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【プロット】嫉妬心の強い外交官が保育所に

 大学4年の時に国家公務員採用総合職試験に合格した野島は、官庁訪問を経て外交官になった。
 いわゆるエリートコースに乗ったのだ。
 同僚と結婚して子どもができると、父親も育児に参加するご時世なため保育所に預けたり迎えに行ったり、食事を作ったりとイクメンもこなす。
 職場での評判も良く、子どもも懐いていて公私ともに申し分ない男だった。
 ただ、妻に電話がかかってくると聞き耳を立て、相手とどんなやり取りをしたか確認し、SNSやメールの相手もチェックしたがる。
 仕事の相手であっても、必要以上に感情を出さないよう注意するのである。
 休日は家で子どもと遊んでいる日が多い。
 そして趣味は特にない。
 心配事は、次の人事である。
 外交官は国内だけでなく海外勤務もありうる。


「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。