10/08 zoom開催 第3回非正規労働者問題を語る会(前篇)

第3回非正規労働者問題を語る会、今回8名での開催になりました。
今回もまた違った切り口で、有意義な会になりました。

結論が纏まったりしたわけではありませんが、議事録的なものを書いてみたので、公開します。
これによって、非正規労働問題が少しでも良くなることを期待したいです。
また第4回を開催をしたいと思っています。

参加者
katsuraさん twitter:@katsura_403
うさぎの登り坂さん twitter:@Rabbit_Uphill
みんみんさん twitter:@kokuminminzemi
おかしなまちおかさん twitter:@okmachioka
Sami-さん twitter:@Sami13003868
無題さん(途中前※前篇まで)  twitter:@shibarakuhonne

聞き専
kaiさん twitter:@kai_wkwk

文字起こしの協力をしてくれたうさぎの登り坂さんのチャンネルも登録よろしく!
https://www.youtube.com/channel/UCxQ1vvDTvlW8Ul-vt7LbfgQ


やま、
皆様、本日「第3回 非正規問題を語る会」にご参加いただきありがとうございます。
今回主催させていただく「やま、」と申します。本日はよろしくお願いします。
こういうの不慣れですので、会社とかではZoomとかの会議等々もやったことあるんですけども。
皆さんネットっていう環境もありながらですね。ご迷惑おかけすることがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
またですね。回線落ちとか、そういう部分でもですね。 ご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、お許しください
今回はですね。語る会も3回目となります。
第1回は秋葉原、第2回は神戸、という風に現場で行ってきました。
ただどうしてもですね、参加してくれた皆様がそうだと思うんですけども、どうしても距離の壁・場所の壁とかもあります。
また、私がなかなか行けない地域は、私も無尽蔵にお金があるわけじゃありませんので聞くことができないっていうものもありました。
そういうこともあって、今回SHIROCKさんのご協力もいただいて。文明の利器であるネットを使って、いろんな方のご意見を伺おうと思って、今回ZOOMで開催させていただきました。
さて、私としては語りたいことのほとんどは正直、秋葉原と神戸で語ってしまいました。
第1回では玉木代表にご挨拶いただいたんですけども、それを機に非正規労働者について玉木さんも触れてくれるようになりました。
また、先日の舟山さんの国会質疑でも触れていただきました。
しかしですね。私としてはまだ不足しているなと思ってます。
これはですね。国民民主党の他の議員への広がりがまだまだ足りないと思ってます。
玉木代表以外だと、非正規労働者の経験もある鈴木あつし議員ぐらいですかね。
それ以外の議員さんに広がってないというのが、今の私の正直な印象です。
非正規労働者に寄り添った言葉を言ってるのは、国民民主党ぐらいだと思ってるんですけど、国民民主党ですらそういう状況です。
悲しいですけどこれは、世間も同じようなもんでして。現場現場ではですね。同情していろいろ動いてくれる方・正社員の方。私も前回のnoteとか皆さんを見ていただいていると思うんですけども、現場にはいます。でもそれ以上は正直ありません。
さらに言うと、まあ正社員が普通であった世代で、現場を見ていない人たちの中には、非正規労働者になったのは自己責任だろう。みたいな考えをする人もいます。
この表面上きれいな日本社会おいて、そこを支える一翼を担わせているのが、非正規労働者の人たちで。
そういう人たちが本来負うべきでは無い、負う必要も無い責任とか義務を背負って正社員並みに働いて日本社会を支えている。それが今の現状です。
特に正社員並みに働く非正規労働者の人。これなかなか見えません。
なぜなら、顔に非正規労働者とか書いているわけでもないですから、名刺とか見せない限り非正規っていうことは正直わかりません。
私も非正規で、製造現場で生産技術とか生産管理で働いていた時、派遣期間が終わる時に、社内の人とか、社外の人とか、いろんな関わった人に「あぁ、もう僕期限が来て終わるんですよ」って挨拶しに行ったりするんですよね。
そうしたら「えっ!やま、さん派遣社員だったの?」みたいな驚いてくれるような方もいます。
これが私固有だけの現象じゃなくて、非正規労働者の人たちからしたら、そういうことはもう普通にあって。
繰り返しになりますけど、やっている業務も正社員と変わらないので。
わざわざ言う人はいないんですけど、自己紹介で「自分が派遣です」とかいう風なことを言わない限り正直わかりません。
だからこそ、多くの人はこの問題は知らないし、問題だと思えてないのではないかと、今私は思っております。
しかし、それはもう理不尽ですよね。正規と非正規で待遇が差があるのに、同じことをやってきて、周りにも気づかれない。
だからこそ、僕はそこは改善していく必要があるのではないかという風に思っております。
国会が始まってですね。子育て世代の方々が訴えてきた「所得制限撤廃法案」が国民民主党から出されてます。
国民民主党が聞く耳を持った政党であるっていう、これが一つの表れだと思います。他党はそういうの出さないんで。
ぜひともですね。非正規労働者問題を改善する法案が出来るようなことになればと思ってます。
まあ、それは一長一短で出来るようなものだとは全く思ってなくてですね。時間がかかることだと思うし、「非正規労働者に寄り添ってね」とか言ってぎゃあぎゃあ騒ぐつもりも僕は正直ありません。
これはもう回数を重ねていったりとか、この会も続けていったりとか、そういうことの中で少しずつ声を形にしていく、声を大きくしていく。そういう風な地道な積み重ねではないかなと思います。
今回の会も、そういう風な改善につながるようなことを期待して皆様のお話を伺いたいと思います。
それでは本日はよろしくお願いします。

