気持ちが起こす奇跡
動きにくい足が気合いで動いたり、普段だったら決して歩かない長い距離が歩けたり、人には思いもよらない奇跡が起きるものです。
自分が出来ると気合いを入れると、無理だと思っていたことも出来てしまう時があります。大切なのは気持ちがあるか無いかです。
93歳の母を見ているとそう思うことがよくあります。「これって、奇跡」と思えることが現実に起きるのです。最近もそんな事がありました。
母には何をさておいても行きたい場所がありました。
昨年まではバスと電車を乗り継いで行っていましたが、今年は無理だと思い、タクシーと電車で移動することにしました。シルバーカーと杖を持参しての大移動です。
目的の場所までタクシーで行く方法もありましたが、タクシーと電車を乗り継いで行くことは母にとって自分への挑戦だったのです。
「私は電車で移動する」と決めた母には執念を感じました。
道中、見守っている私も気が気ではありません。移動手段を自分で決めた母は音を上げるわけにもいかず、ひたすら真剣に懸命に歩みを進めていました。
健常な人にとって物凄く簡単な行動でも、足腰に自信が持てない母にとっては相当な不安と辛抱が必要だったと思います。しかし母は成し遂げました。
昔のままの自分で行きたい場所に行き、会いたい人に会う。母の執念が奇跡を生みました。そして思った通りに実現できたのです。
「気持ちが起こす奇跡」私はそのことを信じてこれからも母の事を見守って行こうと思っています。
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