【図解493,494】とっさに話すのが苦手な人は「応答パターン」を決めるのがおすすめ
【特殊型】とっさに応対するのが苦手な人は、相手に何かを言われた時に色々考えてしまい結局話すタイミングを逃しがち。
そういう人はあらかじめ「応答パターン」(たとえば、「すいません」と言われたら「いえいえ」と返す)を決めておくとスムーズな応対ができ、余裕にもつながる。
【プロセス型】考え込んでしまう人は図のように「聞く」と「話す」の間の「考える」が長く、話すタイミングを逃してしまう。
あらかじめ応答パターンを決めておけば「思い出す」だけで済むので、会話を途切れさせずスムーズに応対できるようになる。
「色々考えてしまい話すタイミングを逃す」というのはもちろん私のことです(笑)。
ちなみに私の場合、「とっさの応答時に考えてしまうこと」は以下のような内容です。
・どういう内容の返事を返す?
・どういう言い方なら相手に失礼ではないか?
・この発言は本音か?それともただの社交辞令か?
・この発言はひとり言(返事をすべきではない)か?それとも返答、否定(フォロー)などを求めている発言か?
もちろん毎回全てを考えているわけではありませんが、これだけ色々考えていてはとっさに反応できないのも当然ですね(書いていて自分でも少し驚きました)。
応答パターンの例としてはこのような形です(いずれも私が実際に使っているものです)。
・よろしくお願いします、ありがとうございます→「はい」+うなずき
・すいません→「いえいえ」
見ての通り、何のひねりのない応対ですが、上にも書いた通り「すぐ応答できる」というのが自分の安心感につながります。
また、もしとっさに反応できずにあとで「こう言えばよかった、、、」ということがあっても、その「こう言えば」も次回からパターンに組み込めば同じ状況になった時に活用でき、経験を活かすことができます。
この方法、「事前にパターンを決めて応答するとことばに心がこもらないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、正直ある程度そういう面はあります。
ただ、完全に沈黙してしまうよりは、多少心のこめ方が不十分でも何かしら発言した方が、「ベストではないけどベターの対応」ということで個人的には望ましいように思います(次善の策、弱者の兵法とも言えます)。
また、応答パターンをある程度決めておくことで考えすぎによる消耗を避け、他の部分(会話の本質や判断など)により集中できるというメリットもあります。
さらに言えば、いわゆる「プロ」の場合はとっさに応対できずにあわてているように見えるよりは、簡単でもきちんと応対した方が「相手の安心感」にもつながるでしょう。
とっさに応答するのが苦手な人は、まずは応答パターンを2、3個作って会話の中で使ってみましょう。
ちなみに、この考え方は会話だけでなく意思決定など「考えること」全般に応用できます(スティーブジョブズが集中力を有効活用するため「定番の服装」を決め、それを何着も持っていたのは有名ですね)
ボツ案。メインになる「応答パターンを決めた場合」を左に置いたもの。
図解の配置のセオリーとしては「先に目に入る左側により『強調したいもの』を置く」というのがあり、この構図はそれに沿ったもの。
ただ、今回の図解では「考えることが減ってすっきりする」というのを左→右の流れで視覚的に表したかったので、あえてセオリーを外して右に「応答パターンあり」を配置しました。
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