若手の不満

入社直後に開いてもらった歓迎会で、若手社員の不満を聞きました。

最初は「好きなお酒は何ですか」とか「ご出身は」みたいなゆるい話題だったのですが、「同期入社が〇〇人いたのに、今は〇人しか残っていない」という話題になったので「なぜ?」と切り込んでみました。

というのも、「ESサーベイ(従業員満足度調査)の内容が悪い」という話は事前に聞いていたからです。

「給与が安い」ので、「若手はコンサルとかに流れる」というあるあるな話から、「社内でのパワハラ」とか「顧客(役員クラス)からのセクハラ」のような少し聞き捨てならない話も聞きました。

「会議がちょっと多すぎ&非効率すぎではないですか?」という話題を振ったところ、管理職含め皆さん非常に強く同意されて、逆に「誰もやりたがっていないのにどうして続いてるんだろう」と疑問に思いました。
多くの人が「そういうもの」と過去のやり方をそのまま踏襲しており、問題意識を持った人も「おかしいから変えよう」と声を上げられないまま、ここまで来てしまったのかもしれません。

こんな感じで「ここは問題ではないか」という項目は入社してから蓄積していく一方ではありますが、それだけ「伸びしろがある」とも言えます。

また、社員の入社理由で「この会社の製品が好きだから」とか「胸を張って家族・友人含む周囲にすすめて喜んでもらえる」といった声も聴きました。

「自社の製品・サービスに自信を持てる」のは、とても大事なことです。
それゆえに盲目的になってしまうのも日系企業あるあるではありますが、
社員の皆さんには自社製品をとにかく愛してもらって、程よいバランスになるように(ちょっと醒めた)客観的なモノの見方を足すのはアウトサイダーでもある私のような人材の役割と思います。

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