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自分なりの方法を見つけ出した時、子どもは自立する

何気なく過ごしていると、子どもの成長に気づかないことがある。

特に小学生の半ばごろからは、いろいろ自分で出来ることも広がってきた。

出来るようになったことに対しては、子どもの成長が気づきやすい。

でも、実は他にも子どもの成長を感じられることが、日常にまだまだ眠っているのではないか。

最近の体験談で、子どもが自立したな、と感じることがあったのでシェアしてみたい。

自分では絶対しないことを・・・

以前、下敷きを敷かない娘に対して、違和感しか無いという話を書いた。

それと似たような話だが、娘が違和感のある行動をとる時が多々ある。

例えば、消しゴムの使い方。

私は、シャーペンの頭についている消しゴムは絶対に使わない。

いやいや、それで綺麗に消えるわけがない。

消しゴムではなく、あれは飾りだと考えている私。

しかし、娘はやはり、あのシャーペン頭を消しゴム用途で使うのだ。
少し手を伸ばせば、消しゴムがあるにも関わらず。

また、娘は基本的に、リビングで勉強をしている。

下敷き敷かないし、シャーペン頭の消しゴムを使うし、私は横で見ていると、すごく気になる。

リビング学習しないで、自分の部屋で集中してやれば良いのに、とも思う。

でも、これが彼女の学習スタイルなのだ。

自分に置き換えると

では、自分に置き換えてみるとどうだろうか。

私はノートを書くときはシャーペンではなくボールペンを使う。
あまりノートには色を使わない。

そこで、「鉛筆を使え、もっと色を使え」なんて言われたらどうだろうか。
たぶん、かなり反発する。

いいだろ、手段はどうであれ。
目的が達成できれば。

とかく、子どもには自分のやり方を勧めがちだ。
しかし、自分が逆の立場であれば、あれこれ言うなと思う。

例えば服。

自分が小学校の頃に、その組み合わせはおかしいとか親に言われるのが嫌だった。

本当は、親に言われて、自分でも組み合わせおかしいかも・・・と思っていたとしても、絶対にその通りにしたくなかったものだ。

自分なりの方法じゃないと嫌?

そして、一つひらめいた。

子どもの自立とは、自分なりの方法を、子ども自身が見つけることなのではないか。

親に言われて、そのまま行動するのではなく、自分で考えた方法を試すこと。

自分の考えや感情を理解し、それらに基づいて行動することができる能力が精神的な自立。
自分なりの方法を考えた時点で自立は進む。

私がシャーペン頭の消しゴムじゃなくて、MONO消しゴムのほうが良いのでは?と言っても、絶対にそうしない娘。

おや。

これが反抗期=自立なのでは?

人生2度楽しめるのも子育ての魅力

人の一生は短い。

子育てをする大きな楽しみは、この短い人生をもう一度味わえるような感覚が起きること。

「ああ、自分も親に言われるのが嫌で反発していたな」と振り返ることができる。

子どもがいなければ、都度、自分の人生を振り返ることも少なかったのではないかと思う。

小学校4年生にもなると、子どもが私に反発する機会も多くなってきた。

おお、これが反抗期か。

少しずつ自立し、成長していく娘の姿を見守ることにしたい。


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