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【hint.225】なるほど、「今も続いている過去」は「未来へも繋がる過去」でもあるわけだ

 その時、その環境で、その相手と共有できたもの。

 その時、その環境で、その相手としか共有できないかもしれないもの。

 そういう感覚を僕はやっぱり大事にしたいし、好きなんだと思う。

 そういうあまりせかせかしてない感じが。


 ホントはどの瞬間も同じものはないのもわかっているんだけど、一日中、一年中、いつもいつもそんなことを考えていたら身がもたない。

 せかせかはしていないけれど、ガッチガチの人生になってしまう。


 僕は、これまでに取り組んだことを整理するのも、そんなに嫌いじゃない。

 「過去」の体験を振り返って、その瞬間には感じきれなかったものを「再発見」することがなんならけっこう好きだ。

 そんな作業をしている時は、「今」というものがちょっとないがしろになっていることが少し引っかかりながらも、それはもはや単なる「過去」ではなくて、「今も続いている過去」なのかもしれないじゃない!とかって、ホントに都合のいいことを考えてみたりもする。

 そしてその、「今も続いている過去」をつくる作業でいくつも「再発見」されたものたちによって豊かになるのは、なにも「今」だけじゃないんだよねって。

 これからの日々の生活のどこかで、そのあまりせかせかしていない時間によって得られた「再発見」が活かされる瞬間はきっとある。すごくある。

 なるほど、「今も続いている過去」は「未来へも繋がる過去」でもあるわけだ。


 せかせかする、というか、その瞬間にしか味わえないものに没頭することも大事だけれども、ガッチガチの人生になっちゃわない程度に「せかせかしない」ことも大事にしたいなぁ。

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