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2021/9/7

※少し手術についての生々しい表現があるので注意してください。

昨日と一昨日は日記をお休みした。
何かに縛られて生きるのは嫌だから、毎日書かなきゃというプレッシャーは捨てようと思う。

しかし、昔どこかで「アフィリエイトでは継続することこそが何よりも大切だ」と学んだのと同じように、このnoteも続けているとだんだん読んでくれる人の数が増えてきている。
やはり自分の書いた文章を誰かに読んでもらえるのは嬉しいことだから、これからもできる範囲で書いていこうと思う。

昨日は検査やら診察やら輸血やら何かと忙しかったが、今日は何もやることがない。母も仕事だし面白そうなテレビもないしTwitterのタイムラインも見尽くしたから、これから先の事を考えていた。

骨髄移植、どんなものなんだろう。ネットでたくさん情報は集めたもののなかなかイメージがわかない。
まだまだ僕にとって移植は未知の領域なのだ。

死ぬことも珍しくない治療なんだから考えれば考えるほど怖くなるのは当然である。
致死量の放射線、超大量の抗がん剤、感染症のリスク、GVHD、移植後再発… 
不安はあげたらキリがない。

でも考えてみたら、今までもたくさんの事を乗り越えてきた。
去年の10月1日に急に癌を宣告され、翌日に手術した。生検手術ではあったが、腫瘍が気道を圧迫していて全身麻酔を使えず、局所麻酔で座った姿勢で胸を開けられた。
それまで入院すらしたことのなかった僕にとって、起きている中自分の胸にメスが入る恐怖は凄まじかった。切る音もはっきり聞こえた。迷走神経反射で少しの間心停止もした。今でも思い出すだけで辛い。
その後の治療も決して楽なものではなかった。数え切れないほど吐いたし、何度も吐血したし、敗血症になったり、解熱剤使っても2週間以上熱が39度以下に下がらなかったこともあった。

病気になる前まで、僕はそんなに強い人間ではなかった。でもこれらは乗り越えられないものではなかった。
一年前よりも僕は強くなっているはずだ。
体は弱っているかもしれないが、気力は相当強くなった。
もっと自信を持とう。
きっと乗り越えられないものはないはず…

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