Katuraさん
katuraと申します。今日はよろしくお願いします。
非正規労働っていう中でも、私は派遣社員ではなくパートさんの話をしたいと思って今回参加させていただきました。
私は社員食堂の会社に新卒で入って現在6年目になります。
今は中堅として社員食堂の責任者をしていて、事業所のマネジメント業務、ヒトモノカネのマネジメントをしています。
今日はそのうちの事業所のパートさん。ちょっとコロナ禍でいろいろあったので、その話ができたらなと思ってます。
あまり知られてないんですけど、社員食堂部門ってコロナ禍で特に打撃を受けた業種の一つなんですね。
みんなリモートワークになって、まず出勤すらしなくなったから社員食堂に来るお客さんからもういないんですよ。当たり前ですけど。
もうお客さん自体がいなくて、存在すらしてないんですよ。
売り上げは大体10分の1くらいになりました。
しかも社員食堂って昼間の商売なので、お酒を出すわけじゃないから補助金もなくて。もう本当にずっと真っ赤っ赤です。
今も下手するとすぐ赤字になってしまいます。
私が今の事業所にコロナ禍で配属されたんですけど、まずパートさんの首切りから始めました。
当たり前ですけど、もちろんしたくなかったんですけど、数字を見てもう無理だと。もう良くなる未来も見えないし、もうこのままずっと、ってなると2,000万の赤字を毎月毎月積み重ねていくっていうのは、会社としても組織としても許されないので、もう人を切るようにって言われて、まず首切り・ジョブの組み替えから始めました。
退職していただいた方は、うちの事業所で最終的に8割に上ります。後は残りの2割でうちは今回している状況です。
もちろん退職していただく優先順位ってあると思うんですけど、やっぱり高齢の人から、うちは切っていきました。
うちの事業所ってめちゃくちゃ歴史があって、30年を超えてます。それでオープンからいる人がもうすごいたくさんいたんですよ。20代30代で入って、うちで30年以上働いてくれて、60代とか70の方とかがもうゴロゴロいるような歴史のある事業所でした。もちろん若い方もいっぱいいるんですけど。
ずっと頑張ってきた人達を申しわけないけど、今回大量に切らせていただいたっていうことがあります。
で、高齢だとは言っても年は取ってるんですけど、体はもう全然元気なんですよね。口も元気なんですけど笑
でもコロナがなかったら、もう一線で働いてただろうなみたいな。延長余裕でできたような方々がいて。
そういった方が、もうずっとやってた仕事を辞めちゃうと、どうなるかっていうと、一気に老いてしまうんですよね。
で、もう動かないと、どんどん筋肉が落ちて、どんどん動けなくなって、それで怪我しちゃって。でもう寝たきりになってみたいな。
寝たきりまでは行ってないですけど、もうずっと家から出なくなってしまうみたいな人。私何人もこの2年間で見てきました。
その中は、もう頭の方がボケ始めてきちゃったって人もいます。
新しい職に就こうにも、もう60後半とか70の人が再就職するって現実問題難しいですよね。
まだまだ元気で働けるのに働けなくて、家でじっとして体を悪くしていって、そのまま家で引きこもって、みたいな。孤独孤立問題にも繋がるとは思うんですけど、もう本当にこれは残念だし、もったいないし、これどうにかできたら良かったなって、もうずっとこの2年間思ってて。切ったのは私なんで、まぁどの口が言ってるんだって話なんですけど。
本当に雇用が守れなかったっていうのは、私自身悔しい気持ちでいっぱいっていうのが、この2年間ずっと思ってたことでした。
本当は、国が保証してくれたら、他の国みたいに飲食だけじゃなくて、酒出すとこだけじゃなくて、コロナ禍で赤字になった企業の粗利保証してくれたら、誰の首も切らなくて済んだんだろうなとか。言うとたくさん愚痴は出てくるので、この辺にしておいて。恨みつらみになっちゃうので終わらせようと思うんですけど、そんな感じです。
今日は皆さんのお話をいろいろ詳しく聞かせていただいて、たくさん持ち帰りたいなと思っているので、今日はよろしくお願いします。以上です。

やま、
ありがとうございます。ちょっと僕的には涙が出る話でしたね。

Katuraさん
いや、本当に涙を流しながら、お互い契約更新して。
ごめんなさいって言って首を切って…っていうのをもう50人繰り返しましたね。私。

やま、
切る側もつらいですよね。機械じゃないんで。

Katuraさん
しかもずっと頑張ってきてくれた人に、恩を仇で返すようなことをせざるを得なかったっていう2年間でしたね。

やま、
しかも割とずっとされてきたってことは仕事が出来るパートさん。
僕もいるんですけど、仕事ができるのにパートさん…という方って結構いるじゃないですか。正社員より仕事できるような。

katuraさん
そうですね。いますよ本当に。
正社員は2・3年で異動するけど、パートさんはずっといるから。生き字引みたいになってました。

やま、
ですよね。
そういう人を切ることを想像すると、なんかぐっとくるものが正直ありました。

Katuraさん
そうなんですよね本当に。もうどうにかならなかったんだろうかっていう。もう斜陽産業だから潰れてしまえって言われちゃうのかな、とか思ったりもしましたし、そうなのかもしれないけど。

