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【体験談】企画書を転職面接に持ち込んだ時のはなし

転職術の0章で紹介している、私が第一志望に受かるために行った2つのアクションのうちの『面接で"企画提案書"を持参する』について、

実際に私自身が企画提案書を転職の面接に持参したときの話を実体験コラムとしてまとめてみました。
note"転職術シリーズ0章"はこちらから

新卒の2次面接で、初めて企画書を持っていった

自己ポートフォリオは、就活・転職活動において、
どんな求人に応募するにしてもやって損はないアウトプットです。
(最初に1度作成したら、活動中は同じものが使えます)

それに対し、「企画提案書」は、「行動する熱量(やる気)」と「作成する時間(コスト)」が必要になります。

 どうしてもこの会社が良い!
 ここに入りたい!
 昔からの憧れの仕事場だ・・・!
 なんとしても高待遇を得たい!

こうした熱い入社への想いを企画提案書に込められるかどうかがとても重要になってきます。
「企画提案書」は小一時間やそこらで出来るものではありません。

様々な情報収集・アイデア出し・整理・資料化…と手間暇をかけて作り上げる熱意の塊です。

だからこそ「第一志望に受かるために」やるべきであり、
「受かりたいから」こそ、踏ん張って出来る行動であるとも言えます。

その熱い気持ちを込めれば、提案書の中身も間違いなく
相手の心をグっとつかむ(心を動かす)ものになるはずです。

アセット 19


私は新卒の就活、および1度目・2度目の転職の中で、
第一志望にはすべて企画提案書を持参して面接に挑み、内定をいただきました。

新卒のときの私は、そこまで深く考えて行動したわけでもなく。
特に誰かにアドバイスを貰った訳でもありませんでした。

企画職という職種への応募だったので「何か考えてることや、やってみたいことあるかな?」と聞かれそうだと考え、
「学生目線で感じる改善点や、あったらいいなのアイデアを企画書として書いてもっていこう」という単純なものでした。

2次面接のときに、想定通り「やってみたいことはあるか?」と聞かれました。
アイデア企画書を取り出したときの面接官の方の目の色が明らかに変わった瞬間を今でも覚えています。

途中までその場に漂いつつあった
「他の学生と似たり寄ったりで、これといって響くところも無いなぁ」という面接の空気も一変。

企画書を見せながら、一生懸命に説明していくうちに
とうとう企画部門の部長相当の方が「いやあ、面白い!」と膝を打ちました。

隣にいた人事の方も「この子を面接に呼んで良かった」と言わんばかりに誇らしげになってくれていました。

後から聞いた話ですが、元々その年の企画職での採用枠は1名。
私の他に既にほぼ内定が決まりそうな学生がおり、私が受験した頃は、やや消化試合気味の面接だったそうです。

しかしながら、この企画提案書がきっかけとなり、追加で私も採用される形となり
この就活時代の成功体験が私の中で強烈なものとなって残ることになったのです。

初の転職活動でも、第一志望に企画提案書を持参

約10年後、1度目の転職活動を開始。
これまでの経験を活かしつつさらなる成長(やれることの幅も広げて、年収もUPさせる)を目標に動き始めたときに、ある企業の求人が自分の希望にドンピシャでした。

「入りたい…!なんとしてもここに入りたい!!!」

求人票を見ては何度も思いました。

しかし、そこは誰しもが耳にしたことのある東証一部上場の超大手IT企業。
当時務めていた会社とは業界も違うことで、扱っていたサービスの規模も到底及ばず、
普通に考えると、向こうから手を広げて大歓迎されるというシーンは思い浮かびませんでした。

