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【2023.2.22.】小児の訪問看護・リハ⑮「興味を持つからこそ、知ることができる、つながることもできる」

※このコラムは全文最後までお読みいただけます。

まずちょっと宣伝。2023年3月2日の研修会で講師をします。

◆連載コラム「小児の訪問リハ・看護で大切なことや考えていること」

==ここから本文==
大阪在住の私が、訪問看護ステーションで小児領域の訪問看護・リハに本格的にかかわるようになったのは北摂地域の豊中市と吹田市を中心とするエリアでした。

初めからじゃんじゃん小児の訪問の実践をしていたわけじゃないんですよね。

当初の担当数は少なかったのですが、担当を始めると地域の保健師さんと顔を合わせるようになり、その保健師さんの紹介で新しい新規のケースの依頼が来たりしました。

当然訪問看護ステーションの仕事ですので、指示書を書いてる主治医がいる。病院の先生もいれば、在宅医の先生もいる。だから、訪問先で往診のタイミングと重なってお会いすることもある。僕の名前と顔を覚えておられるかどうかはわからないけれども、訪問看護ステーションからリハビリしに来てくれてるんだなってことは覚えていただいていて、新規の紹介をいただくことにつながったりする。

小児領域の訪問リハや看護の最初の一歩に悩んでいたり、躊躇している事業所さんは多いと思う。

連携できる機関がないと困っている事業所さんもあると思う。

でもね、小児領域の訪問看護やリハに多少なりとも関心や興味があるのであれば、その領域の研修会に行ったり、関わっている事業所さんに見学に行ったり、情報をとるためのアンテナを張り巡らしたりすることが必要だと思います。

2021年から週1回で勤務を開始した堺市の訪問看護ステーション。2022年10月からは週2回勤務しているんですが、現時点ではこの訪問看護ステーションは小児領域の訪問看護は行っていません。

長く小児領域の訪問にかかわってきた作業療法士としては残念なことなんですが、あきらめているわけじゃない。

堺市で勤務をするようになってから、堺市内の他事業所の訪問看護ステーションの管理者さんから「小児領域の訪問看護・リハ」についての研修会のご依頼をいただいて講義させてもらいました。

私が勤務するステーションに高齢者の訪問看護の指示を出していただいているクリニックの先生が、実はご専門は小児科で小児領域の往診も行っていることを勤務してから知りました。

そうして、先日参加した研修会でそのクリニックの先生にお会いすることができご挨拶させていただきました。

なぜご挨拶させていただいたかというと、その先生がnoteに書かれていることにすごく共感して、研修会で使う資料にご紹介させてほしいなと思ったことがきっかけで、連絡させていただいていたから。
ちなみにnoteはこちらです。

こんな感じでね、小児領域の訪問看護ステーションに取り組んでいない事業所に勤務をしていても、興味をもってアンテナをあちこちに張り巡らせることで、この領域にかかわっている近隣の事業所や関連機関の方と出会うことはできるんです。

小児領域の訪問看護に関するアンケートでも、「協力機関がない」とか「連携先がわからない」という意見を見かけるのですが、興味を持っていろいろ探してみたり、SNS使ってみたり、研修会に顔を出すといった行動をしてみることで、少しずつ他機関とつながることはできるんじゃないかなと思っています。

何の経験がなくても、興味を持って行動することで必ずつながることはできる。

そうして、小児領域の訪問看護やリハにかかわることで、訪問看護ステーションとしての魅力はレベルアップするんじゃないかなと考えています。

興味や関心はあるけど、一歩を踏み出すことができない訪問看護ステーションさんはぜひご連絡ください。

最初に一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきますよ。

きっとあなたの地域にも協力してくれる他機関はあるはずですよ。

やまだリハビリテーション研究所
作業療法士
山田 剛

#やまだリハビリテーション研究所

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「生活期リハの視点で病院リハと地域リハをつなぐ・変える」を主要テーマとして、大阪の作業療法士のやまだ…

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