コテンラジオがなぜ無敵なのかⅡ
歴史をネタにしたトーク番組、コテンラジオ。
聞いていると「生き方」について、具体的モデルを肴にして語り始めます。
心に抱えた闇、死についても語られます。
こんなに真摯に語られたら、引き込まれてしまいます。
ポイントは、あらゆる事象に通じた文脈を用意していることです。
話は変わりますが、昭和から平成になったとき大きなパラダイムシフトが起きました。
昔自分自身もその研究をしたことがあります。
それを雑誌にしたりメール配信したりして定期的に配信しました。
今よりインターネットが未発達でしたが、驚くほどの反響でした。
現在のSNSにおける活動のベースになっています。
世の中には、あらゆる事象に通じるキーワードがいくつかあります。
未来を予測すると、その未来が変化する自己言及性。
行きつく先は崩壊であるという、散逸構造。
単純な要素が予測不可能は振る舞いをする、複雑系のモデル。
他にもたくさんの示唆がある、興味深い研究でした。
この研究に通じるイメージを感じるのです。
歴史から派生する、人間の営みへの深い視座。
番組の構成がうまいと感じるのは、あらゆる分野を横断するキーワードを意識しているからです。
直接語っていなくても、同じ研究をしてみると良く分かります。
「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。