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そもそも人間は行動しないようにできている

やまちゃんと申します。

この度、noteを手に取っていただき、ありがとうございます。

本noteを通じて、僅かながらでも、皆様のサポートとなれば幸いです。


みなさんは、"行動"について考えたことはありますか?

私は常日頃から考えておりまして、それこそ常に行動していたいと思っているんです。

ただ行動するときというのは色々と考えてしまいますよね。

リスクとか不安とか。

そもそもですが、人は変わりたくない生き物なんです。

変化することを嫌うのです。

『人は、変化よりも現状維持をしようとする』

このようなことを聞いたことがあるかもしれません。

これを「現状維持バイアス」と言います。

「利益と損失が全く同じでも損失の方が大きく感じる」というプロスペクト理論によると、人はリスクを負ってでも、損失を回避したいと考える傾向があるんです。

ひとつ、代表的な例をあげますね。

例1.
(A)サイコロの偶数が出たら100万円もらえるが、奇数が出たら何ももらえない
(B)何もしなくても確実に50万円もらえる

あなたなら、どちらを選ぶでしょうか。

AもBも期待値は50万円。

でも、この質問を投げかけられた時に、多くの人は「B」を選びます。

人は「何ももらえない」という損失に対するリスクや痛みを大きく感じてしまう。

損失に対してはリスクを取っても回避しようとするんです。

ではこちらはいかがでしょうか。

例2.
100万円の負債がある場合
(A)サイコロの偶数が出たら負債が0になるが、奇数が出たら負債は100万円のまま
(B)何もしなくても確実に負債が50万円になる

こちらも、AもBも期待値は50万円。

ただ、この質問をすると、人間の心理としてAを選ぶ人が多いようです。

元々ある100万円の損失に対して、より損失を小さくしようという心理が働き、リスクを取ってでもそれを回避しようとします。

以上のことからわかるのは、人は利益に対してはより確実性を求め、損失に対してはリスクを取ってでも回避しようとするということです。

これが「プロスペクト理論」です。

私たちが「現状維持」を好むのは、ただ単にそのほうが楽だからという理由だけでなく、私たちが持つ「損失回避」傾向のせいもあります。

人はどうしても、損失をこうむることを避けようとする心理が強く働きます。

具体的な数字を言うと、「損失に対する感情」は「利益に対する感情」の2倍も強いと言われています。

未知の変化に対しては、ポジティブな情報よりもネガティブな情報を重要視する「ネガティブ・バイアス」が働き、必要以上にリスクを強く感じてしまいます。

すでに手に入れた物の価値を高く感じ、手放すことに心理的な抵抗が生まれる「保有効果」も、現状を変化させたくないという現状維持バイアスに影響を与えています。

かくいう私も、現状維持バイアスに悩まされている1人です。


私はこれまで、1000冊以上本を読んできました。

お察しの通り、本をたくさん買うと部屋が本でいっぱいになります。

「早く片づけろ!」と何度も妻に怒られました...。

まぁ、当然です(笑)。

そこで、私は本を売ることにしました。

本を売るとき、「もうその本は私には必要ない」とわかっていながらも、なかなか手離すことができない時期がありました。

今でも、自分の元から本が離れていくと、寂しく感じます。

その本が、すごく貴重であり、すごく価値の高いものに思えてくるのです。

必要ならまた買えばいい話なのですが...。

頭でわかっていても、感情がついていきません。

モノを捨てるというのは、ものすごくエネルギーが必要です。

「今持っているモノが自分のモノじゃなくなる」という感情を抑えるのは、すごく気力が必要です。

でも、これは人間心理だから仕方ありません。

ある行動が習慣になるためには、「損失回避」「現状維持バイアス」「保有効果」などと戦わなければならないのです。


行動していたいと思いつつ、脳内思考が追い付かない。よくあります。

みなさんも "行動“ について考えてみてはいかがでしょうか。


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