【Tableau】日本の人口減少を可視化してみた
Tableauを利用して、色んなデータ分析を行っています。
今回は日本の人口推移について確認してみました。
本記事のデータは、最新の令和4年の労働力調査に基づいています。
はじめに
日本の人口は近年、急速に減少しています。
最新のデータを基に作成したグラフを見ると、この減少がどれほど顕著であるかがわかります。
特に2021年以降、人口減少の幅が大きくなり、2022年には約77万人、2023年には約52万人もの減少が見られました。
これらのデータをもとに、日本の人口減少の現状とその要因について詳しく見ていきます。
総人口の変動
まずは、私がTableauで作成した、以下のグラフをご覧ください。
このグラフは、2017年から2023年までの日本の総人口の変動を示しています。
総人口は一貫して減少しており、特に2021年以降の減少が顕著です。
性別による人口の分析
性別により差はあるのか?も確認してみました。
性別ごとの人口を見ると、以下のグラフのように男女の比率はほぼ一定であることがわかります。
男性人口: 2017年の6,172万人から2023年の6,051万人へと減少。
女性人口: 2017年の6,515万人から2023年の6,392万人へと減少。
男女の人口比率はほぼ変わらず、男性が約48.6%、女性が約51.4%を占めています。
このことから、人口減少は男女共通の要因によるものであることが示唆されます。
人口減少の主な要因
2021年以降の急激な人口減少の原因について考察します。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスのパンデミックは、日本の人口動態に大きな影響を与えました。
感染拡大による経済的不安や健康リスクから、結婚や出産を控えるカップルが増加しました。
また、医療システムへの負担が増し、出産や医療サービスの利用が制限されたことも少子化を加速させました。
高齢化の進行
日本は既に高齢化社会に突入しており、出生率の低下と相まって自然減少が進行しています。
高齢者の死亡数が増加する一方で、出生数は減少し続けているため、全体的な人口減少が加速しています 。
非婚化・晩婚化
結婚観の変化により、非婚化や晩婚化が進んでいます。
特に若者の間で、結婚や子育てに対する経済的不安やキャリア優先の価値観が広がっており、これが少子化に拍車をかけています。
結論
日本の人口減少は、多くの要因が複雑に絡み合っています。
特に新型コロナウイルスの影響、高齢化、非婚化・晩婚化、子育て支援の不足などが主要な要因として挙げられます。
日本の人口減少って、なんとなくのイメージはあったのですが、可視化すると分かりやすいですね。
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