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【2023.3.20.】2024年同時改定に向けて26 あれから7年「先行者利益」と「リ・スタート」再び

※今日のコラムはどなたでも全文お読みいただけます。

◆連載コラム「2024年同時改定に向けたリハビリテーションの在り方」

2016年の講演やコラムで良く伝えていたキーワードが

  • 先行者利益

  • リ・スタート

の二つです。

「先行者利益」

右も左もわからない段階でもとにかく、始めてみること。

最初は批判が多かったり、疑問視する声も大きいけど、まわりがホントの良さに気づいたときには自分は先頭を走っている

先頭にさえいれば、後発組が追い付いてくるころには別のことを始める余裕がある

みたいなニュアンスで講義するときには使っています。

もちろんやみくもに行動するのではなくて、事前の情報収集は不可欠なんだけど、情報集めても行動しない人は山ほどいる

とにかく始める、とにかく行動する

ってことです。

過去コラムより引用

「リ・スタート」

スタートもせず、行動も起こさず、始めた後のことばっかり心配して、始められない人が多い。

だけど、

制度の改定に対応する
リハビリテーションのスタイルを変える

なんてことは、すぐにできない。だけど始めないと変わらない。

だから、1人の利用者さんでもいいからとにかく始めることが大事。まわりのセラピストや医療関係者が何もしていなくても、自分だけこっそりと始めればいい。

そりゃあ、大きな声を上げてまわりを巻き込んで行動することが出来ればいいんだけど、そんな環境に恵まれない人であっても

活動と参加
に焦点を当てたアプローチや取り組みを個人で取り組むことはできる。

すべてを一気に変えることはできない。

だから、時間をかけて変える。そのためには、1人の利用者さん・患者さんからでも新しい取り組みを始める。

その日が リ・スタート なんです。

過去コラムより引用

2016年に伝えていたときはもちろん2018年同時改定を意識して話していました。

そうして、あれから7年の月日が流れた2023年の今年になっても改めてこの「先行者利益」と「リ・スタート」は必要だなと考えています。

2016年・2017年に僕のコラムを読んだり、ぼくの講演を聞いた人たちはリ・スタートしているのだろうか?

それとも今でもまだ、「周りが動いたら自分たちも考えよう」って感じでいまだに何も取り組んでいないのだろうか?

◆リハビリテーションマネジメント加算

リハビリテーションからの卒業

◆訪問看護ステーションにおける、小児領域への取り組み

そんなことに取り組むことが必要だとここ2年間くらい伝えてきました。

そうして、リハビリテーションという言葉の共通概念を持ちながら病院リハと生活期リハがコラボレーションしていくことの必要性

その先にある「活動と参加のリハビリテーション」

◆「活動と参加へのアプローチ」

上記のようなキーワードに向けて、2024年同時改定に向けて動き出すことが必要なんですよね。

  • 周りの事業所やセラピストが取り組み始めたらうちの事業所も考えていこうと思う

  • もっと制度改定の情報がはっきりしてから考えたい

  • 今の段階では時期尚早

なんて言っている事業所の多くは、今からどれだけ時間が経過しても「リ・スタート」することはできないのだろうし、リ・スタートできないから「先行者利益」を得ることもできないのだ。

あなたの事業所はいつから動き出すのですか?

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やまだリハビリテーション研究所
作業療法士
山田 剛

#やまだリハビリテーション研究所

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「生活期リハの視点で病院リハと地域リハをつなぐ・変える」を主要テーマとして、大阪の作業療法士のやまだ…

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