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人生を楽しむおばあちゃん

日本は2025年には国民の4人に1人が後期高齢者(75歳以上)になり
超高齢化社会を迎えるそうです。
そう言う私も高齢者枠にいる67歳。
歳を重ねる度に、可能性がどんどん失われて、尻すぼみの寂しい年代に向かっていくような気持ちになる時があります。

しかし私には、身近に素晴らしいお手本がいます

90歳を過ぎてから、イキイキと輝いているおばあちゃんです

私はその人から学ぶことばかりです。
彼女の日常は刺激に溢れています。
だからこそ彼女は日々楽しく過ごせているのです。

そのおばあちゃんとは、私の母です
今年92歳になりました
彼女は恐ろしいくらい前向きで貪欲です。挫折を知りません。
何があっても、翌日にはケロリとして、楽しそうに過ごしています。
彼女の口癖は「ケセラセラ」「明日は明日の風が吹く」です。

母は昭和一桁生まれの気丈で融通が利かない、ちょっと扱いにくいおばあちゃんです。
何があっても音を上げません。
決めたらとことんやり遂げます。
一緒にいると、翻弄されて嫌になる時もありますが、彼女は毎日物凄く元気に楽しく過ごしています
今日はそんな母の事を書かせていただきます。

【90歳までの母の趣味】
母は90歳まで毎日近くの温泉に出掛けて、昼食に好物のうどんを食べて帰ると言うのが日課でした。
一度決めたら変えないのです。
趣味は俳句で、40年以上作句活動を続け、毎月結社に投句し、俳句雑誌に掲載されるのが楽しみでした。
日記をつけるのが習慣で、20年以上毎日欠かさず書いています。
母の日記には必ずその日の出来事と俳句、そしてトピックスをイラストで添えています。毎日毎日書いています。
母は何かを決めたら途中で投げ出さないのです。


【母の変化】
そんな母が、コロナ禍で温泉に行けなくなり、自宅で過ごす毎日になりました。それが2年半前です。
本来なら、心も体もどんどん弱っていくはずなのに、母はそれからびっくりするくらい元気になりました。
今まで以上に挑戦的で生き生きとした日々送っているのです
これには私も驚いています。

【変化のきっかけ】
そのきっかけは私が定年退職をして、自分の為に始めたnoteへの投稿です。創作への意欲をnoteにぶつけようとブログ発信する時に、母を巻き込んだのが、彼女の大きな変化に繋がりました
母は、始めた当初は乗り気ではありませんでしたが、たちまちブログの影響力の大きさに驚き、ネットの中での創作活動に目覚めたのです。

【SNSをきっかけに進化した】
母はnoteへの投稿を始めてから2年半、毎日、作品を創作し続けています。
90歳を過ぎてから休むことなく創作活動を続けているのです。
日々楽しそうに作品と向き合っています。

イラストを長く描き続けるために、母は様々な努力をしています。
オリジナルの体操で体をほぐし、手の運動を怠らず、十分な栄養を摂って、元気でいようとしています。
ネット上で皆さんに見てもらっているから、もっともっといいものが生み出したいと切磋琢磨して、作品に磨きをかけています。
娘の私から見てもその作品は間違いなく進化しています


【挫折】
最近、母は目の病気を発症しました。
見えなくなるかも知れないと言う恐怖とも戦いながら、手術をして、再びイラストが描けるようになりました。
好きな事が出来なくなるかもしれないという不安を乗り越えて、またイラストを描くことに意欲を見せています。
母に生きがいがあって本当に良かったと思っています。
挫折の中でも、描きたいと言う思いが母の気力を支えてくれました


【母の今後が楽しみ】
90歳のおばあちゃんがイラストに出会ったことで、人生の生きがいを見つけました。イラストを描くと言う生きがいがあったからこそ、挫折を乗り越えることも出来ました。
母はその趣味で進化を続けています
好きな事を極めたいと、日々小さな一歩を進めているのです。
昨日より今日、そして明日にはもっといいものが描けるようにと努力を惜しみません。
描くことで、様々な感性が刺激されて、細胞の隅々が活性化されているようです。

最近は、私とのおしゃべりをフリートークで毎日、音声配信するようになりました。母はおしゃべりしていても何となく面白いのです。
楽しくトークするために今日は何を話そうかと自分なりに情報を集めているようです。

私は「この人は凄い、まだまだ伸びしろがある」と感じています。
それは母の本来持っている能力とnoteという可能性を秘めたステーションとの出会いのおかげだと思っています。

私はnoteと出会ったことによるおばあちゃんの奇跡的な変化を皆さんにお伝えしたいと思っています。きっと高齢化社会の前向きなきっかけになるはずです。


【毎日がバトル:山田家の女たち】

《私はSNSを知ったことが良かった》

※92歳の母と私の会話です。

「あんたの書いとる通りよ、ブログにあんたと投稿することが私の生きがいになっとるんは間違いない、やっぱり何にもなかったら日常のリズムが出来んのよ

「お母さん、もしnoteの投稿が無かったら」

「一日、のらりくらりと過ごしとると思う、やっぱりやるべきことがあると違うんよ、朝起きて、四季の移ろいからも情報を見つけよるよ、遠くに行けんでも身近なところで何かを探しよるんよ」

「高齢者に大事なもんは何じゃろか」

「体の健康はもちろんんじゃけど、昭和一桁で長寿の人は私みたいな人が多いような気がする、私はSNSを知ったことが良かったと思うよ

母が生き生きと過ごす道をSNSがつけてくれたのです。私は親孝行ができたような気がしています。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗


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