写真_2019-07-19_9_18_34

【hint.462】「なんかいやだ」

今朝の一冊はこちらになりました。

今月のはじめごろにこの本のことを知って、ついに昨日、自宅へとお招きしたのでした。

僕と妻とで運営している「らいキチカフェ」というコミュニティ。

「コンセプトを一言で表すと?」に対するしっくりくる答えがみつかり、「本当に大切にしたいものを大切にする」というフレーズが、僕のなかでもだんだんと育ってきているなか、この「違うことをしない」という逆説的な表現に、とても惹きつけれられてしまったのでした。

 本来の自分を生きるには、違うことをしないことが大切。
 じゃあ「違うことをしない」って、どういうことなんでしょうね。
「したいことをする」っていうのとすごく似てるけど、微妙に違うんですよ。言葉で説明するのがちょっと難しいですが、ヘンに力が入ったり、ちょっとでも圧がある感じがあったら「あ、こういうことじゃないな」と思ってください。
 もっとこう、流れみたいなものに乗っていく感じ。
 イメージとしては、サーフィンに似てるかもしれない。
 大切なのは、自分にとってホントにダメだと思うことをしないでいること。
 こればっかりは理屈じゃなくて体感だから、やってるうちにだんだんわかってくると思いますよ。その感じが。
 とりあえず「なんかいやだ」と思ったら、その感覚をスルーしないとかね。
 大切なことです、とても。
 たとえ微かな兆しでも、自分が「したくないこと」を受け流さない。「まあ、いいか」って安易に人に合わせない。妥協しないで実行することで、流れがちょっと変わる。
 一回それでやってみて、どんな気分になるか、どんな結果になるかっていうのを試してみるのがいいと思う。
(いずれも、「『「違うこと」をしないこと』著:吉本 ばなな 角川書店 2018年10月22日出版」より)

ばななさん、「そうそうそう!なんとなく、そういうふうに僕も感じていたけれど、うまく言葉にできなかったんですよ〜。あ〜スッキリ」という感覚を、今朝の僕につれてきてくださいました。

あ〜、こういう瞬間、ほんと好き。

この表現たちに出逢えただけでも、この本を自宅にお招きしてよかったなと思います。

「なんかいやだ」。

この感覚ってホントにすごく役に立つなぁって思います。

日常生活を送っていて接する事がらって、今までに経験したことが無いものもけっこうたくさんあるから、初体験のときには、「なんかすき」とか「なんかいやだ」とか、そういう漠然とした感じ方しかできないことも少なくないと思うんですね。

これまでに何度か経験したことのあるものだったり、似たような経験をしたと感じられるものだったりすれば、「なんか・・・」ではなくて、もっと具体的に「これは、ちょっと苦味が強くていやだ」とか「あの人は、いつも楽しそうに過ごしてくれるから一緒にいて気持ちがいいな」とか、そういった感じ方をすることもできるんですけどね。

でも、どの瞬間もを、そんなふうに具体的に過ごすことってけっこう難しいから、「なんかすき」とか「なんかいやだ」とかって、日頃ちょくちょく出くわすんじゃないかなって。

「なんかいやだ」に出くわしたときにどうするか?

自分に対してどうするか?

目の前に相手がいるのならどうするか?

これについても、ばななさんはオモシロイ意見を聞かせてくれます。


それについてはまた明日にでも。

いやぁ、この本、続きが楽しみです。

今日のあなたにも、「違うことをしない」でいられる時間がたくさんありますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?