大人の心情と事情をしんみりと綴るあのナンバーからちょっと考えてみる?
noteからの挑戦状…受けてみせようか?
noteが #夏に聴きたい曲 を問うてきたので、答えて見せましょう…ということで、私が #夏に聴きたい曲 の一つ、「何も言えなくて…夏」を紹介します。この曲は、THE JAYWALKの18枚目のシングルで、1991年7月21日に発売されました。THE JAYWALKの代表曲と言ってよいでしょう。
おいおい、また昔話かよとツッコむ読者の方もおられるでしょうが、漫談かなんかと思ってご笑覧ください。
ちなみに公式さんの2018 againバージョンはこちら↓
Amazonのストリーミングなどでも楽しめます。
この曲のロングヒットを支えたものは?
1991年リリースですから、30年経つわけです。しかし、2021年現在で聴いても、私は心に響きます。むしろ、お子ちゃまだった当時より、オッサンになった今の方が心の中にまで楽曲が染み入りますね。
曲としては、THE JAYWALKのバンド名の由来よろしく、交通規則を無視して歩く ≒ 紆余曲折や浮き沈み等々を楽しむかのように、大人の余裕といいますか、大人の行間とでもいう歌詞と、ロックでありながらフォークのような奥行きのあるサウンドによって、聴いている人の心の奥に"その時、その場面"の情景が浮かんでくる…そんな大人向けの楽曲が「何も言えなくて…夏」だと思います。
この曲のサビのように…
この曲を作曲した中村耕一は2010年3月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、同年5月執行猶予付きの有罪判決をうけ、2011年3月10日をもって、THE JAYWALKを脱退しました。
その後も、THE JAYWALKはその灯火を絶やすことなく、また、袂を別つこととなった中村耕一もソロ・アーティストととして活躍を続けています。
しかし、「何も言えなくて…夏」の歌詞のサビ
「私にはスタートだったの。あなたにはゴールでも。」
が今となっては大変気になります。
確かに2018 againバージョンも決して見劣りするものではありません。完成された作品だと思います。しかし、ここにもう1つのピースを埋め込んだほうが、この曲のさらなる微妙な息づかいといいますか、大人の色気が生まれると私は考えます。
そう奇しくも、この楽曲の"二人"のように、薬物による過ちにより、30年付き合った"二人"はそれぞれ別の道を歩むこととなってしまいました。
しかし、もし、"二人"が
時がいつか 二人をまた
初めて会った あの日のように導くのなら
のようになれば…。
それはバンドからみればのゴールのように遠いものかもしれませんが、"私"たちは
水のように 空気のように
"二人"を受け入れ、この曲をさらに大人のバラードへと広がっていくんじゃないかと微かに期待を持ちつつ、何度もスマホで聴き入る…
私のいつもの夏はTHE JAYWALKのバラードを聴きながらの日々でございます。(了)
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