Samiさん
私は、もう皆さんと全然年代が違って。要は自己責任で生きてきた三十何年、まぁいろんな部署いきましたけど一つの会社で働いてきた。
なので、今の話もそうですけど、そういうのが分かんない人。
だから知るために1回目から参加させていただいていて。本当に驚きの連続で、本当に自分がいかに恵まれてきたんだなって思っている。なんか言葉もないですね。本当に。うん。

うさぎの登り坂さん
うさぎの登り坂と申します。よろしくお願いします。
僕自身まだ大学生なんですが、休学期間中に非正規雇用を経験しました。1年くらいかな?
よく見るような、時給1500円のデータ入力をやってました。
そこで驚いたのが、結構高齢の方というか、現役世代の方って意外と多いんですよね。意外と。
なんだろ、氷河期世代とか、いわゆる救われなかった世代みたいな方が非正規労働に多いっていうのはデータ上では知っていいたんですけど、いざ目の当たりにすると「これちょっと深刻な問題だよな」っていうのは感じました
ただやっぱりまだ自分自身、非正規労働に関する知識が少ないと思うので、samiさんと同じ「知る」ということを一番の目的にしてます。
またもう一つは、やっぱり党へのアプローチの仕方っていうところ。
最近、玉木代表の演説の方でも非正規労働者のことをメインで取り上げてくれることが増えてるので、党への伝え方っていうところも一緒に考えていけたらなと思っております。よろしくお願いいたします。

まちおかさん
私、1回目と2回目の議事録を読んでまして。
元々あんまり当事者じゃないので、ちょっと何か参加するのもどうかなとかって思ってたんですけど、意外に非当事者の方参加されてるのと、結構話題も幅広いなっていう風に思ってたので、3回目っていうことで参加させていただいてます。
私、生物系の大学院卒で、食品メーカーの技術職ですね。ちょっとやま、さんと似たような仕事もしてるんですけど、生産管理を今やってまして、大体10年間くらい勤めてます。
ちょっと非正規の枠なのか分からないんですけども、自分の身近な非正規問題についてお話しできればいいなと思って参加させていただきました。
生物系の学部学科出たんですけども、そこの友人はやっぱり技術系の職種多いんですけども、最も非正規的な働き方してるっていうのはアカデミアに残った学術研究職の人達になってます。
博士課程卒業すると、一番早くても大体27歳くらいなんですけども、その後は大学とか国立の研究機関で任期付きという3から5年ぐらいの期間限定職みたいなものに就いて、3から5年ごとに職場を転々とするみたいな働き方をしている人が多いです。
給料は年収にすると、そんな少なくない、400万から500万とか、今若者の収入と考えると、そんあ少ないわけではないんですけども、福利厚生が薄いのと、結構引っ越しとか転居とかも多かったり、補助がなかったりっていう風になるので、なかなか厳しい環境に置かれてるなという風に感じてます。
研究費が職場から、大学と研究機関から支給されるっていうのが普通だと思うんですけども、支給されない条件っていうのも、雇用条件なんかもあって、その場合は国の競争的資金っていうのを勝ち取らないと、試薬も買えないっていうような状況に置かれてます。
また、女性研究者、私の友人も何人かそういう働き方してるんですけども、3年しか任期がなかったりするので、その中で例えば育休取得するってのが非常に難しいですね。1年休んでしまうと、その分獲得したポストにおける研究期間、つまり業績に直結なんですけども、そういうのが減ってしまうため、子供を持つのにネガティブになってしまうような人もいます。
で、結構ですね、こういう状況に置かれている中で、なかなかその、民間もサラリーマンとかだともっと待遇が良かったりするわけで、アカデミアに残る意味あんまないよねとか、ちょっと生活のことを考えても残れないよね(聞き取れなかったです)感じてます。
特に、新しいチャレンジングな分野での研究が行われにくくなったっていうのが言われてまして、実際に日本の論文数とか被引用数の世界ランキングって低下傾向にありますし、結構ポストを求めて海外に出てってしまったりとか、頭脳流出とか言われてますけども、そういう状況にあるっていう認識です。
国民民主党はこういったことに対する、科学技術費、教育費の増大みたいなものを訴えてますので、こういった問題を認識してるところかなって思うんですけども、支持者の中からでも、こういうことの問題意識というのを伝えていきたいなっていうことで今日参加させていただきました。

やま、
僕も実は文系で、文系と理系で理系の方が恵まれているなと思ったんですけど、僕も大学院に行かなかったのはそれなんですよ。特に文系は将来ねぇっていうので進めなかったんで、理系でもそれかっていうのが僕的には結構ショックですね。

