yama

18歳で白血病を発症。旅が好き。 感じたことを書きます。

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18歳で白血病を発症。旅が好き。 感じたことを書きます。

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僕のnote

こんにちは。yamaと申します。 2002年6月生まれ、これを書いている時点では19歳の男です。 誰も興味ないと思いますが、一応自己紹介。 ・北海道生まれの東京都育ち ・今は母と母方の祖父母との4人暮らし ・小中高は公立 ・2020年9月に急性リンパ性白血病を発症し、翌年7月に再発。現在も治療中 ・旅行が好きで、特に関西には行きまくってる 国内は大体わかる ・今は無職(病気のせい) ・将来の夢は、血液内科医(?)←まだ迷いあり ・好きな食べ物は、寿司と焼肉とラーメン ・物心

    • 僕の将来について

      今日で臍帯血移植から2週間。 まだ体調は悪く38℃前後の熱が続いているが、ここまで心身共に割と順調に進んでこれたと思う。 移植の事はもう少し落ち着いたらまとめるとして、今日は僕の将来について、目標が定まったので書いてみたいと思う。 こんなことを書いたところで誰の得にもならないかもしれないが、病気でも、こんな状況でも将来に希望を持つ姿がもし誰かの勇気になったりしたらとても嬉しい。 僕が病気になる前に描いていた夢は、第一志望、または第二志望の大学に入って在学中に公認会計士の資

      • 移植前最後のnote

        前回noteを書いたのは前の病院にいた時だったな、なんて思いつつ、あっという間だったけどいろんなことがあったこの3週間を思い出しながら移植前最後のnoteを書いてみることにした。 今いる病院に転院してきたのは9月13日のこと。朝8:30に前の病院を退院して、10:00に到着するように直行してきた。 とはいえ、どうしてもマックが食べたかったのでドライブスルーでソーセージマフィンのセットを食べた。とてもおいしかった。 正直、転院は不安だらけだった。前の病院には一年近くお世話に

        • 希望 2021/9/10

          おそらく月曜日に転院するということが決まった。 ここにいれるのはあと3日間。幸い、信頼している緩和ケアの看護師さんは月曜日に見送りに来てくれるようで、今日お別れにはならなかった。 そして転院先までの移動手段、タクシーを覚悟していたが、いつもお世話になっている母の友達が車で送ってくれるらしい。本当にありがたい… 今日は栄養士さんが来てくれた。最近は2日に1回くらい来てくれて、僕が病院食を食べやすいように出来ることをやってくれる。僕の好みを全て把握してくれているのだ。入院中

        • 固定された記事

        僕のnote

          絶望 2021/9/9

          退院がなくなった。 昨日CTを撮ったら肺炎が見つかり、転院先と相談した結果そのまま帰らずに転院して治療をすることがベストだということになったらしい。 正直この退院はずっと楽しみにしていた。 いきなりの再発、緊急入院。 死の淵に立たされた僕は、どうにかして精神を持ち直して前を向くことができた。 ただ実際、僕が受けるのは死ぬ人がそこそこいる治療であり、それを受けた誰もが壮絶な苦しみを味わうことには変わりない。いくらポジティブにいようとしても不安が残らないと言えば嘘になる。

          絶望 2021/9/9

          2021/9/7

          ※少し手術についての生々しい表現があるので注意してください。 昨日と一昨日は日記をお休みした。 何かに縛られて生きるのは嫌だから、毎日書かなきゃというプレッシャーは捨てようと思う。 しかし、昔どこかで「アフィリエイトでは継続することこそが何よりも大切だ」と学んだのと同じように、このnoteも続けているとだんだん読んでくれる人の数が増えてきている。 やはり自分の書いた文章を誰かに読んでもらえるのは嬉しいことだから、これからもできる範囲で書いていこうと思う。 昨日は検査やら

          2021/9/7

          匿名という難しさ 2021/9/4

          今日は失言をしてしまった。 僕の本心はそこじゃないと弁明したい気持ちは山ほどあるが、一番伝えるべき相手とはもう話がついたし、今思えば僕の表現が明らかに誤解を招くものだったので完全に自分が悪い。 誤解を招くとは政治家がよく使う醜い言葉なのであまり使いたくはないが、それ以外に言葉が見つからない。 人間生きていれば言わなきゃ良かったことなんて数え切れないほどあるが、今回はいつもと違った感じがする。 本来人と人とのコミュニケーションの中でそういったエラーが発生した時、基本的に言

          匿名という難しさ 2021/9/4

          2021/9/3

          昨日は転院のことから始まりいろいろ不安で何度も泣いた。 でも夜に、「あまり長いスパンで物事を見つめるから不安になるわけで、今日、明日をどう生きるかを考えよう」と思考を切り替えたところ、元のポジティブな自分が戻ってきた。 主治医の回診。いつもなら外部音取り込みのイヤホンを片耳につけたまま対応しているが、もう数えるほどしかない大好きな先生の回診、残りは1回も無駄にできんとイヤホンを外し目を見て会話した。 転院の時期が決まってから、みんなが気にかけてくれる。 昨日も来てくれた栄

