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熊本には熊本でしかできないことがある。Uターンをして出会ったヤマチクの情熱に触れて。

ヤマチクのお箸の「使い手」さんの声をお届けするnoteマガジン「竹のお箸のある暮らし」。

ヤマチクは、熊本の山奥で「竹の、箸だけ」を58年間作り続ける小さなものづくり企業です。

今回お話を伺ったのは、熊本県出身・在住のmariaさん。

フリーランスのクリエイターとして、ライター・動画編集、熊本市内にあるコワーキングスペース『未来会議室』の運営に携わるなど、幅広く活躍しています。

「学生時代は、東京に行かないとやりたいことはできないと思っていました。でも実際はそうじゃなかった。自分からどんどん動けば、地元を盛り上げようと懸命に働くかっこいい大人にたくさん巡り会えました。今では東京にいたときより、いい表情をしています」

そう楽しそうに話してくれたmariaさん。地元で働き、暮らすなかで出会ったひとつが、地元・熊本の竹のお箸メーカー「ヤマチク」だったといいます。

mariaさんが大事にする仕事や暮らしへの価値観を伺いながら、ヤマチクのお箸を使っての感想、ものを選ぶこだわりなどを伺いました。

東京に行かないとできないと思っていたことが、熊本でできている。

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今でこそ生まれ育った熊本は大好きですが、高校時代は地元を離れたくて仕方ありませんでした。エンタメ業界に興味があり、そういう仕事は東京じゃないとできないと思っていたんです。大学進学を機に上京。就職も東京でするつもりでした。

でも実際に東京で暮らしてみると、離れたからこそわかる地元のよさを実感しましたね。まず水が合わなかったんです。東京の家でお風呂に入ると肌荒れしてしまって、熊本と東京の水のちがいには苦労しました。

このまま東京で暮らし続けるイメージが沸かず、地元に戻って就職をすることに。その後、フリーランスとして独立しました。

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地元・熊本の竹のお箸メーカー「ヤマチク」に出会ったのはそんな折です。三代目専務の山崎さんと共通の知り合いが多く、工場見学をさせてもらいました。

まず刺激を受けたのは、山崎さんの箸に対する情熱です。お客様のことはもちろん、社員、地元の人にも想いを馳せてお箸作りについて話されるんですよね。

妥協をせずお箸を作り続ける気概。自分たちが作るお箸への自信と、愛情を惜しまない姿勢。周りに力強く発信する言葉。眼差し。人との接し方。

熊本に帰ってきて仕事をするうえで、吸収したいことばかりでした。

もっと言うと、山崎さんの周りには同じように地元を盛り上げようと奮闘する人たちがたくさんいるんです。そういった出会いを重ねるうち、世代を超えた横のつながりが増えていきました。困ったときは手を差し伸べてくれる人がいる安心感、自分から動けばいくらでも学び、挑戦できる環境。

ふと振り返ると、東京でしかできないと思っていたことが熊本でできていることに気がつきました。むしろ熊本には、熊本でしかできないことがたくさんある。それに気づかせてくれた山崎さん含め、尊敬する先輩たちに感謝ですね。

遠慮なく日常使いでき、料理も捗るヤマチクのお箸

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山崎さんの情熱やお箸一本にどんな想いが込められているか知っているからこそ、手元のお箸を大事に使いたいと思えます。

工場見学で『がんこ箸』と『金紗箸』をいただいて以来、ずっとヤマチクを愛用していますね。特にお気に入りなのが、『オーロラ箸』。鶴屋百貨店の催事にヤマチクが出店されていた際に一目惚れしてイエローとホワイトの2本をお買い上げしました。同居人にも使わせない、私だけのお箸です!

