【図解1946,1947】勝手に他人を記録しない
【ツリー型】他人の悪い言動を見聞きした時、まずは「自分も同じことをしない」という直接的な学びを得る。
そこから一歩踏み込んでそのエピソードの学びを抽象化すると、構造が似た事例へも応用して拡大した教訓を得ることができる。
「反面教師 × 抽象化」で学びを拡げよう。
【ツリー型】たとえば「他人が目の前で突然スマホを出し、自分の方向に向けて撮影をして不快な気分になった」という反面教師エピソードがあったとすると、それから得られる直接的な教訓は「他人にスマホを向けて撮影しない」になる。
ここでさらに不快に思った理由を元に学びを抽象化すると「勝手に他人を記録しない」となり、これを似た事例に拡大することで「Web会議等で勝手に画面撮影や録画をしない」「他人の話を勝手に録音しない」「オフレコの話をメモしない」などの学びも得られる。
反面教師×抽象化で学びを拡げよう。
先日投稿した「反面教師×抽象化で学びを拡げる」の第2段です。
今回は「反面教師×抽象化の型」もよりわかりやすく改良し、ver2としています(11/27の投稿もver2に差し替えました)。
今回の「他人が目の前で突然スマホを出し、自分の方向に向けて撮影をして不快な気分になった」というエピソードを深掘りしたところ、「勝手に自分を『記録』されたこと」がポイントだと感じたので、抽象化した学びは「勝手に他人を記録しない」としました。
また、スマホでの撮影は「視覚的な記録」なので、それを念頭に拡大したものが下の3つです。
Web会議等で勝手に画面撮影や録画をしない(同じ「視覚」領域での応用例)
他人の話を勝手に録音しない(「聴覚」領域への応用例)
オフレコの話をメモしない(「話の内容」への応用例)
また、今回面白いと感じたのが「反面教師エピソードを抽象化して拡大した教訓を考えているうちに、不快感が薄まった」こと。
反面教師エピソードは元々は「イヤなこと」で、それを考えるのは自分の気持ちにもネガティブな影響が強いかと心配していたのですが、こういう気持ちの昇華の仕方もあるのだと気づきました。
「イヤなこと」を自分から探すつもりはまったくありませんが、もし「イヤなこと」に遭遇してしまったら、今回のように「反面教師×抽象化」で気持ちの整理をつけつつ、ネタにしていこうと思いました。
図解こぼれ話
上にも書いた通り、今回「反面教師×抽象化の型」を少し改良しました。
振り返ってみると、以前のver1は「エピソード」と「教訓」がごちゃまぜになってしまっていたので、今回はそれを意識して分離しました。
また、教訓も
左:エピソードと直接的な教訓
右:抽象化して拡大した教訓
というように、反面教師エピソードとの距離感をより視覚的にわかりやすくしました。
1つのテーマについてシリーズ的に投稿していくと、こうして「型」を成長させる楽しさもありますね。
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