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1on1でメンバーの自己肯定感を高める方法

上司になり部下を抱えると、1on1ミーティング(以後、1on1)をすることも出てくるでしょう。


私が初めてメンバーを抱えたときはもう2年以上前ですが、そのときは1on1の必要性をあまり感じていませんでした。

上司は誰もやってくれないし、前職でも1on1をやったことはなく、なにそれ状態でした。


その後、ひょんなことから1on1をスタートし、1兆ドルコーチのビル・キャンベルは必ず毎週1on1をしているというのを読み、それ以降は毎週必ず1on1をするようにしてきました。


そして今では、1on1を通してメンバーの自己肯定感を高めたり、やりたいことや目標を教えてもらったり、こちらからの期待値を伝えたり、愚痴を聞いたり、部下との関係を築き部下を成長させるために、チームの成果をより高めるためにとても大切な1on1になっていると思っています。


そこで今回は、1on1を通して自己肯定感高めてもらえるフレームワークをご紹介します。

前回のnoteで自己肯定感は仕事をする上で最も重要であると書きましたが、この自己肯定感を部下に持ってもらえるための1on1のフレームワークです。

自己肯定感の低い人かどうかを把握する

まず、自己肯定感を高めるべき人かどうかを上司として判断する必要があります。

自己肯定感の高い人に対して自己肯定感を高める1on1をしたとしても、1on1の効果が薄いですからね。


まずやらないといけないことは、メンバーの行動や言動をしっかりと見ることです。

その中で、この人は自分を卑下している、何事にも自信がなさそうだ、ということが見えてきます。


そして見えてきた自己肯定感の低い人に対しては上司は、自己肯定感を高めて上げる必要があるでしょう。

自己肯定感を高める1on1フレームワーク

ここからは、1on1の実践的なことのご紹介です。

まず、1on1の基本はメンバーからいろいろ話してもらう、メンバーが主体であるべきという考え方が前提にあります。

そのため、ここでご紹介する方法も、上司としてメンバーから話してもらえるような誘導をしてあげることが基本となります。


①仕事やプライベートでも困っていることなどがないか確認する

これはアイスブレイクのようなものですが、時間も限られていますので困っていることがあれば先に聞いておきたい、相談したいことがあれば先に聞いておきたいといった目的もあります。

もし「特にありません」という場合は、「週末に何して過ごしたのか」や「最近の業務でどういったことを任されているか」などを聞いたりして、メンバーがより多く話すように促すことで、話しやすい場を作ります。


②最近うまくいったことを確認する

ここからが本題です。

人間、失敗したことはよく覚えているのですが、うまくいったことは記憶に残っていないものです。

そのため、上司の方からうまくいったことを確認することで、その人自身でうまくいったこと考えたもらい、教えてもらえるように促します。

そして、なぜうまく行ったのか、どういった取り組みがうまくいったきっかけだったのか、と言ったことをヒアリングをしていき探っていきます。

それにより、メンバーは自分の行動が良かったこと、自分が成長していること、できることが増えていること、必要とされていることなどを再確認する場となります。

その結果、自己肯定感が徐々に高まっていくと考えています。

このような1on1を毎週実施することで、1週間ごとに成長を感じてもらえる場を作るのです。

そして、徐々にメンバー自身で自身の成長を実感するようになっていき、自己肯定感を自分自身でも持てるようになっていくと信じています。


③最近うまくいかなかったことを確認する

うまくいったことを褒めちぎるだけでは、成長しないでしょう。なぜなら、次何をしたらよいかがわからないからです。

そのため、うまくいかなかったことを話したもらい、なぜうまくいかなかったのかをヒアリングして掘り下げていきます。

そうすることで、うまくいかなかったであろう原因を、メンバー自身で考えることができます。

そしてあとは、そのうまくいかなかった原因に対して対策を講じることで、うまくいく可能性が出てきます。

どうしたらうまくと思うかといった対策もメンバー自身で考えてもらい、自分でうまくいかなかったことに対する改善サイクルを回せるように促していきます。


あとは、それに対して次の1週間で取り組んでもらい、改善したかどうかを翌週確認を行うことで、うまくいかなかったことが少しずつ解決できているという小さな成功体験を経験してもらうことで、自身に繋がっていくと考えています。



以上3点が、自己肯定感の低いメンバーに対して、自己肯定感を高めていくための1on1フレームワークです。

最後に

自己肯定感が低いメンバーは何かと扱いにくく、その人の成長にも良い影響はありませんし、チームの成長にも良い影響はありません。

メンバーには自己肯定感を持って仕事をしてもらうことで、チームとしての成果はより高まるでしょう。

そのために必要なことが、自己肯定感の低いメンバーに対し、自己肯定感を高めてもらうことです。


自己肯定感を高めるための方法は、 "自己肯定感を高める1on1フレームワーク"です。

①仕事やプライベートでも困っていることなどがないか確認する
②最近うまくいったことを確認する
③最近うまくいかなかったことを確認する

ぜひ、次回の1on1で使っていただけたらと思います。



以上
読んでいただきありがとうございました

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