家でよく料理をするので、箸先が両方研いである『白竹三角両研取箸』も菜箸として使っています。料理に応じて箸を変える必要がないので便利ですね。デザインもシンプル。かつ値段も手頃な価格だったので即決でした(笑)。

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ヤマチクのお箸は色の種類が豊富なので、食卓が彩られるのも嬉しいところ。食べるのが楽しくなります。繊細なお箸ですが、丈夫で長持ちするので遠慮なく日常使いできるのも有り難いです。

実家の母にも贈り、使いやすい!と言っていました。作り手の顔を知っているからこそ、周りの人にもすすめたくなるお箸ですね。

せっかく一緒に食卓を囲むなら身体にいいものを。

ものを選ぶときは、なるべく心と身体に良いものを選ぶようにしています特に気をつけているのは、お箸を含め食材など口に直接入れるもの。今、一緒に暮らしている人がいるのですが、せっかく食卓を囲むなら身体にいいものを食べてもらいたいという気持ちが大きいです。

スーパーで買い物をするときは、パッケージ裏の成分表や産地表示を気にするのが習慣ですね。東京で暮らしていた時期があったからこそ、やっぱり熊本の食材は美味しいなと......!実感しますね。

料理道具や食器は多くは持たず、日常に馴染むものを長く使いたいと思っています。お気に入りは、母からもらった『natural69』の器。

長崎県の波佐見町にあり、自社デザイナーによるオリジナル商品の開発を波佐見焼・有田焼のいくつかの窯元と行っているブランドです。シンプルで可愛い見た目で、日常使いもしやすいので、よく食卓に並ぶ器の一つですね。

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あと、『iwaki(イワキ) 耐熱ガラス 保存容器 グリーン 7個セット』もすごく重宝しています!食器に匂いがつかず、油汚れもすぐ取れ、オーブンでも使える。シンプルながら食卓をオシャレに見せる万能アイテムです。

身体にいい食材やお気に入りの器、それからヤマチクのお箸に囲まれる食卓は、日常をほんの少し豊かにしてくれますね。

聞き手・執筆/貝津美里

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食卓用のお箸、菜箸と、日常的に竹のお箸を愛用してくださっているmariaさん。素敵なエピソードをありがとうございました!

▽mariaさん愛用・ご紹介してくださったmyヤマチク

●金紗箸

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金紗(きんしゃ)とは、金糸を織り込む絹織物の技法の名前です。
そんな日本の華やかな織物をイメージして、美しい竹のお箸を作りました。
使い心地はもちろん、着物のような色彩に、さりげなくきらめく金箔が上品なお箸です。ご自宅用はもちろん、贈り物としても大人気です。
長さ:23cm

●『新がんこ箸』

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「食器洗浄機で洗いたい・・・。」そんなお客様のご要望にお応えして、ヤマチクのロングセラー商品である「がんこ箸」が、ついに食器洗浄機対応になりました!太くて頑丈、でも軽い。「がんこ箸」の真骨頂をぜひお試しください。

●『オーロラ箸』

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キラキラかがやく、カワイイお箸ができました。
カワイイだけではなく、丸い持ち手に細く仕上げた箸先がとても使いやすい逸品。食卓が「映える」こと間違いなしです。
長さ:23cm 塗装:アクリル塗料 
※食器洗浄機のご利用は避けてください。

●『白竹三角両研取箸』

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両方とも研いであるので、向きをそろえる必要がなく、お料理に応じて箸先を使い分けることもできる優れものです。キッチンで転がりにくいように、持ち手は三角形に仕上げています。
取箸として食卓に並べてもよし、調理用に使ってもよし。ヤマチクのアイディアが詰まった、万能なお箸です。
長さ:33cm ※食器洗浄機のご使用は避けてください。

▽ヤマチクのお箸って、どんなお箸なの?(ECサイトはこちら)

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#ヤマチク  

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「息子のお食い初めは、いつも夫婦で使っているokaeriでお祝いをしたんです。見た目が上品で、高級感もある。赤いポチから、めでたい印象も感じました。一生の一度の祝いの席を彩ってくれたお箸です」

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