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音楽の未来を一緒に「予見」しよう!音楽未来会議始めます。

追記:Vol.2が5/12開催です!

「未来は予測できないが、予見はできる」田坂広志さんの言葉です。個別の事象を言い当てることは占い師の役割ですが、環境変化の大きな流れを把握して落ち着いて考えれば、未来の流れを予見することは可能です。音楽の未来は、これまでの文化的蓄積を踏まえたトレンドがあり、それをメディア、テクノロジー、ビジネス環境の進化変化が絡み合って展開していきます。そんな未来予見をこのメンバーでやるのは、最高にワクワクする時間で、今から本当に楽しみです。参加する皆さんも巻き込んでいきますので、ご一緒しましょう!

 告知用に書きましたが、まさに本音です。今年、一番楽しみにしているイベントです。
 SNSの時代からAIとブロックチェーン技術に、デジタルの主役は変わりますが、テクノロジーが牽引することは同じで、世界の流れに6〜7年遅れた日本の音楽界で何が起きるかは、正しい知見を持って考えれば「予見」することは難しくありません。

長い交関係がある2人との鼎談

 もう10年以上の付き合いになります。ワッキーこと脇田敬と初めて会ったのは、当時僕が理事を務めていた日本音楽制作者連盟のイベントでした。デジタルをテーマに企画したトークセッションに来てくれた時でした。2006年頃でしょうか?柴くんと初めて会った日は覚えていませんが、彼が仲良しの音楽コンシェジュル、ふくりゅう君との定期イベントの場だった記憶がありますから、最初の本を出した2011年頃だった気がします。
 長いおつきあいになっている彼らと2024年にイベントを始めるキッカケは、昨年の『音楽デジタルマーケティングの教科書』出版記念イベントでした、音楽マーケティグの話は、セミナー含めて、いろいろしていたので、目先を変えたくて、ゲストに音楽ジャーナリスト柴那典さんをお願いしました。3人で話し始めると、これまでにないような刺激的な時間が訪れました。
 音楽の最新トレンドとテクノロジーの進化の関連性、そこにはメディアの変遷という側面もあります。そして、文化的な視点だけではなく、ビジネス的な視点がないとポピュラー音楽の正確な姿を捉えることはできません。3人揃うと、結果的に多面的な視点から縦横無尽に話すことになるのがわかり、今回の企画に繋がりました。

今の音楽シーンを語るには複合的な視点が必須

 音楽を取り巻く環境は大きく変わりました。様々な観点から語ることが可能です。テクノロジーの進化は重要なポイントの一つです。Spotifyの創業者のダニエル・エクが、peer to peerのエンジニアとして優秀だったというのは有名な話です。アーティストとユーザーをつなぐ仕組みとして突き詰めたストリーミングサービスが音楽の聴き方を変えました。
 ビジネス構造の変化も大きなポイントです。ジョブスがiTunesとiPodを始めた時のインパクトは大きなものでした。  
 文化的な意味での音楽トレンドについても話したいです。音楽メディアの表紙の役割が、ロックフェスのヘッドライナーに取って代わられました。音楽の伝搬がフラット化して、最新の音楽トレンドに世界中にリアルタイムにタッチできるようになりました。
 そんな環境下は、以前以上に野心的な若者に音楽は魅力的でしょう。表現意欲と自己顕示欲と経済的な成功を同時にわかりやすく手に入れることは昔も今も可能です。
 「これまでと10年これからの10年」とサブタイトルを付けましたが、今年2024年は、音楽史的にも分水嶺にあたるような時期になっている気がします。過去が精算され(無くなりはしないけれど消化/昇華され)新しい仕組みやムーブメントが形になり始めている感覚があります。

「音楽で自己実現」したい若者に来てほしい

 音楽に人生を踏み外すような魅力があるのは、大昔から今も変わりません。アーティスト、クリエイター、マネージャー、ディレクター、ライター、編集者等等、立場は違っても、音楽の魔力に囚われて、損得では計算できない人生の選択をしたのは僕も同じです。

 残念ながら、既存の教育機関(音楽大学、専門学校)で、そんな野心的な若者の期待に応えられるところは、少なくとも日本にはありません。(そういう意味でも、大阪音大ミュージックビジネス専攻のトラブルは本当に残念でした。新たな受け皿を作る準備は既存の教育機関と別に、音楽業界ダイレクトで作るべく準備中です。)
 「音楽未来会議」では、現在進行形で音楽をジューシーに語ります。面白いはずです。そして、そこであなたが感じることが、真実です。3人でグッドバイブレーションを発散して、共有したいと思っています。

 今年4回やって、書籍にまとめる予定です。2024年以降の音楽を立体的、重層的に語り、一緒に明るい未来を見たいと思ってます。「音楽で自己実現したい」人には個別のアドバイスもします。イベントのトピックも募集するなど双方向性を持って進めます。是非、第一回から参加してください!


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