあり?!】




結論から言うと「あり」だと私は考えています。


これから取り組もうとする仕事が好きなことだと、最初の一歩が踏み出しやすくなります。つまり、



「圧倒的に行動に移しやすい。」



というメリットが生まれます。



これはスポーツ好きの子供を例に出してみるとわかりやすいです。



サッカーに対し一生懸命取り組む子どもは、「将来プロサッカー選手になる」「上を目指したい」という夢や希望を持つケースが多いです。



その結果、大人に強制されなくても試合で競い合って泣いたり笑ったり、休み時間にはボール遊びをしたり、自主的に楽しんでサッカーに触れる機会が増えていきます。



このことからも分かるように「好きなこと」には行動を生むための圧倒的なパワーが潜んでいます。



また「好きこそ物の上手なれ」という言葉もあります。



これは、「何事も、好きであってこそ上手になる。いまは未熟であっても、本当に好きならば上達する望みがある。」という意味のことわざです。



好きなことだからこそ、その分野に触れる時間が長くなり、他の人が「苦しい」「しんどい」と感じることも、気づいたら当たり前にこなせるようになっていたなどのスキルも生まれやすいのです。



パーソナルトレーナーにおいても同様のことが言えると思います。




【パーソナルトレーナーを目指す際の落とし穴と必要な心構えその①】




しかしながら好きなことを仕事にすると代償が出やすいのも事実です。



実際に単に好きなことを仕事にするだけでは、多くの方が挫折する現実があります。


その打開策や必要なマインドスキルをここからはお伝えしていきます。





トレーナーを目指す者にとって【好きなこと】とは「自分が取り組んできたスポーツ」「筋トレ」「身体を動かすこと」などがまずは当てはまるかと思いますが、それだけでは不十分になります。
(トレーナーを目指すきっかけとしては良いと思います。)






つまりその好きなことを「子ども指導」「アスリート指導」「高齢者の指導」「ダイエット指導」「チーム競技のフィジカルトレーナー」など具体的な指導分野まで掘り下げて考える必要があります。




「スポーツ」や「筋トレ」は確かに好きだけど、「指導」「教育」という分野となると、さほど興味がないというトレーナー志望者もいますが、実際それだと仕事にしずらくなってしまいます。



もちろんトレーニング指導の根本は教えることにあるので、パーソナルトレーナーを職にしたい限りは「教えるため」の学びを優先していく必要があります。



経験上、教えるための学びは物凄く深くなりますし、確実に人間力を高めてくれます。


特にパーソナルトレーニングとなると、相手の立場やニーズを考える必要があり、教えるための学びは利他的な思考にもつながっていきます。



よって

「自分だけの学びに終始した学びなのか」
「誰かのための学びを兼ねた学びなのか」


といったようなマインドの差はトレーナーを目指す段階で既に出やすい傾向にあります。



【パーソナルトレーナーを目指す際の落とし穴と必要な心構えその②】





また【好きなこと】だけ=【業界や分野】だけを考えて突き進もうとしても、後々壁にぶち当たるリスクが必然的に高くなります。



おそらく一般的にも【好きなこと】だけを職にしようとした人よりも、資質や適性を考慮した上で職を見つけた人の方が、長続きも成功もしやすいはずです。




どうしてでしょうか?





それは、好きなことをし続けるだけでは、打破出来ないなんらかの不可抗力にぶち当たることが多いためです。




例えば「子ども指導」が【好きなこと】だとしても好きな「子ども指導」をするためには、保護者への丁寧な対応が必要になってきます。中には育成方針が合わないと感じる保護者もいるかもしれません。



またフリーで活動する場合は、集客のために、保護者へのセミナーが必要になることもあるかもしれません。



そもそも集客のためのターゲットは子どもではなく保護者になります。


また契約時のクロージングにおいても最終的に決定権があるのは保護者です。


結局の所、保護者の信頼を勝ち取らない限り、子ども指導は出来ないのです。



さらに働き方の問題ではありますが、店舗型のジムに雇われているのであれば「子ども指導」を行うことへの引き換えとして、お店の雑務を手伝ったり、店舗状況やお客様の都合との兼ね合いで、トレーナー側の時間調整もよりシビアにする必要があるかもしれません。


経験上パーソナルトレーニングに受けに来るような子どもは忙しいことが多いです。



また、好きな気持ちで純粋に取り組んでいたからこそ、上司から叱責された、「全然ダメ」と否定された、がんばったのに成果に結びつかなかった、などの体験によって自信をなくし、やる気を失うケースもよく見られます。



つまり、いくら「特定の分野」が好きだとしても、ほとんどの場合それを行うためには、乗り越えなければならない別の現実が待っています。

これこそが好きなことを仕事にするだけでは挫折してしまいやすい理由です。



また以前にもお伝えしたとおり、トレーナーとして、現場に出ると様々な業界の整備しきれていない課題・問題が待ってることが多いです。そのため事前に現状を知り、働き方を模索しておいた方が建設的だと言えます。
【参考記事】



しかし、繰り返しにはなりますが【好きなこと】=【業界や分野】を考えていくこと自体は、行動を起こすきっかけとしてはとても強いです。



だからこそ好きな気持ちを大切にすることは重要だと考えています。



それでは自分の好きな分野で働く場合、挫折しないためにはどうしていけば良いのでしょうか?


本日は結論のみお答えします。


トレーナーとしてこれだけは誰にも負けないという、「得意なこと」を作ってしまえば、自分の土俵で圧倒的に活動しやすくなります。

【続きはこちら↓】



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