まちおかさん
そうですね。結構私はそれで修士で出ちゃったっていう感じなんですけど、やっぱり何かしら強い情熱とかがないともう選ばないっていう感じですね。

やま、
そうですよね。ちょっと理系でそれかっていうのが非常にショックでした。

まちおかさん
ちょっと生物系なので、他のところは違うかも

無題さん
無題と申します。今日すいません3時ぐらいまでしか参加できないんですけど、いつもいろいろとやり取りさせていただいありがとうございます。
私もそうですね、2000何年ていう超が付くほど氷河期の時期に社会人になりまして。私も文系の学部だったので、周囲の友達は紹介予定派遣とか、それ本当に紹介されるのかな、どうなったのかなって今でもちょっと思い出しますけど、そういうお仕事に就いた人も結構いたりしたような時代でした。
今は製造業に入りまして、勤続でだいたい20年近く経ったかなというところです。
その中で、組合の役員をさせていただいたこともありましたし、派遣の方と一緒にお仕事をさせていただいたり、その方々が非常にいい方なので、ずっと一緒に働けたらなと思ったのが叶ったり、叶わなかったりという思いもしてきました。
一方で、正社員の方々の、何て言うんですかね、先行きをあまり考えないというか、ちょっと暗い雰囲気みたいなのも感じたこともたくさんありました。
ですので今日は、非常に幅広く、皆さんのお話を伺ってですね。ちょっと自分の考えの中身を深められたらなということで参加させていただきましたので、よろしくお願い致します。

やま、さん
よろしくお願いします。
先日の無題さんとのtwitterでのやり取りの中で、無題さんが言ってた背景が分かって、非常に良かったです。

無題さん
ありがとうございます。

やま、
僕の方が経験短いですけど、立場が違うだけで僕と似た様子を見ておられるんですね。多分。

無題さん
そうですね。
受け入れの時と契約更新の時とやっぱり…ね。
受け入れの時にあれ、正社員が組合にお伺いを立てるんですよね。

やま、
あ!そうなんですか!?

無題さん
そうなんです。派遣の方を受け入れる時って労使協議っていうものがあって、正社員が増えてないかっていうのをまずチェックしなきゃいけないんですよ。
正社員が足りないから派遣の方を入れるんだったら分かるけど、正社員の方が増えてるのに派遣を入れると何事かみたいな。
そういう紙を出さなきゃいけないんですね。

やま、
は~~なるほど~~
僕そんな仕組み知らなかったです。製造業ですね。

無題さん
そうなんです。
で、よその拠点が景気が悪くなって、こっちに人が増えました。じゃとそっちの派遣さんを雇い止めにして、こっちの人たちに仕事をあげなきゃ、みたいなことが本当にあったりするんですね。

やま、
なるほど

無題さん
なんか理不尽だな…っていう。

やま、
何か僕が理不尽な思いをしてきた背景にそれもありそうですね。

無題さん
恐らくそういう力関係があって。
それで片や守られてる正社員の人たちは、なんで俺らがこんな目に合わなきゃいけないんだろうみたいな態度だと、ちょっとイラっとしたことが何回かあるのを非常に思い出します。

やま、
なるほどなるほどなるほど…
国民民主党の党員というか支持者としては非常に厄介なところではありますけど、一つにそういう背景もあるんですね。

無題さん
そうですね。今日そんな話も、3時までですけど、させていただけたらと。

やま、
僕的には何かそういう裏側を知れたんで、ちょっと嬉しいです。

無題
お話しできる限り、お話しできればと思います。

やま、
はい。というわけで皆さんいろいろご紹介等々ありがとうございました。
kaiさんもチャットの方にご挨拶ありがとうございました。
大学生っていうこともあって、多分色々あれですね。社会に出てきた時、何か色々こういうドス黒い、今聞いた話も今からする話も多分、ちょっと社会の隠された部分というか、そこの当事者になるかもしれない。恐れがあると思うんですけど、そういうものを知って知見を広げていただければなと思いますんで、勉強になるか分かりませんけど、お話を聞いていただければ幸いです。35歳のおじさんからの…笑
色々結構暗い話も含めて、僕こういう暗い話好きというか、好きとか嫌いとかいう訳じゃないんですけど、やっぱそういうものを知ってから、知ってないといけないっていう風に僕は思っておりまして。
なので、先程のkaturaさんの首を切らざるを得なかった話とか。
まちおかさんのアカデミアのところでずっと任期が決まって、そこでどんどん成果を上げていかないと話とか。
無題さんの先程の、派遣と正社員でなんで派遣ばかり背負わされているものとか。そういう話を伺ったんですけど、総じて言えるのが正社員はずっと働いてて、派遣とかそれ以外の人は期間を決められて採用されるっていうことが今日本では横行しているし、それで正社員と同じ業務をしているのに切られるというか、守られてないからこそ簡単に切られちゃう。
しかも、その会社が悪くなくて、今回のコロナとか、その前だとリーマンショックとか、あんなの何にも悪くない人たちがそれを背負わされる。弱い立場の非正規雇用の人たちが、そういうことを担わされるっていうのが、日本というか世界的にそうなんですけど、そういうのが横行しているというのが今の正直なところかなと思います。

