見出し画像

出版を目的にできなくなった

 出版不況が深刻になっています。
 感染症対策で、少し回復したといわれていますが、大手でも苦しい状況は変わりません。
 デジタル化が進み、電子書籍では紙媒体の半分程度で出版できます。
 反面利益率は下がります。
 ですから、作家自身が流通経路を見極めて適切に出版しなくてはならなくなりました。
 商業出版審査を通っても、結局出版できない状況が続くと自分で流通経路を開拓するべきだと考えるようになりました。
 第一歩は投稿サイトです。
 しかし、有料化して成功するとは思えません。
 次のステップは、メディアを横断して二次創作することです。
 イラストはもちろんのこと、映像や音声配信など文字を他のメディアに乗せていくのです。
 SNSの状況をみていると、若者が文字を読まなくなったことがわかります。
 写真や短い動画で情報発信する方が、手軽に多くの情報を伝えられます。
 すでに「文字を読む」ことに抵抗を感じる時代なのかもしれません。


「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。