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夢でも会いたい人
家族の中でも相性がいい人っていますよね。私は特に父と相性が良かったと思います。何となく性格が似ていたので、父の考えていることはよく分かっていました。
ファザコンだったのかも知れません。
父は178センチと長身でとてもお洒落で、背広姿の似合うダンディーな人でした。高校生の頃まで、父と一緒に腕を組んで出掛けるのが嬉しかった記憶があります。
大好きだった父を亡くしてから14年以上経ちますが、私は一度も夢で父に会うことがありません。亡くなってからきっといつか夢に出てきてくれるだろうなと思っていたのですが、結局今日まで父の夢を見ることが無いのです。
父のお通夜の時に、3歳だった甥っ子が父と一緒に遊園地に行って遊んでいる夢を見て、楽しそうに「ケラケラ」笑っていたのを思い出します。
「亡くなった人の夢を見ますか」と訪ねると多くの人が「見ないんですよ、
夢には出てきてくれませんね」と言っています。
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私は事あるごとに仏壇の前に座って父に尋ねます。すると父は私に様々な言葉を投げかけてくれます。
「お母さんとは仲良くな、お前の事が心配だから口うるさく言っいるんだよ」
「お前がやりたいんだったら、お前の思う通りにやったらええ、大丈夫じゃけんな」
「心配するな、どうにかなるけん、案ずるより産むが易しって言うじゃろ、結果は間違いなくええと思うぞ」
そんな言葉に励まされて今日までやって来ました。
父は私の心の中に生きているから、夢には出てこないのかなとも思います。
親の教えはありがたいものです。小学校の教師をしていた父からは亡くなってもなお、私に人生とは、人としてどう生きるべきか、誠実とは、人を想うとはどういうことなのかを教えてくれます。
でも一度、夢で髭の濃い父のあのハンサムで優しい笑顔に会って、その声を聞いてみたいと思います。
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【毎日がバトル:山田家の女たち】
《お父さんは優しいええ人じゃった》
「夢でもええけんお父さんと会いたいわい、私もお父さんの夢は一回も見て無いわい、私は毎日お経を上げて話よるけんねー、あんたと同じで心に生きとんかな・・・」
「お父さん素敵な人じゃったねー」
「お父さんは優しいええひとじゃったねー」
そう言えば父の命日が来月の28日、今日は月命日です。こうして思い出すのもそんな事があるのかも知れません。父にはありがとうしかありません。
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経唱え春を誘ふ朝かな
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母は毎朝父と仏壇の前で会話しています。何を話しているのかは知りません。でも母にはその時間が自分にとってとても大切なようです。私は、仏壇に座ると何時も父の教えが聞こえてきます。
きっと見守ってくれているんだと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございました。たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。この記事が気に入っていただけたらスキを押していただけると励みになります。
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また明日お会いしましょう。💗
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