まちおかさん
みんみんさん、お話されてなくないですか。

やま、
あら、あれごめんなさい振ってなかったですか。

みんみんさん
あ、いやいやとんでもないです。すいませんありがとうございます。みんみんです。お願いします。
私は、地方四国なんですけど、また地方と都心では非正規の問題とかっていうのもちょっと違うのかなっていうのもあって、今回参加させていただきました。
で、私自身は大学で上京してきて、それからしばらく働いてたんですけども、20代の後半で地元に帰ってきたんですが、なかなか地方では、新卒で県外から帰ってくる場合だと公務員とか銀行とかに就職されることが多くて、同級生でも何人か20代後半で帰ってきた人もいるんですけど、みんな最初やっぱり非正規の仕事に就くというパターンが多くて、元々求人自体が少ないのもあるんですけど、地方だと中小企業とかの正社員に就くよりも、下手したら大手非正規の方が待遇とか、条件面が良いっていうところもあって、地方では非正規雇用が結構受け皿になっている状況が多いのかなと思ってます。
で、私自身も元々契約社員でずっと働いてたんですけども、ちょっと知人のツテとかで、今は正社員で事務の仕事をしてるんですけど、今非正規から正社員に変わったっていうのも、友達とかでも多いのがやっぱりコネコネというかと人づての紹介とかで正社員に就ける人はいるんですけど、そういった繋がりがないとそのまま非正規雇用のままで40代とかになってるっていう人も多いので、その辺の地方の問題とか、もう少し取り上げてもらえたらなと思って今日参加しました。よろしくお願いします。

やま、
はいありがとうございます。抜かしてて非常に申し訳ございませんでした。

みんみんさん
いえいえ大丈夫です。

やま、
実は僕も非正規でこないだまで働いてたんですけど。あれなんですよね。
僕多分中小企業の社員さんより多分その時貰ってたと思います。
30ぐらいまではそれもありかなと思ってたんですけど、なんで僕転職したかって言うと、派遣っていう若い方がモテるんですよね。モテるというか、企業からのマッチング率が非常に高いんですよね。
でも年を取るとマッチングしなくなるっていうのを、色々周りとかどんどんチャージ料も上がっていくんで、だんだん人気もなくなってくるんですよね。
てなったとき、なんか今一応生活できるしそこそこ貰っているけど、将来考えると怖いなって思って転職っていう形になったんですけど、転職というか正社員の職をなんとかうまくたまたま見つかったんですけど、それはあると思いますね。
多分、地方の中小企業の人より僕貰ってたと思います。

みんみんさん
ちょっと前に、ツイッターでも「手取り15万」っていうのがトレンドとかに上がってたと思うんですけど、もう私の住んでる地域とか、もう手取り15なんていう求人はホントにザラというか、事務職だと最初で15万もらえば十分じゃない?っていうぐらいの感じなので、その正社員が必ずしも良いっていうものではないっていうのは、地方ではちょっとあるのかなとは思いますね。

やま、
そうですね。多分僕15万以上普通に貰ってたと思うので。15万って結構厳しいですよね?

みんみんさん
そうですね。あと派遣から契約社員とか、契約社員から正社員にっていうこの雇用形態の変更できるところもあるんですけど、実質の手取りが条件が変わって下がってしまうとかっていうのもあったりするので、その雇用形態が変わって仕事でやってること自体は一緒なのに、手取りがなぜか下がるっていうのも、ちょっと問題というか、そういうのもあったりしました。

うさぎの登り坂さん
今ちょっと、非正規の給与の話って出たじゃないですか。
僕も休学中に時給1,500円のデータ入力の非正規労働をやってたんですけど、結構もらえてたんですよね。その時って。フルタイムでしたし。
1ヶ月二十何万で、このぐらいだったらひとり暮らしだったら食いっぱぐれないだろうな、っていうくらい貰ってたんですよ。ぶっちゃけ正規で新卒で入った人よりも正直貰ってたんですね。
で、1つお聞きしたいんですけど、いわゆる非正規の問題、やま、さんも訴えていてさっきも挙げてた、「任期が決まってるからいつ切られるか不安だし、不景気になった時に守られないよね」って挙げられているんですけど、「ボロアパートで悲惨な暮らしをしている」みたいなこと語られることよくありますけど、お金の問題というのは実際のところどうなんですかね?

やま、
僕の場合はそんな状況ではないです。
これ多分、二層化とか三層化している問題があると思ってて、僕の場合は大企業で派遣で働いていたんで、ものすごくチャージが良い派遣先だったんですね。派遣として。
だから、僕に割り当ててもらう給料もお金も非常に良かったと思います。
むちゃくちゃ良いわけでも、社員さんと比べると貰っては無いんですけど、まぁ別に生活していく分には何も問題ない程度には貰えてました。
でもですね。多分恐らく中小企業とか、あと僕の場合技術派遣だったので製造現場系の派遣であるとか、あとサービス業系とか、技術を伴わない体だけで行くようなところだと、もうちょっと待遇が悪いんじゃないかなという風に思っております。
ここら辺は僕が知見が無いもんで、知見がある人にぜひお聞きしたいんですけど、個人的には思っております。
僕の不満ていうのは何かっていうと、いや社員と同じぐらい働いてて結果も残しているやつは正社員にしろよっていうことだけなんですよ。僕は単純に、
貢献もして、そいつは正社員になりたいと思っている。それでちゃんと結果も出して正社員と同じことをしている。正社員と非正規労働者には何の違いがあるんですか。じゃあ正社員として雇えばいいじゃん同じだけの仕事してんだから。当人もなりたいと言ってる。フルで働いてます。うん、社員にすればいいじゃん。
で会社も儲かってます。儲かってないならそこは仕方ない部分はありますよ。でも儲かってます、雇えばいいじゃん。以上終わりなんですよ僕の中ではもう。
そこの悲惨な生活っていうところに関しては。多分恐らく同一労働同一賃金が定着したのと、それ以外のところで何か色々改善、一時期多分グッドウィルとかで問題になってたところで改善されたんじゃないかなと個人的には思ってるんですけど、一時期ものすごく話題になりましたよね。
多分登り坂さんは知らないと思いますけど、僕世代だとグッドウィルでしたっけ確か。派遣でいろいろいろんな理由をつけてお金を取っていたという会社があったんです。

