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【図解1962】「今の方法の問題が解決できそう」なら変えてみる

【ツリー型】何かの方法を変えるか検討する時、まず考えるのは「現在の方法で問題があるか」。変えることにも時間と労力がいるので、問題がない(または許容範囲内)ならば基本的には続けてOK。

今の方法に問題があるなら、検討中の方法で解決できそうならそれに変更すればいいし、検討中の方法でも解決が難しそうなら追加の情報収集(場合によっては自分での方法構築)が必要。

「今の方法の問題が解決できそう」なら変えてみる。


年末年始に、家計簿のつけ方について悩んでいる時に思いついた図解です。

2024年から家計簿の方法を変えるか考えていたら「この支出の項目はどう変わる?」「今までとの整合性はどう取ればいい?」などと頭がこんがらがってきました。

そこで、シンプルに「今問題があるか?」「その問題を解決できるか?」という2つの問いと、はい・いいえの答えに分岐するツリー型の図解に整理したものです(切り口は他にも色々とあるとは思いますが、個人レベルでの話なので単純化しました)。

この図解を考えて頭を整理して再検討した結果、以下のように質問の答えが両方とも「はい」でした。

  • 現在の方法に問題あるか?
    →はい。冠婚葬祭や賃貸の更新料など「臨時や長期の大きな出費」の位置づけが難しく、また大項目ごとの目標値がないため「自分の理想と現実の差」が把握しづらい

  • 検討中の方法で解決できそうか?
    →はい。「臨時や長期の大きな出費」の位置づけが明確で、かつ大項目ごとの目標値もあるため改善しやすい

この結果を踏まえ、家計管理の方法を新しい方式へ変更することにしました。

「新方式の方が自分に合っている」というのも現時点ではまだ仮説なので、1年間続けてみて結果を検証していこうと思っています。


物事を変えるか検討する時は、大抵多くの要素が絡み合ってくるものです。

そういう時、「まずは『今の方法の問題が解決できそう』なら変えてみる」というのは一つの目安になるように感じました。


図解の深掘り(立体的に見る)

描いた図解を様々な角度からながめてみます。

上から見る

上から見ると「現在」に関する2つの箱が目の前にあります。
「現在の方法で本当に問題はないか?」「問題があるとして、それは許容範囲か?」を考えるヒントになります。

下から見る

下から見ると、「別の方法を探す」箱が一番近くに見えます。
特に頭の中で考えていると「今の方法 vs 検討中の方法」の二択で考えてしまいがちですが、この2つと少し距離をおいて視野を広げ、他の選択肢を模索する助けになります。

左から見る

左から見ると、「現在の問題」に関する2つの白い箱が前面に見えます。
結論=解決策を一足飛びに考えてしまいがちですが、まずは適切な現状把握が第一であることを思い出させてくれます(この図解自体、適切な現状把握ができていれば解決策が自動的に決まるというものですね)。

右から見る

右から見ると、解決策の方向性に関する3つの箱が目の前にあります。
情報量が多くて混乱してきた時、「解決策の方向性は最大で3つしかない」ことを思い出せば、そこに戻って地に足の付いた思考ができるでしょう。

裏から見る

裏から見ると、解決策(オレンジの箱)が左、問題の有無(白の箱)が右に見え、左から右に解決策→問題の有無と配置されているようにも見えます(矢印の向きは変わりませんが)。
この角度で見ると、「解決策は実行して初めて問題の有無に影響を与える」という示唆を得ることができそうです。


同じ図解でも、見る角度で印象もかなり変わりますね。
投稿ペース(ほぼ毎日が目標)との兼ね合いもありますが、2024年のテーマは「図解を『立体的』に見る」なので、できる範囲で立体的に見ていきたいと思っています。



●関連リンク

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例

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