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砥部焼の絵付けは楽し♡

私には絵心がありません。
でも、とても楽しかったのです。
大学のOBで行くバスツアーに参加しました。
その企画の一つに愛媛県の伝統工芸、砥部焼の絵付けの体験がありました

参加者全員で、同じ素焼きの皿に絵付けをするのです

色付け用の、呉須が2種類ありました。
焼き上がるとこの色がグリーンと藍色になると説明されました。

皿に、自由に鉛筆で下絵を描いてから、細い筆を使って呉須を載せます。
焼き上がると鉛筆の下絵は消えるそうです。

私の場合は下絵を描かないで、お皿にダイレクトに絵を描きました。
イラストが得意な母なら、きっと満足な作品が出来上がったはずですが、筆を持つことに慣れていない私は、微かに震えながら描いていました


【絵付けに挑戦】

私の絵付けは、たどたどしくて、こんな感じです。


裏に名前とイラストを入れました。
これまた、たどたどしい。

いかに筆を持ち慣れていないかが分かる作品になってしまいました。
でも愛着が湧きます。


【焼き上がり】


絵付けから一ヵ月が経って、作品が手元に届きました。
新聞に丁寧に包まれていた作品を見て、恥ずかしくなりました。



母に見せました。
「あんた味があるねー、初めてにしてはええんじゃないん」
そう言われましたが、とても照れくさい気がしました。

「お母さん、他の人たちは素敵な作品を描いていたからね、私は全然ダメけど」と言うと
いつもはとても厳しい母が
「他の人のは見てないけど、私はあんたの、ええと思う」
と、何とも親ばかな答えが返ってきました。

「味がある」とは有難い言葉です。
「そう言われれば、味があるかもねー」なんて思ってしまいます。

何度も見直して、もう一度チャレンジしたくなりました。
母は言っています。
「私は、このお皿が好きだから使うよ」
またまた親ばかな発言をしていました。


【毎日がバトル:山田家の女たち】

《あんたのお皿私が使うよ》

※92歳のばあばと娘の会話です。

「お皿に円形の枠を描いたらおさまりが良かったかもしれんね、ほじゃけど初めてじゃったけん良かったんよ」

「私も初めて書いた時はコーヒーカップじゃったけど、上手い事は出来んかったんよ、でも作品は愛着があらい

「お母さん、今も毎日使いよるねー」

「ほうよー、あんたのお皿も私が毎日使うよー」

絵付けの出来はさて置き、母に気に入ってもらえて良かったと思います



最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗


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