うさぎの登り坂さん
エグぃっすね…

やま、
そういうものは社会問題になったんで、それは改善されたんですけど。
だから、そういうことは減ってきたのかなと思ってます。

無題さん
先ほどやま、さんが仰った「同じ仕事をしているんだったら正社員にしろよ」っていうのがすごく刺さってですね。思わず手を挙げちゃったんですけど。
技術派遣の人は本当にそういうところがあるんですけど、逆にその会社の正社員の中で、そういう「この人ずっと働いて欲しいな」っていう人がいて「何とかなりませんかね」っていうこと上に言うと、言われるのが「今この仕事を派遣でしてもらってるのに、なんで正社員にしなくちゃいけないの?逆に。」みたいな感じがあるんですよ。

やま、
なるほど

無題さん
正社員にするだけの何か理由が要るんですよ。それは何なの?って言われちゃうんですね。
それはずっと働いて欲しいから。その方能力あるし、もう私が経験して、実際見ているのってほとんど事務職の方ですけど、普通の事務の正社員の方と、派遣の方がやっている仕事なんてそんなに変わらないし、っていう風に言うんですけど、ご存知だと思いますけど今3年の年限の問題がすごく大きくて、3年が近くなると必ずこの話になるんですね。「この方もうすぐ抵触ですけど、どうしましょう」っていう話になるんですけど、そうすると「あぁそうなんだ。すごい良い人で一緒に働いて欲しいんだ。だったら無期の派遣にしようか」みたいなそういう風になるんですね。
その背景にあるのが、ツイッターでも書きましたけど、マージンの問題。
ここだから言いますけど、結構まとまった額のお金を派遣会社から請求されるんですね。正社員にしようと思うと。
彼らにとっても派遣社員さんは、言ってみれば商売道具なので、優秀な方ほど引き抜かたら困っちゃうというのもあって。
「直接雇用したいです」って言うと「じゃあ3桁万円ぐらいください」っていう話が来ちゃって。それが会社の予算の中に入ってないので「できません」みたいな話になることがすごく多かったです。
それは本当に理不尽な話で。もう最後の方は「この方を正社員にしませんか?」って言って、もう最後の方はさすが人材不足も極まれりみたいになってたので、そうしていかないと会社は続かないよねっていうので、予算に入れてもらったりとかして、何とか正社員にしたようなこともありましたけど、そういう派遣会社との関係というか仕組みも結構なかなか辛かったなと思います。

やま、
僕も派遣会社の正社員で技術派遣だったので、その話は正直知ってます。確か100万とかを払わないと抜けません。
これ、裏道が実はあるんですよ。そこを1回辞めて、期間工として入って正社員になるっていう裏道が整備されている。

無題さん
一回非正規雇用になるってことですね。

やま、
そうです。で、そういう道があるの僕知ってたんですけど、でもそれって本当にそうなれるか分からないわけですよ。100%の確証が実はなくて、そういうルートもあるよっていう話は実は小耳に挟んだんですけど。でもそれを100%じゃないと。6割7割しかないって言ったら、僕はそこの決断ができなくて。うーん一回期間工として入って、そういう風に正社員になった人もいるし、逆に「あれ!?なれなかった!」という人も両方知っていたので、僕はそこで勇気はなかったですね。実は。
なんかでも、その制度もおかしいですよね。個々人の自由じゃないですか会社を移る移らないって。
何で間に派遣会社がお金を取るのっていうところって。
これ人買いと同じじゃないですか。

無題さん
その通りですね。だから3年というルールもこれ直接雇用してもらうための法律だったはずなのに、逆に手放すためのルールになってて。なんか本当に何とかならないのかなって当時も思ってました。

samiさん
ちょっと今の派遣さんの話を聞いて、あたし知識ないからごめんなさいね。
退職後、何件か派遣会社に登録したんですよ。
そこで、正社員の話があったらお好きにどうぞ、っていうとこばっかだったんだけど、それは何だろう。
年齢を鑑みてそういう風に言われたのかしら。

やま、
samiさんがめちゃめちゃ仕事できるか、人が本当に足りてない場所だったんでしょうね。
僕と多分無題さんは製造業なんで、製造業じゃないところは、もしかしたらそういうのがあるのかもしれない。製造業は僕が派遣として働いてた時、聞いてた話と全く一緒なんで。一般的だと思います。

samiさん
なるほど。

やま、
samiさんのお話ってどこですか?倉庫系ですか?

samiさん
私は商品企画とデザインであれしてたので、要するに着物会社のWEBアップの制作とか、一番最近だったら、ちょっと技術が要るお弁当屋さんの工場。

やま、
Webとか、そういうところはその辺が製造業と違って結構派遣から正社員になる方が多いらしいんですよ。あとデザイナー系統の会社系は、結構派遣から。
しかも派遣の待遇も非常に良かったりということを、僕は聞いてましたね。

samiさん
そうなんですよね。私なんかもう30年毎日すごい仕事したんで、皆さんに申し訳ないけどもう正社員なんて何ともなりたくなくて、全部断って。もう派遣で充分、バイトで十分みたいな感じなんですけど。
ちょっとびっくりして。そんなこと言われるんだって思って。