          2021/9/3

          2021/9/2

          昨日急に転院日を告げられて、一晩寝てもその早さに動揺がおさまらない。 どうやら、13日の9時から外来の予約が入ったようだ。そして翌日あたりに入院らしい。 家からは数十キロの距離。電車で行くとなると、ちょうどラッシュの時間。かといってタクシーを使っても渋滞で時間が読めないから、前泊する事を考えている。 久しぶりにホテルを検索することになった。もともと旅行が好きで、ホテルの手配なんかは慣れている。今まで家族の分も含めて100泊分くらいは取ってきたから、いつものように探すだけだ

          2021/9/2

          2021/9/1

          今日は久しぶりに体調がいい。万全とは言えないが、入院してさえいなければいろんなことができそうな気がしてくる。(好中球0だから大変なことになるが) 昨日、将来について色々と考えていた。 再発して社会のレールを外れ、新卒での就職はほぼ不可能となった僕は、好きなように生きようと思った。 そこで出来た目標は、血液内科医になることだった。一度死と隣り合わせになり、そこから骨髄移植で復活できたら、患者にとって心強い医師になれるのではないかと思った。 しかし、昨日の僕は立ち止まった。僕

          2021/9/1

          2021/8/31

          できれば毎日日記をその日のうちにつけたいと思っていたが、4日目にして途切れてしまった。 翌日の朝に思い出して書いている。 昨日は日記を書く余裕がなかった。忙しかった。こんな事を言ったら本当に忙しい生活を送っている人に怒られるかもしれないが、最近の僕はちょっと忙しい。 入院生活は基本暇なのだが、何もやらない生活に比べたら暇はない。朝6時に起こされ採血、検温、血圧測定、体重測定、、そんな事をしているとすぐに朝食が来て、大量の内服薬、看護師交代、カウンセラーと会話… 午前中はあっ

          2021/8/31

          2021/8/30

          キロサイドのせいか、朝目覚めたら何もかもが眩しい。眩しいというより目がジーンとする感じと言えばいいのだろうか。でも、布団に潜り暗い中目を開けていれば大丈夫なのだから、眩しいというのが正解だろう。 昨日は指名手配犯として逃げ回る悪夢を見たのだが、今日は割といい夢だった。母と駅ビルの上でパスタを食べる夢。 僕が通っていた自習室がちょうど駅ビルの上にあったから、毎日使っていたエスカレーター。 目覚めた時に、再発からの1ヶ月半が滝のように降りかかってくる。 タイムスリップしていたよ

          2021/8/30

          2021/8/29

          今日は29日、「肉の日」である。この日は、スーパーで肉の安売りが行われたり焼肉屋でキャンペーンがあったりと、我々肉好きにとっては月に一度の楽しみなのだ。 しかも今日は日曜日だし、8月29日ということもあり「焼き肉の日」なんて呼んだりするものだから、きっとスーパーにはいい肉が並ぶに違いない。 しかし、僕は今病院の中だ。大の肉好きである僕にとって、できることは過去に撮った肉の写真を見ることくらい。まあいいや。一時退院へ向けてモチベーションを上げるために画像フォルダを漁ろう。そう

          2021/8/29

          2021/8/28

          昨日の夕方から熱が出て、少しはよくなったものの倦怠感やら筋肉痛やら、体は普通な状態ではない。 どうやらこの前入ったシタラビンという薬の副作用「シタラビン症候群」が起こってるのかもしれない。まあ、コロナじゃなければ別に構わないんだが… 今日は甲子園の準決勝。智弁和歌山と智弁学園の勝利。数日前からもしかしてと思っていたら本当に決勝での智弁対決が決まってしまった。どちらの智弁もピッチャーの安定感抜群。観ていて気持ちがいい。 病室のテレビにイヤホンを挿し、甲子園のウグイス嬢の声

          2021/8/28

          幸せとは?

          「生まれてきたからには、幸せになろう。」 これは、筆者の高校時代のある先生がよく言っていた言葉だ。 筆者は、この言葉が大好きである。 決して、〝成功者〟になろうというものではない。〝幸せ〟になるのだ。 では、幸せとはなんなのだろう。 それは、物質的なものではない。人間の脳で感じることでしかない。 筆者はここ3年間、幸せとは何かをずっと考えてきた。 幸せな人生と聞いて、まず最初に思い浮かべることはなんだろう。多くの人の場合、お金、権力、恋愛、結婚、いい家庭…そんなことが浮か

          幸せとは?

          がん患者の気の持ち方とは?

          自分ががんと診断された時、人はどんなことを思うのだろうか。それは、十人十色だろう。 その事実を受け入れられない人、まだやりたいことがあるから死にたくないと思う人もいるだろうし、いよいよこの時が来たかと死を受け入れる人、治療を拒否して残りの人生を楽しめればいいと思う人、様々いると思う。 どう考えようが自由。これといった正解はないのだ。ただ、筆者は不正解の考え方があると思っている。 それは、死に怯え不安を抱え込むことだ。 たまに、「がんと言われてガーン」なんて言った人の方が長

          がん患者の気の持ち方とは?