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コラム6 リハビリテーション部門の方針のこと

2021年1月31日追記

このコラムの解説動画を掲載しました。動画「その1」はコラム中ほどに掲載しておりどなたでも視聴いただけます。動画「その2」~「その4」はコラムの最後の方に掲載しています。

公式HPに

「病院リハビリテーション部門ではこんな教育が必要ではないですか?」

って感じのシリーズコラムを書いている。

リハビリテーション部門の教育のシリーズコラム

そのシリーズの第5弾として書いたのがリハビリテーション部門の方針のことだ。

教育5 「リハ部の方針」と「リハ実施計画書」と「触らないリハ」

これは、リハスタッフが少数でスタッフ間のコミュニケーションが良好なリハ部門ではあまり必要ではないことかもしれない。

だけど、回復期リハ病院のようにリハスタッフがたくさんいる職場においては必要なことだと思う。

ここで言うリハビリテーションの方針って言うのは、

○○法を中心にリハビリテーションを進めるとか、▲▲療法には取り組まないというような治療手技に関することではない。

リハビリテーション部門としてのリハビリテーションに対しての基本的方針やリハビリテーションの進め方の大枠、病棟の看護や介護部門との連携のあり方というようなことを指しています。

公式HPのコラムでは2020年版noteでの動画やコラムの紹介をしていましたが、改めてこちらの方で詳しく書いていきたいと思います。

2020年診療報酬改定後にリハ実施計画書に「活動と参加」の項目が増えるなど、大きく変化した今、活動と参加へのアプローチは必要度が増している。

だけど、無目的にモミモミしてるだけのセラピストが患者さんから高評価で、活動と参加に取り組もうとするセラピストが「そんなのはリハじゃない、マッサージだけしてくれ」言われるようなこともある。そうじゃなくて、活動と参加に堂々とアプローチできる環境つくりをするには、リハビリテーション部門の方針が必要なのです。

病院によっては「活動と参加にアプローチすること」が心身機能に必要なアプローチを放棄しているという風に解釈されてしまったと、うかがったこともあります。

きっとリハ部としての方針がなかったり、活動と参加へのアプローチが誤解されているのでしょう。

リハ部門のトップがこのあたりのことをきちんと考えていない回復期リハビリテーション病院はこれからの発展が難しいかもしれないとさえ思う。

スタッフが堂々と活動と参加にアプローチできる環境

回復期リハ病院のリハに関わるスタッフが、堂々と活動と参加にアプローチすることのできる環境が必要です。

そのためには、「リハビリテーションの視点」をきちんと持つことが必要なのです。

活動と参加にアプローチするということは、何らかの活動を患者さんと一緒に取り組んだり、モミモミではなくて見守りの中で課題に取り組んだり、必要最低限の介助の中で課題に取り組んだりするようなアプローチが必要になる。

何度も紹介しますがリハビリテーションには多面的な視点が必要だと思うのです。

リハビリテーションの視点2

ショート動画「その1」

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