まちおかさん
3年というのが元々正社員のステップアップのためのルールだったのに、雇い止めのルールになってしまって本末転倒だっていうのは非常に響いたので、私も反射的に手を上げてしまいました。
最近同じような話で、理研の雇い止めの問題っていうのがあって。
研究機関なんですけども、研究職の方では10年ですね、10年以上任期で雇用した時に上げないといけないっていうのがあって。その時に大量に研究者を雇い止めするっていうようなことが最近あってニュースになったんですけど。結構似てるなと。
元々は待遇改善のためのルール。それだけ働いたら組織の一員としてステップアップさせましょう、っていうはずのルールだったのに、何かそういう風に人を切るためのルールになってしまっているっていうところで、すごく普遍的に起こってるな…って。

やま、
そうですよね。いろんなところでやっぱり、正しく本来法律が目指していた趣旨と違うように運用されてしまうっていうことが恐らく起きてるんでしょうね。
それを国会議員が問題だと思ってないところが、僕は非常に、なんだろう、我慢ならないというか、法律を作ったのは国会なんで、議員が、趣旨と違うことを企業や団体がしているなら、改善をしないといけないのに、そういう声は上がってない。
法律作ったら責任取れやって僕は思うんですけど、何かそれが機能してないのが非常に悔しいですね。

うさぎの登り坂さん
今の話を聞いてて、すごい短絡的で申し訳ないですが、非正規の問題って「正社員にした時にマージンがめっちゃ取られる」というのと「◯年ルール」を無くせば、わりとマシになるんじゃないかと思ったんですど、やま、さんはどう思います?

やま、
えーっと。まずマージンに関しては、派遣会社は実はそんなに儲かってないです。膨大なマージンを取ってるっていうわけでは正直ないんですよ。派遣会社にいて、営業とも仲良い良かった人から言うと、派遣会社は派遣会社で実は四苦八苦してるっていうのが現状。
で、これがね、非常にいろんな問題と結び付くんですけど、派遣会社も、特に派遣会社が正社員として雇って、派遣先に正社員を送り込むようなところは、ダメな人も正直雇ってて、全く一緒の話なんですけど首切れないんですよ。一応会社だから。
だから正直僕が見ても、毎回3ヶ月で戻ってくるやつを僕が稼いだ金で養ってたりするんですよね。8割とかは一応給料保証しないといけないんで。
とかいう問題も、実は派遣会社は派遣会社で抱えてて。なんでこれ取ったんだろうみたいな人を抱えているのが実は派遣という会社であったりして。だからこれ結構難しい問題ではある。
そういう人を、果たして正社員だけど簡単に首切っていいのかって話になると、それはそれで僕的にちょっと抵抗感があるし、だから非常に難しいというか辛い部分がありますね。
更にもう一つのお答えで、僕が思っていることで言うと、無期にするってことはずっと派遣として使いつぶせるってことにイコールとしてなっている。
正社員はやっぱだんだん給料が基本的に上がっていくんですね。特に製造業なんか割りと組合が強いんで、チャージで毎回毎回5,000円とか上がるところもあれば3,000円ぐらいのところもあるんですけど、段階的に上がっていく。でも派遣社員ってそんなにドンって上がらないんですよ。同じところで働いてるとね。
派遣にいたからさらに闇を話すと、実は企業を移るとチャージが上がったりするんですよ。例えばあるところは1時間3,000円だったけど、別のところに移る時「この人は3,500円ですよ」って言って僕を売ることができるんですよ。
でも、ずっと3000で雇ったところに、じゃあ来年から3,500円です。って言っても、そこはそうならないんですよ。実はね。
なので、移った方が給料が上がるっていうので割とお仕事ができる人とかは移っていくっていうことがあって。
本当だったら、同じところで勤めていた方が給料は上がる上がるべきなんです。だって、ずっとそこにいたらそこのルールも覚えるし、そこの人脈も使えるし、会社ごとにいろんな細かい事柄とか大枠ですら違うから、本来ずっと居た人が上がるべきなのに、今の派遣のチャージ制度だとそうならないんですよ実は。
なので、そこはそこで僕は改善とというか、もし派遣を残すのであれば何かそういう風なこともルール化するべきだと思いますね。
無期の問題は、ちゃんと給料が正社員並みにチャージで上がっていくようなものもセットにしないと、その非正規の人はずっーと大した給料じゃないまま。しかもずっといることになるから、ものすごく仕事を覚えるのに同じ期間だけいた正社員と、ものすごく給料の差が開くっていうことなると、それはすごく差別的だと思うので、そこはそうなるべきじゃないのかなと僕は思いますね。
もう繰り返しになりますけど、僕は製造業で生産技術をやっていましたけど、正直僕は社員以上に結果を出していた部分があると思うんで、給料の面でも差があったのにはものすごく不公平感を持ってました。
ボーナスの月なんか、僕は1ヶ月分一応貰ってたけど、向こうはでっかい会社だったんで、ボーナスむちゃくちゃ貰ってますしたよ。えぇ!みたいな。
俺がここをむちゃくちゃ改善して、社員さん何の結果出したっけ?っていう人の方が貰ってますからね。同じ業務・同じ生産技術・同じ場所にして。
「え、俺あの子むちゃくちゃ助けたのに、なんであの子の方が貰うの」みたいなことは正直むちゃくちゃ思ってましたよ。言わなかったけど。