エージェントの方にも「難しいと思いますが書類だけ、駄目元で出してみましょうか」という感じのフォローをもらっていたくらいです。

職務経歴書の書き方が良かったのか、
運良く書類選考に通過して一次面接の機会を貰うことが出来ました。

書類選考を通過した時点で私は心に決めていました。

「絶対、企画提案書を持っていくぞ」と。

正直真っ向勝負ではライバルに勝ち目がないと思っていたので、だったらその差を埋めるだけのものを持っていこうと考えたのです。

しっかりと準備をして臨んだ一次面接。
面接も後半に差し掛かった頃、あの質問がやってきました。

「入社して、やってみたいことや、我社のサービスでもっとこうしたら良いのに…と思うことなどありますか?」

ドキドキしながら、企画提案書をお渡しして説明しました。
そのとき持っていったのは約20ページ程の提案書でした。

2日後、選考通過の連絡がありました。
1週間後に2次面接。部長、本部長クラスの方が来られて、そこでももちろん企画提案書を説明。

「非常に面白いです!!」と良いリアクションをしてもらい、
翌日に2次面接通過の連絡。

そして最終の役員との1対1面接。
事前に2次面接での先方の結果レポートがエージェント経由で来ており、
「非常に高い評価である」旨が書かれておりましたので、ある程度自信は持ちつつも、

ここでも、臆せずに提案書をお見せしました。
3日後、内定の連絡をいただきました。

このとき改めて私は感じました。

企画書は伝わる・・・・!!!

本気でやって、やれないことは無い。

経験やスキル、経歴の差を「埋まらない差」だと思って諦めてしまうのではなく、
自分なりの方法やアプローチで1センチ、1センチ積み上げて、その差を埋めていけば、届く
…と実感したのです。

目標との差を目にしたときに「今の自分じゃ無理かも。きっと無理だ。」と
何もせずに決めつけて諦めてしまうというのは、逆に言うと、『自分にとってそこまで本気じゃなかった・追い込まれてなかった』ということかもしれません。
(外部要因やそのときの環境等によってはチャレンジできない場合もあると思います。)

私の場合、先の就活での経験、そしてステップアップにチャレンジしたときの1度目の転職。
どちらにも共有していたのが「企画提案書をぶつける」というアクションで道を切り開いたということでした。

入社した後も

「企画提案書を持ってきたのは君だけだった」
「すごいんだよ、Yamaさんは、面接のときに企画職持ってきてくれてね!」
「あれには本当にびっくりしたよね」
「提案書、受け取った後すぐにグループのみんなに回したよ!」
「質問のやりとりや職務経歴書だけでは見えないアウトプットする力も垣間見れた」

と何かと企画提案書の話を出されることが多かったのをよく覚えています。

それだけ、企画提案書というのは
インパクトのあること
なんだと思います。
(もちろん熱量が伝わるようなという前提です)

2度目の転職の時にも。

そして2度目の転職。
子供のときから、ずっと憧れていた企業への転職チャレンジ。

総合的に1度目の転職のときよりも難易度は高い(年齢的にも)と肌で感じていました。

幸い、このタイミングで森岡 毅さんのキャリア整理の本とも出会うことができ、自己分析にも力を入れ、アウトプット(自己ポートフォリオ)として整理。

前準備として、丁寧にこれまでのキャリア・実績をふまえて、自分の価値をきちんと話せるようにしました。

※↑森岡さんの書籍です。

そしてもちろん面接では、企画提案書を持参。

精一杯やりぬき、ありがたいことに、憧れの企業からとうとう内定をいただくに至ったのです。

後悔したくないから。

就職活動のとき、そして2度の転職で第一志望から内定を貰ったときに、
共通していたのが「面接で企画書を見せた」ことでした。

企業側の求める人物像とのマッチング、相性やタイミングetc…
最終的な「内定」は様々な面を複合的にジャッジされた結果だと思います。

ですが、振り返ってみて私個人としては「企画書無しだったら、正直駄目だったろうな」という感触が今でも明確にあります。

「ここで働きたい」という強烈な「意欲」が、
「やれるだけのことはやろう」という「行動」を掻き立てました。


やるからには、もっと○○しておけばなぁ…という後悔はしたくないと思ったからです。

なので繰り返しメッセージングする部分になりますが
「経験やスキル、経歴の差を「埋まらない差」だと思って諦めてしまうのではなく、
自分なりの方法やアプローチで1センチ、1センチ積み上げて、その差を埋めていけば、届く
という考えを持った上で、

第一志望に近ければ近いほど、後悔のないようチャレンジして欲しいと思います。

私の展開する転職術やノウハウ・経験がそのチャレンジのお役に立てれば幸いです。

これからもよろしくお願いします。

[✔2021.3.17追記]
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