【プロット】臆病なファイナンシャルプランナーはカラオケボックスで何をする
団塊世代にとってカラオケボックスは、ストレス解消に欠かせない。
大音響で青春のメロディーがかかれば、青春を取り戻せるのだ。
顧客のニーズを聞いて人生設計をするのがファイナンシャルプランナーだが、俺は深読みしすぎてしまい保険の勧誘にうまく繋げられない。
根本的にお人よし過ぎて失敗してしまう。
今日もせっかくのお客さんの幸せを願って、肝心な営業を忘れてしまい課長に怒られた。
だが俺にとっては、お客さんの人生のパートナーになれればそれでいいのだ。
金儲けを考えるなら、お客さんの信用を得るべきだ。
ライフステージが変わったときに、思い浮かべるパートナーであればいい。
課長は無責任な仕事をするな、と叱責するが無責任ではないはずだ。
目先の利益を優先する方が無責任だ。
商売下手な自分を誇りに思う。
だから今日も歌う。
高らかに「これが俺の人生設計」を。
「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。