うさぎの登り坂さん
なんか、第2回の議事録でもありましたけど、ずっとその会社に残っている人の給料が上がるべきなの、というのもそうですし、何か今の制度だと本当に会社側も損してますよね。誰が助かってんの?その制度で。

やま、
これkaturaさんの話も結びつくんですけど、パートの人とかも一緒なんですよ、
パートの人の方が仕事できるなんかザラですからね普通。各職場にすごいベテランのパートさんがいて。もうその人がいないと回らない仕事とか、その人の方が時給で安かったりするじゃないですか。

Katuraさん
最低賃金ですね。ハッキリ言うと。

やま、
ですよね。それも僕は何か不公平だなっていう風に思い出しましたね。
katuraさんから、最初ちょっと連絡いただいた時にお繰り返したんですけど、そこの部分も本当に気付かされましたね。僕は逆に目線なかったんですけど。確かにあの人仕事できるのに、時給換算で言うとお安く雇われすぎているなっていうのが。

Katuraさん
ちょっと話戻るんですけど、正社員よりパートさんの方が働いてるという話をすると、本当に今回ウチの会社パートさんの首切りまくってて。もちろんうちの事業所だけなく、近隣も全部同じなんですよね。社員食堂なので。補助金についてとか。
正社員はもちろん守られてるんで首切れなくて。って言うと、本当にこいつ仕事サボってんのに、何でもうノウノウとあぐらをかいてんだみたいな人がずっといるんですよ。
なのに片や安い給料でこき使われているの近隣の事業所で見てると、もう怒りしか湧いてこないですよね。
というのと、話がバラバラで申し訳ないんですけど、製造業とは全然違うんで、社員食堂なのでちょっと話が違うんですけど、同じ所にずっといるとで、ちょっと都合が悪くなることもあるんですよね。
何て言うんだろう。みんなクセが強くなる。
そこのやってる仕事が当たり前のものだと思って、変化を受け入れられなくなって、新しいことも発想ができなくなって、もう凝り固まっちゃうんですよね。「もうこれはこういうこと」みたいな。
なので、ウチ正社員はころころころころ異動させて、新しい風を吹かせて、新しいことをクライアントに提案する・新しいやり方を模索していく。
衛生ルールもどんどん変わっていくので、新しいのにアップデートしてってのを求められている正社員は異動していって、もちろんパートさんそのまま。
なので、うちの会社・業界で行くと異動する方がどんどん給料が伸びるってのはその通りだなって思いますね。
なのでちょっと違うかもしれないです。本当にパートさんとかすごい長いこといる方だと30年選手。もちろんよく働くんですよ。働くんですけど、価値観も30年前なんですよ。

やま、
なるほどなるほどなるほど

Katuraさん
もう変えられないんですよ。「30年やっていたのを変えるには30年かけないといけない」って私の上司の言葉ですけど、やっぱまぁ無理ですよね。本当に。

やま、
なるほど。そういう問題もあるんですね。

Katuraさん
すると、長く働いてるからじゃあ正社員、になるわけじゃなくていい。「あ、クセ強いな。全然変化できないな。うちの会社いれられないな。正社員にできないな。みたいな感じになりますね。ウチだったら。

やま、
なるほど。

Katuraさん
もちろん本人が望むか望まないかもありますけど。結構そこで脱落する人が多いかもしれないです。

やま、
なるほど。そういう問題もあるのか。

Katuraさん
なんかあと、パートさんとして入ると、なかなか面談とかを重ねていって正社員になりたい・まず契約になりたいって話もあるんですけど、「分かったじゃあ一緒に頑張っていきましょう。じゃあ新しい仕事をお教えするんで、新しくシフトを書いてみましょうか」って話を例えばするじゃないですか。
なんですけど何でしょう。うーーんパートさんのせいにするわけじゃないですけど、やっぱり受け身体勢からなかなか抜け出せない人が多くて。
パートさんパートさんのマインドのままみたいな。難しいですけど笑。
ちょっと派遣社員の方とはウチはまた違うので、主婦の方も多いし。
なので一概に正社員にさせられるかっていうのとは、うーん、仕事ができる云々じゃなくて意識の差が大きいなって思いますね。

無題さん
あ、すいません、そろそろ退席しなきゃいけなくなっちゃったので、ご挨拶というのと。
登り坂さんが仰った「これって誰が得をしてるんですか?」っていうのが本当その通りだなって、最近思うようになって。
さっきのkatsuraさんの話にもちょっとあった、首を切られない側の人っていうのはあぐらをかいていて、優秀な方が派遣の方にせよ、安い給料でずっと据え置かれていて、っていうのは何を理由にしているかっていうと正社員かそうでないかっていう立場の差に他ならないんじゃないかなって。
逆に言うと、それによって正社員とされてる人の方はあんまり成長しない人もいたり、そこにあぐらをかいてしまう人もいたり。それは企業の生産性にとってもマイナスであったり、片や一生懸命働こうとしている人が報われなかったり、っていう現実を非常に最近目の当たりにしてます。
ですので、ちょっと今日は私時間がなくて、ここまでっていうことになるんですけど、またやま、さん初め皆さんといろんなお話をさせていただけたらな、という風に思いましたので、また今後ともよろしくお願いします。

やま、
おねがいします。貴重な話ありがとうございました。


後編へ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?