リハ職の訪問のこれから

コラム26 2020年診療報酬改定に向けて「訪問看護ステーションからのPT・OT・STの訪問のこと」

2020年の診療報酬改定の議論が行われている、中医協(中央社会保険医療協議会)において、第1ラウンドの議論が終了し資料が厚労省のサイトに掲載された。

ここで論点としてやはり、訪問看護ステーションからの理学療法士等の訪問について記載されている。

診療報酬や介護報酬の改定の議論は、ある日突然改定されるものではなく、このように厚労省の中で議論が交わされ決定されるものであり、その経緯については随時資料が公開されている。

だからきちんと情報をチェックしていれば、ある程度の予測を立てることは出来る。予測をしていれば、病院や事業所としてどのような方針で事業運営すればよいのかってことを考えることは出来る。

だけれども、そういったことをしないで

「やっぱり役所はわかっていない」「患者さんに必要なのに何で認めてもらえないのか・・・」

みたいな愚痴をこぼすだけのセラピストがたくさんいる。

情報集めもせずに文句だけ言っててもどうしようもないよ!

次回もやはり厳しそうだけど、セラピストが活躍できる部分もある。

今回の厚労省の資料を基に、厳しそうだなってところから書いてみる。

厳しいだけではなく、チャンスな部分についても書いています。

やっぱり次期改定でも厳しいな!

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