【図解1881~1883】おかわりしてほしいなら「少なめ」に出す
【グラフ型】インドカレーなど元々の量が多い食事の場合、通常の量を提供するとそれだけでほぼ満腹になってしまい、おかわりという選択肢がなくなってしまう。
最初の食事をあえて少なめにして出すと、その日の体調にあわせてそこでやめたりおかわりしたりという選択肢が生まれる。
最初は少なめに出すと、おかわりしてほしい店員さん、もっと食べたいお客さん、両方幸せになれる。
インドカレー屋で、少し物足りなかったのでおかわりした経験から生まれた図解です。
私はインドカレーが好きで結構よく行くのですが、インドカレー屋でのよくある風景として
店員:ナンおかわり?(笑顔で)
自分:(お腹がいっぱいなので)大丈夫です
というものがあります。
どこのインドカレー屋さんもやたらいい笑顔で聞いてくれるので、おかわりを断るのがちょっと申し訳なく思っていました。
ただ、先日行ったあるインドカレー屋さんでは元のナンの量が少なめでちょっと物足りない感じだったので、心置きなくおかわり(ナン半分)をすることができました。
このときの経験から「最初は少なめに提供すると、『おかわりする余裕』が生まれるんだな」と気づきました。
お店側に「おかわりをしてほしい」という思いが強いなら、「最初の提供は少なめに出す」というのはいい方法かもしれませんね(このお店が意図してやっているかはわかりませんが)。
図解こぼれ話
今回の「おかわりしてほしいなら少なめに出す」という内容は「あえて少し物足りなくすることで『追加の行動』をうながす」と抽象化できます。
これはコミュニケーションの文脈で「最初に会った時にすべて語り尽くしてしまうより、あえて少し少なめに話して『後ろ髪を引かれる』感じにした方が、かえってもう一度会えるきっかけになる」という話と共通点を感じました。
「追加の行動」が、インドカレー屋さんなら「おかわり」ですし、コミュニケーションなら「2度目の会話」になるわけですね。
この気づきを活かし、12月の図解お茶会は実験的に少し短めでやってみようと思っています(その分進行にも少し工夫をする予定です)。
ことわざ化:腹八分目に医者いらず、腹七分目におかわりあり
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