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春風の京都・稲荷山登頂リベンジ旅「三ツ辻、そして諦めた場所へ」


なんで強く記憶に残っていたんだろう

前々回に遠藤周作のお話をしました。実は謎の既視感が私を襲っていたんです。文学ファンではない私が遠藤周作の名を聞くのは、たしか文学史を習う国語の授業以来だったと思います。京都の歴史を勉強中ですが彼が登場する場面はまったくありません。テレビを見ていたときにフジテレビの社長の姿が映りました。

あっそうだったわ

現社長は黄金時代の名プロデューサーだった港浩一さんですが、先々代は遠藤龍之介さんが務められていました。そうです。遠藤周作のご長男です。ミステリーは殺人事件がすべてではありません。身近なところにも謎は潜んでいます。『毎日がミステリーだったらとっても楽しいのに。』コナン君の世界に飛び込みたいと思ったこともありました。でもあの世界は必ず誰かが正解を導いてくれます。現実の世界は誰も答えを用意してはくれません。たまたま既視感の正体がわかったからスッキリしただけ、という結論に至りました。謎が謎を呼ぶミステリーなんてのはフィクションの世界だけで十分ですねやっぱり。

では旅の続きに参りたいと思います。


伏見稲荷を参詣する際、皆様はどのような道を辿っていきますか。

大鳥居と楼門を通って拝殿でお参りをした後、千本鳥居をくぐり奥社奉拝所にあるおもかる石を持ち上げて熊鷹社へ向かう。多くの方々が考えるルートはこれだと思います。


足腰と体力に自信がなく、逆張り天邪鬼である私は妙案を思いつきました。


直接三ノ辻へ向かえばいいじゃん、と。


一回目の参拝とは逆のルートを進むことにしました。


いわゆる定番ルートって地図で確認すると一目瞭然なのですが結構遠回りなんですよね。


一回見たから十分満足。

ということで今回は二列並んでいる一方通行の千本鳥居は通りません。


人多すぎてうんざりってのも定番ルートを通らない大きな理由ではあるんですけどね。


前回たくさん見かけた猫。

今回は一匹もいません。季節によるのかなぁ。寂しい。


こちらは前回も訪れた足腰守護の腰神婦道神社になります。管理人さんがいらっしゃって参拝者の対応をされていました。


こちらも前回訪れた毎日稲荷社と広告稲荷社になります。

伏見稲荷はマスコミ業界の信仰が大変篤く、六本木ヒルズにあるテレビ朝日社屋屋上に御分霊を受けた稲荷神社があります。帰りにテレ朝のでっかい奉納鳥居を撮りましたので後日紹介しますね。


こちらは徳丸大明神を祀るお社と三宝のおもかる石になります。

お願い事を三度祈念して持ち上げ軽く上がれば吉となります。命婦谷にある奥社奉拝所のおもかる石は球体ですが、こちらは立方体の上に直方体の台が乗る少し特殊な形をしています。ちなみに私の願いは吉と出たのかそれとも!?結果は秘密にしたいと思います。


三ツ辻に到着しました。

画像をご覧の通り、ここは分岐点となっているのでどうしても人溜まりが出来てしまいます。足も体力もまだ元気でしたがここで道に迷ってしまったらかなりの痛手を被ることになります。元も子もありません。地図を確認しつつ慎重に登っていきます。


一回目のリタイア地点に到着しました。木柱に身長を刻みます。一年前より数センチ伸びていました。

今回はここまで。次回は四つ辻にある老舗茶屋さんでエネルギー補充をします。乞うご期待。



今回の旅ルート

©️Googleマップ


追記

note公式マガジンに記事が掲載されました。ありがとうございます。


2024/05/27


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