京の学び「京都大原三千院と女ひとり」
あなたの知らない京都旅~1200年の物語~
あの名曲に歌われた三つの名所
まえがき
以前番組の紹介をしましたが、今回は感銘を受けた一場面を皆様にもお伝えしたくて記事にしました。
三千院「聚碧園」
名庭を眺める時ってだいたい立って見ますよね。私もそうだったのですが、より美しく見える方法を三千院門跡総務部長の宇田泰観さんが解説されました。
なるほどたしかに庭園って元々は観光客のためではなく、お坊さんが瞑想したり思索したりするための場所です。目から鱗が落ちました。立ち入り禁止の場所もありますが、お座敷に上がれるところはなるべく座って見たほうがいいということなんですね。
呂律が回らない
歳を取ると呂律が回らないことがありますが、その語源はなんと京都大原の呂川と律川にありました。
呂律は音楽の旋律という意味があります。どちらの川もせせらぎの音がとても美しかったことからそう名付けられたのでしょうね。
女ひとり
女性お一人様旅館宿泊お断りなんてのが昭和の時代にありましたが、それはもう遠い昔のお話になりました。
永六輔作詞、いずみたく作曲、デューク・エイセスが歌った"女ひとり"は1965年リリースの大ヒットご当地ソングです。
番組を見て初めて知ったのですが、女ひとりって京都大原三千院の歌ではなく京都観光の歌だったのですね。驚きました。有名な『京都~大原三千院♪』は一番の歌詞。二番は栂尾高山寺、三番は嵐山大覚寺が歌われています。
私がもう一つ興味を抱いたのは以下のこちらです。
オンラインに記載されている歌詞は"恋に疲れた女がひとり"となっていますが、番組内では"恋につかれた女がひとり"とひらがなで表記。
つまり"恋に憑かれた女がひとり"と解釈することもできるダブルミーニングの歌詞だったのではと。永六輔さん恐るべし。
あとがき
BS朝日『あなたの知らない京都旅~1200年の物語~』は毎回クオリティが高く今回もすごく勉強になりました。
番組内容すべてをここで語ることはできないので、興味が湧いた方はぜひBS視聴もしくはTVerにて御覧下さい。以上です。
賀来千香子 - Wikipedia
永六輔 - Wikipedia
追記
『最近の学び』応募作品の中で、スキの週間一位を獲得しました。皆様ありがとうございます。感謝!!
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