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「スラムダンク」になれなかった、やりたいことから引き裂かれた自分、そして今思うこと①

※映画「スラムダンク」の感想・考察ではありません
少し前の映画になりますが
映画「スラムダンク」を5月28日に見ました
公開してからずいぶん経っていましたが
思ったより人が入っていました(すごい人気)

試合の臨場感をアニメでここまで再現できるということに
驚きとともに自分がバスケをしていたころを思い出しました

これは私がバスケをしたかったのに続けられなくなったこと
それを後悔して、恨んで、その感情が自分で嫌で
ふたをして、あきらめてしまっていた話です

バスケが大好き

兄がバスケをしていた影響でバスケを始めました
(兄は1年生でレギュラーに抜擢されるほど選手)

小学校ではミニバス、
休み時間も校庭のバスケットコートで
男女学年関係なく交流し
バスケ三昧の日々を送っていました
中学校になったら、兄のように活躍すると夢見て
(なので、宮城リョータ(スラムダンクの登場人物)には
感情移入できました)

夢にみたバスケ部

私が中学校に入ると
3歳上の兄は高校へ進学しました
しかし、兄の存在は大きく
スーパーヒーローと化していた兄の妹が入ってきたと
入学した私の教室に、先輩方が見に来る人気ぶりでした
「あの○○先輩の妹」
と先輩はおろか、先生まで注目してくるくらいです

私はもちろん迷わずバスケ部へ

昭和時代の部活、どんなイメージでしょうか
スポコン、うさぎ跳び、水は飲むな、
はい、まさにそんな感じです
先輩後輩の上下関係は厳しく
先輩の言うことは絶対です

そんな中学部活のはじまり
1年生がガチガチに緊張しているその時
私は先輩たちに「きゃーきゃー」言われたのです

「○○先輩って家ではどんな感じなの?」
「写真持ってる?」
「彼女いるの?」

その時は気づいていませんでしたが
今思えば、同じ1年生たちが
この光景をどう思ってみていたのか…

神様は意地悪

私はもともと鈍感なタイプなので
きっとそこにあったであろう
同じ1年生たちの穏やかではない感情に
気づくことはありませんでした

入部した日に行われた新人戦

私はその時、とんでもないラッキーがついたのです
投げるボールが、ことごとくゴールに吸い込まれていきます
あの「スラムダンク」でもあった
集中、ゾーンに入ったともいわれる状態
聴覚が制限され、すべてに自信がみなぎる状態
いまでも、あの恍惚の状態、感覚は忘れられません


私は一人で
3点ゴールを3回
さらに片手で放った
センターライン際からのブザービートゴールで
締めくくったのです

バスケ部女子だけではなく男子部も見守る中
私の活躍に先輩たちは色めき立ち
その気配を感じて
同じ体育館で活動していた他の部活の人も注目し
終わったときは大歓声

後から知ったことですが
その時に私のファンクラブができたそうです
(昭和ならでは)

孤立したらバスケはできない

どうなるかわかりますよね

柔軟体操を2人一組でやるのに
誰も私と組んでくれない

パスをもらえない

その当時、暗くなってからの下校(部活練習のため)だったので
1年生は1年生同士でかたまって帰るように言われていたが
私はいつもまかれてしまっていました
(それをみた先輩が私と一緒に帰ってくれたのですが
それもまた良い結果にはなりませんでした)

先輩が私をかばえばかばうほど、
1年生たちは私から距離をおきました

新人戦の時
ある程度点数をとったら
もっと他の子にボールをまわすべきだったのかもしれません

でもゾーンに入った私は
そんな周囲への気遣いはできませんでした

私はここから心を壊していき、バスケをやめることになりますが
長くなるので次回話したいと思います

私はこの経験から、
目立ったら嫌われる
というトラウマを抱えて生きていくことになります

このことに気づいたのはほんの最近です
このトラウマは私の人生の中において
大きな核となって自分らしく生きる道を閉ざしてきました

これからそれを受容して、手放して
いま、自分らしく生きようとしています
自己受容絶賛修行中!

長文を読んでくださってありがとうございます

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